今やYouTubeやSNSで大人気のVTuberは、自分だけのキャラクターを使って配信や動画作成ができる、新しい表現の形です。
VTuberになることに興味はあるけれど、プロのような複雑な機材やソフトは使えない…そんな初心者の方でも安心してください。
実はスマホひとつで簡単に始めることができるんです!
ここでは、VTuber活動を始めるのに必要なことや、無料で使えるツール、スマホだけで対応する方法について詳しく解説していきます。
VTuberとは?企業と個人の違い
VTuberは、バーチャルキャラクターで動画を配信する新しい形のコンテンツクリエーターです。
彼らはCGやイラストのアバターを使うことで、匿名で活動することができ、顔出しの必要がありません。
VTuberには企業に所属して活動する人々と、個人で活動する人々がいます。
企業所属のVTuberは、企業のサポートを受けられるのが強みで、スポンサー契約やリソースの提供などのメリットがあります。
一方、個人VTuberは自由度が高く、独自のアイデアでコンテンツを制作できるのが特徴的です。
VTuberの仕事内容
VTuberの主な活動内容として
- ライブ配信
- 動画の制作・投稿
- メンバーシップ運営
- SNS運用
- グッズ販売
などがあります。
これらの活動を通じて、VTuberはファンとの交流を深めたり、自身のキャラクターブランドを築いていきます。
それにより、多岐にわたるファン層にアプローチし、長期的な支持を得ることが求められます。
ライブ配信
ライブ配信は、VTuber活動の中で最も重要な要素の一つです。
リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取ることで、ファンとの距離を縮めることができます。
また、視聴者からのプレゼントや投げ銭を受け取ることも可能です。
このようなリアルタイムのやり取りは、視聴者のニーズを直接把握する貴重な機会となります。
視聴者の反応に応じて、コンテンツの方向性を調整し、さらに魅力的なライブ配信を目指すことができます。
動画制作・投稿
動画制作・投稿は、視聴者に質の高いコンテンツを提供する重要な活動です。
リアルタイムのライブ配信とは異なり、動画編集を通じて、視覚的に質の高いコンテンツを届けることが求められます。
定期的に動画を投稿することで、視聴者の関心を維持し続ける必要があります。
編集作業には時間と手間がかかりますが、その分視聴者にとって価値のあるコンテンツとなり、長期的な関係構築につながります。
メンバーシップ運営
メンバーシップ運営では、有料会員プログラムを通じてファンに特別なコンテンツや体験を提供します。
メンバーシップに登録することで、視聴者は特典や限定コンテンツにアクセスでき、VTuberはファンとのつながりをより深めることができます。
この運営は安定的な収入源にもなり、クリエイターとしての活動を支える重要な要素となります。
SNS運用
SNS運用は、視聴者との日常的な交流を促進し、ファンベースを拡大するための有効な手段です。
X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなど、多様なSNSを活用して情報発信を行い、視聴者の興味を引くコンテンツを提供します。
SNSは、視聴者からのフィードバックを受け取りやすく、どんなコンテンツが受け入れられるのか調査する機会でもあります。
グッズ販売
グッズ販売は、VTuberにとって重要な収入源の一つとなる活動です。
アクリルスタンドやキーホルダーなどのオリジナルグッズを制作し、ファンに提供します。
これにより、ファンは日常生活の中でVTuberを身近に感じることができ、VTuber自身も収益を得ることができます。
魅力的なグッズを開発し、ECサイトなどを通じて販売することで、ブランド価値を高めていきます。
VTuberとは違うの?それぞれの職種との違い
VTuberはバーチャルアバターを使って配信を行うのが特徴です。
実際の人物ではなく、デジタルキャラクターとして振る舞うため、見た目や声の変更が自由で、独自の世界観を持つことができます。
