動画編集を始めてから「もっと早く知りたかった」と思う情報はありませんか?
今回の記事は動画編集スクールを運営する私たちが、初心者の頃に知りたかった「やりがちなミス5つ」を解説します。
この記事でわかること
- 動画編集初心者のやりがちなミス
- 視聴者を飽きさせないカット割りのバリエーション
- 表現したい映像が撮れるカメラの位置
最後まで読むと動画編集のスキルが上達するだけでなく、観ている人を楽しませることができる撮影方法が学べます。
せっかく動画編集を始めても遠回りしてしまっては時間がもったいないため。ぜひ参考にしてみてください。
初心者が動画編集・映像編集でやりがちなミス
動画編集を始めたばかりの初心者の方は、あるやりがちなミスを犯してしまっています。そのミスとは大きく分け以下の5つです。
- 手ぶれがひどい
- カットのバリエーションが少ない
- カメラの設定
- フォントや色の使い方
- 音楽・音声の調節
それぞれ具体的にみていきましょう。
手ぶれがひどい
kazuさんというYouTuberのプロが手ブレの映像について説明してくださっていますが、初心者の方が撮影した映像はまさにこのような状態です。
手ぶれのある映像をそのまま編集してアップロードするのは絶対にNG!
視聴者にストレスを与えるだけでなく、ホームビデオのようなチープな印象を与えてしまいます。
歩いて撮影をする場合のポイントとして
- ジンバル、スタビライザーという手ブレを防ぐ道具を使う
- ゆっくり歩きながら撮影する
上記の2つを意識するだけで手ぶれを防ぐことができます。また、フレームレートを変えて映像をスローモーションにする方法もおすすめです。
フレームレートとは、1秒間の動画が構成している画像の単位のこと。
60fpsや120fpsで映像を撮影して、20〜40%のスローモーションにすると細かい手ぶれが気にならなくなる映像が完成します。
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スローモーションを活用するとシネマティックな映像が作れるので、演出の一つに組み込んでみてください!
カットのバリエーションが少ない
カットとは、撮影した映像の素材のことです。映像素材を切ったりつなげたりすることで動画は作られていきます。
初心者の方は自撮りしている動画が続いたり、風景の映像をずっと同じ目線の高さで撮影したりしてしまいます。
あなたの好きな映画やドラマを思い出してみると、さまざまなカット割りで視聴者を取り込んでいませんか?
カットのバリエーションを増やすことで、魅力的な映像作品が作れるのです。
カメラの設定
YouTubeやVlogを始めたけどカメラやGoProの設定をオートのままで使っている人がいます。しかし、オートのままで使用するのは非常にもったいないです。
憧れのYouTuberと同じ機材を使っているのに、品質の差を感じたことはありませんか?
憧れのYouTuberさんと同じカメラをを持っているのに、品質に差が出る多くの原因はカメラの設定にあります。
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良いカメラであっても設定次第では品質が落ちることもあるので注意!
たとえば、カメラの設定がオートだとios感度が自動で設定されます。ios感度とは入ってきた光をカメラ内でどのくらい増幅させるかを示す値です。
暗い場所で撮影をしていると、ios感度が自動で上がってしまい画質が悪くなることがあります。
機械に強くない人は初めは大変だと思いますが、持っているカメラの機能を知っていると、あなたが思い描いているような作品を自由自在に作れます。
フォントや色の使い方
フォントや色の使い方も動画においてはとても重要な要素の1つです。1つの動画で全体のトーンが合っていないことが多いのも、初心者の方がやりがちなミスの一つ。
動画編集に興味を持って撮影したものの、色彩補正ができていないと映像が色あせて見えてしまいます。
動画全体のトーンを合わせる作業に力を入れてみると、周りとは一味違う作品になるでしょう。
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動画編集の初心者は最初はシンプルに色々なバリエーションに手を出しすぎないことが大切
音楽・音声の調整
BGMが雰囲気と異なったり、声量と音楽のボリューム感が合っていないこともあります。
たとえば旅行動画なのに音楽がEDMだったり、落ち着いた雰囲気のカフェで過ごしている映像なのにアップテンポの曲であったり…。
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少しレベルを上げたいなら、「Vlogや料理動画の場合はスローテンポの曲を使う」のようにテーマや雰囲気に合った音楽を流してみましょう。
動画の世界観にマッチした音楽が加わると、魅力的な動画ができます。
アイフォンやカメラで撮影する時に気を付けるポイント
ここでは、撮影する前に学んでおきたい気を付けるポイントをお話します。
- 画角を調整する(カット割りのバリエーション)
- 画質設定を調整する
観る人を飽きさせないためや、創作の幅が広がると動画編集をするために、参考にしてみてください。