これに対し、ライバーやYouTuber、アニメキャラクターはそれぞれ異なる方法で魅力を発揮しています。
それぞれの違いを詳しく見てみましょう。
ライバー
ライバーはライブ配信が中心で、アバターではなく実写で活動する人たちのことを指します。
彼らは実際の自分自身を見せながら配信するため、視聴者とのリアルタイムのやりとりが魅力の一つです。
この実写の特徴により、プライバシーの面ではVTuberよりも注意が必要ですが、直接的な表現が可能です。
また、実写ならではの身振り手振りや、リアルタイムの表情が視聴者との共感を生むことがあります。
アニメキャラクター
アニメキャラクターはアニメーターによって創られた完全にフィクションの存在で、通常はテレビや映画で一方的に視聴者に届けられます。
VTuberとは異なり、アニメキャラクター自体は生身の人間が演じることはありません。
それに対してVTuberは実在の人間がモーションキャプチャ技術を用いてキャラクターとして表現されるので、視聴者とのインタラクティブな交流が可能となります。
こうした双方向性がVTuberの大きな特徴です。
YouTuber
YouTuberは自分自身の姿を映しながらコンテンツを作成することが一般的です。
- ビデオブログ
- 日常生活の紹介
- 挑戦動画
など多様なジャンルがあります。
VTuberとの主な違いは、やはり実写かアバターかという点です。
YouTuberの場合、顔を出して活動するため、突然のスキャンダルや外見の変化に対するビジネスリスクがあります。
その一方で、VTuberはエフェクトやボイスチェンジャーを駆使してキャラクターになりきるため、リスクが少なく、ファンタジー性が強いのが特徴です。
VTuberの作り方
VTuberの作成には様々な方法があります。
自身のオリジナルのキャラクターを持ちたい場合でも、既存のモデルを利用する場合でも、それぞれの目的に合わせた作成方法を選ぶことが重要です。
ここでは、VTuber作成の基本的な方法とステップについて詳しく解説していきます。
ソフトやアプリを使用する
VTuberを自作したい場合、デザインやモデリングを行うためのソフトやアプリを使用することが一般的です。
これにより、オリジナリティ溢れるキャラクターを創出できます。
一から作る場合には、キャラクターの外見や性格、ストーリーを想定したうえでデザインを行うのがポイントです。
高度な3Dモデリング機能を持つソフトウェアや、モーションキャプチャを活用すれば、リアルタイムでの表現が可能になります。
特にモーションキャプチャはキャラクターを生き生きと動かし、視覚的な魅力を引き出せるでしょう。
モデルを購入する
VTuberをすぐに始めたいけれど、デザインやモデリングに自信がないという方には、既存のモデルを購入する方法がおすすめです。
オンラインのマーケットプレイスでは、多くの既製モデルが販売されており、購入するだけで手軽に使用可能です。
購入時には、モデルの品質や予算に合わせた選択を心掛け、ライセンスや使用条件を事前に確認することが重要です。
これにより、時間を省略できるだけでなく、負担も大幅に軽減できます。
外部に制作を依頼する
VTuberを作成する時間や技術がない場合は、専門家に制作を依頼する方法もあります。
制作会社やプロのクリエイターに依頼することで、高品質なモデルを手に入れることが可能です。
依頼時には、キャラクターのコンセプトや詳細をしっかりと伝え、更に契約条件を明確にすることが大切です。
制作段階では定期的に進捗確認を行い、フィードバックを提供することで理想のVTuberが完成します。
外部のプロと協力することで、自分では実現が難しい部分も含め、魅力的なキャラクターが作り出せるでしょう。
VTuberを自分で作る方法
VTuberを自分で作成するには、キャラクターデザインやモデルの制作といった複数のステップがあります。
これらを順番にクリアしていくことで、独自の魅力を持つVTuberを生み出すことができます。
キャラクターデザインを決める
まずは、VTuberの基盤となるキャラクターデザインの策定が大切です。
- 性別
- 年齢
- 髪の色
- 目の色
- 服装
などを考え、具体的なビジュアルをイメージします。
企業がVTuberを立ち上げる場合には、自社のブランドカラーをデザインに取り入れることで、アイデンティティを明確にすることが効果的です。
また、すでに人気のあるキャラクターがある場合には、それをVTuberとして再活用することも魅力を高める手法の一つです。
モデルを作成する
キャラクターデザインが固まったら、次にそのデザインを基にしたモデルを作成します。
モデルは2Dまたは3Dのどちらかで制作し、目的に応じてツールを使い分けます。
現代では多くのソフトウェアが提供されており、自分のスキルレベルに合ったものを選ぶことで、スムーズに作業が可能になります。
2Dでモデルを制作する場合
2DでVTuberを作成する際には、「Live2D」というツールが一般的です。
2Dの場合、パーツごとに分けたイラストが必要です。
このパーツ分けを正確に行うことで、キャラクターの口の動きや目の瞬き、髪の揺れなど多彩な動きを表現できます。
制作の際に、Live2D用であることを伝えると、クオリティ高く仕上がります。
3Dでモデルを制作する場合
3Dモデルを制作する際には、BlenderやVRoid Studioといった専用のソフトを使います。
VRoid Studioは初心者にも優しく、デフォルトモデルを用いた簡単なパラメーター調整で見た目のカスタマイズが可能です。
一方で、より複雑な3Dモデルを作成したい場合には、Blenderを用いて一からモデリングを行うことが推奨されます。
3Dモデリングは多少の技術が必要ですが、その分立体的でダイナミックなキャラクターの表現が可能です。
VTuberのサムネイルの作り方
VTuberの動画をより多くの視聴者に見てもらうためには、魅力的なサムネイルの作成が欠かせません。
サムネイルは動画の顔とも言える存在で、視聴者の第一印象を左右します。
ここでは、これからVTuberのサムネイルを作りたいという方のために、具体的なステップを詳しく解説していきます。
ソフトを選ぶ
まずはサムネイルを作成するための画像編集ソフトを選びます。
無料のものから有料のものまで数多くの選択肢がありますが、初めての場合は、無料で多機能なものがおすすめです。
スマートフォンアプリやPCソフトから自分にとって使いやすいデバイスを基準に選ぶと良いでしょう。
選んだソフトを起動したら、テンプレートから好みのデザインを選び、編集を始めましょう。
サムネに使う素材を選ぶ
サムネイルの素材となる画像を選ぶ段階では、視聴者にとって興味を引く内容の写真を重視すると良いです。
写真は自撮りや、ソフトが提供する素材を利用できます。
画像は動画のクリック率にも大きく影響する要素なので、鮮明でインパクトのあるものを選びましょう。
文字を追加する
素材を選んだら、次にサムネイルに文字を追加します。
シンプルで目立つタイトルやキャプションを心がけましょう。
文字はフォントや色が自由に設定できるため、小さいサイズでも視認性が良いように調整するのがポイントです。
しっかりと伝えたいメッセージが文字によってクリアになるようにしましょう。
背景やエフェクト・フィルターを追加する
サムネイルの印象をさらに際立たせたい場合、背景やエフェクト、フィルターの追加を検討しましょう。
色味や雰囲気を変えることで、よりプロのように魅力的な仕上がりになります。
ただし、過度の編集はかえって邪魔に感じることもあるため、程よく調整することが大切です。
サムネを保存する
全体を確認して満足のいく仕上がりになったら、サムネイルを保存します。
プレビューでしっかりと最終確認を行い、問題がなければ動画と共にアップロードし、サムネイルとして設定します。
これで完成したサムネイルが視聴者の目に届く準備が整いました。
VTuber切り抜き動画の作り方
切り抜き動画は、元の動画から特定のシーンを抽出して新たに動画を作成する方法です。