画角スペースを調整する(カット割りのバリエーション)
バリエーションは3つです。
- ロングショット
- ミディアムショット
- クローズアップショット
それぞれ具体的にみていきましょう。
ロングショット
ロングショットとは、全体像を把握するときに使うカットです。
被写体や場所の情景を広く遠くから撮影できます。
- 風景
- 情景
スケールの大きい映像が撮りたいときに効果的です。
複数の人物が集まっていて、状況を説明したいときにも使える手法です。
ミディアムショット
ミディアムショットとは、被写体の状況説明やディティールを伝える役割があります。
人物で例えると、膝上から胸くらいの高さで収まる距離の撮影に適しています。
- 人物の身振りや動きを強調したいとき
- 会話のシーン
などに有効な撮影方法です。
クローズアップショット
クローズアップショットは、いわゆる「ドアップ」で撮る撮影方法です。
- 顔面や手元の寄りを映す
- リアルな表情や感情を伝えたいとき
などにおすすめです。
クローズアップショットの中には胴から上を撮る撮影方法もあります。
画質設定を調整する
iPhoneの画質設定はカメラ機能から調節します。
美しい映像を取る場面では高画質に設定しましょう。
デフォルト設定は1080p HD/30fps!
よりスムーズな映像がとりたいときは60fpsを選びましょう!
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YouTubeなどにアップロードする場合には低画質の設定でも問題ありません。
撮影する前に意識しておきたいカメラの位置
動画編集初心者の方が撮影する前に意識しておくといいのがカメラの位置です。
カメラの位置は3つあります。
- 目線より上
- 目線と同じ
- 目線より下
先ほど解説した3つの撮影距離と、3つのカメラ位置を使えば9通りの撮影方法を手に入れられます。
今よりもレベルアップした動画を撮りたいと考えている方は、参考にしてみてください。
目線より上の高さに設定する
目線より上の高さに位置して撮ることを「ハイポジション」と言います。
- 奥行きや空間を強調
- 景色全体を映す撮影に適している
ハイポジションは上から見渡したような映像が取れます。
目線と同じ高さにする
目線と同じ高さの位置は「アイレベル」といわれています。
- 友人やカップルとの映像
- Vlogのような日常の撮影
アイレベルで撮った映像は私たちが普段から見慣れている風景になるので、親近感や安定感を伝えられます。
目線より下の高さに設定する
目線より下の高さに設定して撮ることは「ローポジション」いいます。
- 子どもの目線になる
- 動物などの小さい生き物の主観となる
ローポジションは普段大人が見ていないような世界を撮るときに最適です。
動画編集を仕事にする営業でのミスもある!?
「動画編集のスキルを身に付けたのに…仕事が増えない…」という初心者さんにありがちなミスも発生します。
知識が十分にあってもなぜ仕事が増えないのでしょうか?
具体的な失敗例をみていきましょう。
仕事の取り方が分からない
動画編集を身に付けても「営業スキル」が伴わないと仕事はもらえません。
「営業ってどうやるの?」と疑問を抱くことでしょう。
- 求人サイトやクラウドソーシングを通して営業する
- 企業に対して直線営業する
などがありますが、具体的な営業先やアピール方法も習得する必要があります。
動画編集スクールであれば、営業スキル向上のサポートもあるため、自身がない方は相談してみるのも良いでのはないでしょうか。
ポートフォリオがない
動画編集のスキルを身に付ける際には「ポートフォリオ」の準備が必要です。
ポートフォリオは判断基準になるため、新たに学んだ技術があった際には都度更新していきましょう。
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「自分でできるか不安…」という方は、動画編集スクールを受講することでポートフォリオの作成まで丁寧にサポートしてくれますよ!
誤字脱字が多い
動画編集を仕事にするうえで致命的になってしまう「誤字脱字」
営業のやり取りや自己主張文で誤字脱字があると、仕事にも直結して「ミスの多い人なのかも…」と不信感を抱かれてしまいます。
動画編集ではテロップが必須になるため、誤字脱字はあってはいけないものになります。
信頼されてお仕事をいただけるように不注意や確認不足がないように徹底していきましょう。
文章がまとまっていない
ビジネスの上で基本的なことですが、相手に伝わりにくい文章であったり敬語に違和感があるのはマイナスなイメージに繋がってしまいます。
- 実績や経験が分かりやすいような自己紹介文にする
- 基本的な敬語や文章に記載するのはNGな話し言葉を身に付ける
ビジネスにおいてお仕事をいただくためには尊敬の気持ちが必須です。
人となりが仕事にも影響してくるため、意識して気を付けていきましょう。
アイコンがデフォルトのままになっている
営業を行う時にはアイコンの印象も大事になります。
デフォルトのままであると不審に思われてしまうこともあるため、真剣に仕事を探している感が伝わるようなアイコンを用意し、設定しておくことをおすすめします!