これにより、視聴者にとって興味深い部分だけを効果的に見せることができます。
ここでは、切り抜き動画の具体的な作成手順を解説します。
切り抜き動画を許可しているか確認する
まず最初に、元の動画が切り抜き動画の作成を許可しているか確認しましょう。
クリエイターのガイドラインをよく確認し、適切に許可が得られているかを確認することが大切です。
許可がない場合、動画を使用することで問題が発生する可能性があります。
収益化を禁止していないか確認する
次に、その動画に収益化の禁止が設定されていないか確認します。
YouTubeの中には、広告収入を制限しているクリエイターもいます。
商業目的で使用する場合、この点を確認することでトラブルを未然に防ぎましょう。
元動画をダウンロードする
切り抜きたいシーンが決まったら、元動画をダウンロードします。
品質の高い動画を確保するために、オリジナルの動画ファイルを使用することをおすすめします。
ダウンロードの際は、元動画の配信先や許可条件に沿って行いましょう。
動画編集ソフトに切り抜きたい動画を取り込んで編集を行う
最後に、動画編集ソフトに取り込んで編集を開始します。
取り込んだ動画をタイムラインに配置し、切り抜きたい部分を精査しながら編集を進めましょう。
PowerDirectorなどの便利な機能を活用することで、効率的に作業を進めることができます。
vtuberになる手順!始め方とは
VTuberになるには最初に必要な機材やソフトウェアを揃えたら、次にやるべきはアバターの作成、動画の企画、撮影、編集、そして配信です。
アバターのデザインから動画の内容決め、さらには視聴者との交流まで、自分の個性を存分に発揮できます。
それぞれのステップをしっかりと準備していきましょう。
アバター(キャラクター)を作る
VTuber活動の最初のステップは、自分を表現するアバターの作成です。
アバターは自分の分身ですので、自分の理想やコンセプトにぴったりのキャラクターをデザインしましょう。
自分でアプリを使いながらデザインするのも楽しいですが、本格的なオリジナルキャラクターを持ちたい方は、キャラクターデザイナーに依頼するのもおすすめです。
個性的で魅力的なアバターを作ることで、視聴者に強い印象を与えられますよ。
動画の企画を立てる
アバターが完成したら、次は動画の内容を考えます。
あなたの特技や趣味を活かした企画が視聴者に受け入れられるかもしれません。
例えば、歌やダンスの動画、自分の得意分野を活かしたやってみた系動画、さらにはゲーム配信も人気があります。
他にも悩み相談や質疑応答の内容に挑戦することも可能です。
自分の色を出せる内容をリストアップし、まずは気軽に試してみることがおすすめです。
動画を撮影する
企画が固まったら、いよいよ撮影の段階です。
内容に応じて準備が必要ですが、それもまた楽しさの一部です。
歌の動画であればしっかり練習してから撮影し、悩み相談ならばしっかりと質問を集めておくことが大事です。
事前に必要な準備を整えてから撮影を開始し、自分の魅力が最大限に伝わるように工夫していきましょう。
気軽に楽しみながらチャレンジすることが成功のカギです。
動画を編集する
撮影が終わったら、次は編集作業です。
撮影時に噛んでしまった部分や不要なシーンをカットし、視聴者にとって見やすい動画に仕上げましょう。
PowerDirectorなどの動画編集ソフトを利用して、字幕や音声、効果音を加えることで動画のクオリティが上がります。
編集は創造力が試される楽しい作業なので、時間をかけてしっかりと仕上げたいですね。
完成した動画に自信を持てるよう、細部にまでこだわりましょう。
配信する
編集した動画が完成したら、いよいよ配信スタートです。
YouTubeやTwitchなど、プラットフォームを選んで動画をアップロードしましょう。
配信前にタイトルや説明文をしっかり書くことで、視聴者の興味を引くことができます。
また、配信のスケジュールを決めて、定期的にコンテンツを提供することでファンを獲得しましょう。
配信後はコメントやフィードバックを活かし、次の動画作りに活かしてください!
VTuberを作成する時のポイント
VTuberを作るときに、キャラクターのコンセプトから技術的なデザインまで、多くのステージがありますが、ここでは忘れがちな重要なポイントをご紹介していきます。
コンセプト・活動方針はしっかり考える
VTuberの制作において、コンセプトと活動方針は一番大事な出発点です。
キャラクターがどのような性格を持ち、どのような活動を行うのかを明確にすることで、今後の方向性が決まります。
趣味や好みといったディテールを盛り込むことで、視聴者との共感を生みやすくなります。
初期の段階でこうした要素をじっくりと考えることが、長期間にわたって人気を維持するための鍵となるでしょう。
イラストを用意しておく
VTuberのイラストは、キャラクターの顔とも言える重要な要素です。
事前に自分の理想のキャラクターのイラストを用意することで、デザインが一貫しやすくなります。
- 髪型の色
- 瞳の色
- 服装
- アクセサリー
まで、キャラクターの全体像を細かく表すことが求められます。
360度から見ても魅力的に見えるよう、様々な角度からのイラストを描くこともお忘れなく。
既存のキャラクターと似ないよう、オリジナリティをしっかりと打ち出すことも大切です。
パーツ分けしてからデザインする
VTuberのデザインを成功させるためには、各パーツを分けてデザインするのがポイントです。
たとえば目や鼻、口といったパーツごとに細かく切り分けておくことで、それぞれを独立して動かせます。
これにより、より自然で豊かな表現が可能になります。
それぞれのパーツは、さまざまな表情や動きを考慮してデザインすることで、より多様なキャラクターの魅力を引き出せるでしょう。
拡大・縮小を活用する
VTuber作成の際に、ソフトやアプリを使用することで拡大・縮小が簡単に行えます。
この機能を活用することで、パーツ全体のバランスを再調整したり、感情の強調を行うことができます。
驚いたときの表情をつくる際には目を大きくしたり、悲しみの表現には目を小さくするなど、感情の表現を豊かにする際に非常に役立ちます。
このテクニックを使いこなすことで、よりリアルで魅力的なキャラクターへと仕上がります。
キャラクターに合ったボイスを作る
キャラクターに合ったボイスは、VTuberの個性を際立たせる重要な要素です。
性格や年齢、背景ストーリーに合った声のトーンや話し方を考慮しましょう。
元気なキャラクターには明るい声調を、落ち着いたキャラクターには穏やかな声が適しています。
自分で声を担当するか、外部の声優を雇うかも重要な選択です。
特別なエフェクトを加えることで、より独自性を持たせることも可能です。
さまざまなパターンのイラストを作成する
様々なパターンのイラストを用意することも、VTuber作りには欠かせない工程です。
異なる表情やポーズ、衣装を持たせることで、キャラクターのイメージが具体化します。
喜怒哀楽の表情が豊かであるキャラクターは、視聴者との多様な関わり方が可能ですし、ファンにも支持されやすくなります。
特別なイベント用の衣装なども考慮すれば、リスナーが飽きないコンテンツを提供できます。
VTuber活動に必要なもの
VTuber活動を始めるためには、まずは基本の機材を揃えることが必要です。
活動の幅を広げるためには、高スペックなPCと安定したインターネット環境が欠かせません。
このほかにも、顔の動きや声をリアルタイムでキャラクターに反映させるために、Webカメラや高音質マイクが求められます。
それでは、具体的な機材について詳しく見ていきましょう。
PC
VTuberの配信を行うには、かなりのパフォーマンスを持つPCが必要で、特にゲーム配信をする際は高性能なグラフィックボードとCPUが求められます。
例えば「にじさんじ」のVtuberたちが使用するPCのスペックを基準として考えると、グラフィックボードはRTX 3070 TiからRTX 4090までのものが、またCPUはCore i9シリーズやRyzen 9 5900Xが推奨されています。
ストレージやメモリ容量は後から追加できるので、最初はグラボとCPUに注目すると良いですよ。
Webカメラ
Webカメラの選び方ですが、PCほどスペックにこだわる必要はありません。
しかし、ある程度の画質とフレームレートが重要ですので、720p以上の画質、60°以上の画角、30fps以上のフレームレートを目安としてください。
この条件を満たせば、Vtuber活動に必要なパフォーマンスは得られます。
また、顔バレ防止のためにカメラにシャッター付きのものがおすすめです。
バッファローBSW305MBKやEMEET C960は、これらの条件を満たしつつ、コスパも良好です。
マイク
配信での音質向上のため、マイクの選択も重要。
特におすすめなのがコンデンサーマイク。
周波数の幅が広く超クリーンな音質が魅力で、単一指向性を選ぶとより声のクリアさを活かせます。
おすすめのマイクとしては、ハイパーエックスQuadCast Sがあり、ワンタップでミュートが可能です。