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堅苦しい感じはいらないと思いますが、どういう人か伝わるような雰囲気の伝わるものが良いでしょう
未経験者が動画編集を仕事にする場合に挫折してしまう理由
動画編集を仕事にするために学んでいる最中に「もうやめようかな」「自分には無理かも」と自信を無くしてしまうこともあるようです。
なぜ挫折にぶち当たってしまうのか、具体的にお話していきましょう。
動画編集を勉強する時間が長い
動画編集を独学で学ぶ際にかかる勉強時間は、個人差がありますが100~150時間と言われています。
勉強しているうちに目標がブレたり、ゴールが見えてこないことがあると思います。
そんな時のために、目標を見据えて期間を含めたスケジュール管理を設定しておくことをおすすめします。
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着実にゴールに向かっていることを視覚的に実感できることで、時間をかけても前に進もうという糧になることでしょう!
レベルの高い動画編集とクオリティーを比べてしまう
レベルの高い動画が日常生活で手軽に見ることができるため「自分もこんな風に作りたい」と理想を高く持ってしまうことも要因の一つです。
YouTubeなどの動画配信サイトでの編集クオリティーはプロ並みです。
初心者であることを自覚しつつ、比べるのではなく「いずれ到達したい目標」として自分自身は段階を踏んでクオリティーを高めていけるようにアウトプットを重ねていくことが大切になるでしょう。
専門用語が多い
専門用語が多く使われていることで、調べることに時間も労力もかかり「難しい」と挫折する原因になることがあります。
よく使われる専門用語だけでも覚えておくことで、動画編集もスムーズにすることができると思います!
動画編集に予想以上の時間がかかる
慣れない作業な上、まだ練習段階であると1本の動画を編集することに「8時間以上かかってしまう」こともあるでしょう。
細かいところにこだわるとなかなか進まず、達成感も味わう機会が減ってしまいます。
まずは、ある程度の完成度でも「作り上げる」ことを意識することで「次の改良点」を見つけていくやり方がおすすめです!
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挫折しないで続けるためにも「達成感」「次に繋げたいという意欲」を都度感じられるように工夫していきましょう。
動画編集を仕事にするのは未経験者でもできる?
動画編集を副業にしたり、フリーランスとして仕事にすることは未経験者でもできます。
しかし、上記で話したミスに気を付けるためにしっかりと知識を付け、スキルアップすることが大切です。
- 本で知識を学ぶ
- YouTubeの動画編集動画で勉強する
- 動画編集スクールを受講する
- オンライン動画教材を活用する
自分に合った勉強方法を見つけて行動することが一番です!
動画編集を仕事にすることは、未経験者でも自分の努力次第で収入に繋げやすい野になります。
動画編集スキルを学ぶ効率的な学習法とは
上記でお話したように独学で学ぶ方法はいくつかあります。
しかし「近道を知りたい!」という方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのは「動画編集スクール」です。
- 動画の基本的編集スキルを体系的に学べる
- ポートフォリオの作成サポート
- 営業の基本知識、サポート
上記で挙げた以外にも細かなところを丁寧に教えてくれるのです。
本やYouTubeなどので情報収集をして学ぶこともできますが、圧倒的にかかる時間が違います。
有益な情報を厳選して体系的に学べるため、身に付くのも早くなると思います。
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無料体験ができる動画編集スクールもあるため、一度体験受講してみるのもおすすめです!
まとめ
今回解説した撮影方法を活用すれば、あなたが映像を通して伝えたいことや強調したいことを視聴者に届けられます。
最初からできる必要はなく、徐々にマスターしていきましょう。
この記事のまとめ
- ジンバルやスタビライザーを使用して手ぶれがなくす
- 撮影距離を学びカットのバリエーションを増やす
- カメラの設定を理解する
- 少し時間を取り色の加工を追求する
- 好きな音楽ではなくテーマや雰囲気に合わせた音楽を選ぶ
学んだことをアウトプットして修正する繰り返しが大事です。
今回の記事があなたの動画編集スキルの参考になれば幸いです。