初めての方には、リアルタイム音声フィルターと簡単なカスタマイズが可能なロジクールLogicool G PRO Xも、操作がシンプルなのでおすすめです。
Vtuberの機材であったほうが良いもの
VTuber活動では、基本的な機材に加えて、さらに配信の幅を広げるための追加機材もあります。
これらの機材を使うことで、よりリアルな動きや高品質な配信を実現できます。
トラッキング機材やキャプチャーボード、音質向上のためのオーディオインターフェースなどがその例です。
以下で詳しく見ていきましょう。
トラッキング機材
3Dモデルを用いて配信する際は、トラッキング機材が非常に役立ちます。
体の動きをリアルタイムでキャラクターに反映できるため、特に「踊ってみた」動画や、身体を活かしたコンテンツを作成したい場合に強くおすすめします。
ソニーのmocopiは、一つのスマホでフルトラッキングができ、屋内外問わず使用可能です。
Uni-motion Fullは、フルトラッキングと上半身のみのモード切替が可能で、二通りのスタイルで配信に応用できます。
キャプチャーボード
コンソールゲームを配信するなら、キャプチャーボードは必須アイテムです。
特にPS5やNintendo Switchを頻繁に用いる場合に欠かせません。
キャプチャーボードを選ぶ際は、低遅延の【パススルー出力対応】であるかを確認しましょう。
AverMediaLive Gamer Portable 2 PLUSはその機能を持ち、PCを使わなくてもゲームのキャプチャーが可能なため、誰にでも取扱いやすいという特徴があります。
一方、Elgato 4K60 Proは、安定した性能で遅延が少ないとの評価も高いです。
オーディオインターフェースやミキサー
音質にこだわるなら、オーディオインターフェースの導入を検討するのも良いでしょう。
特にXLRケーブルで接続できるマイクを使用すれば、ライブのような音質を配信でも再現可能です。
ヤマハのAG03MK2はミキサー兼オーディオインターフェースとして使用可能で、多様な音響演出が可能です。
同時に、M-Audio M-Track SOLOは、初心者でも手に取りやすい価格でありながら必要な機能をカバーしているので、音楽活動も行いたいVTuberには心強い味方です。
Vtuber制作は個人と制作会社どっちがいい?
Vtuberを始めたいと思ったとき、まず浮かぶのが「誰にモデル制作を依頼すればよいのか」ということではないでしょうか。
この選択肢には、個人クリエイターに依頼する方法と、制作会社に依頼する方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分のニーズに応じた選択が必要です。
では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
個人クリエイターに制作依頼するメリット
個人クリエイターに依頼する最大のメリットは、コストを抑えられることです。
限られた予算でVtuberモデルを手に入れたい場合、個人クリエイターとの直接のやり取りでコストパフォーマンスを追求できます。
また、事前にしっかりと調査を行い、相性の良いクリエイターを見つけることで、より密なコミュニケーションを取りながら製作を進めることができます。
これにより、自分のイメージを細かく反映させたオリジナルモデルの実現も可能です。
個人クリエイターに制作依頼するデメリット
しかし、個人クリエイターに依頼する場合、クオリティのばらつきがある点には注意が必要です。
クリエイターの経験やスキルによって仕上がりが大きく変わる可能性があります。
また、人気のクリエイターは価格や納期が高くなることもあり、調整が難航することもあるでしょう。
さらに、ごく一部ですが、音信不通になるなどのトラブルに巻き込まれるリスクも存在します。
依頼前にクリエイターの実績や評価をしっかり確認することが肝心です。
制作会社に制作依頼するメリット
制作会社に依頼することで得られるメリットは、安心感と計画のしやすさです。
制作会社は多くの場合、実績が豊富でクオリティが安定しています。
また、複数のスタッフが対応するため、スケジュールの調整も容易で、計画的にプロジェクトを進めることができます。
さらに、権利関係についても相談しやすく、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
企業のイメージを反映したキャラクターデザインが必要な場合にも適しています。
制作会社に制作依頼するデメリット
ただし、制作会社への依頼は個人クリエイターに比べ、高額になることが多いです。
予算に余裕がある場合には適していますが、限られた予算での制作を考えている場合は選択肢が狭まるかもしれません。
また、会社の体制や契約内容によっては、自由なカスタマイズが制限されることもあります。
その点を考慮した上で、自分の目的や予算に合った会社を選ぶことが大切です。
VTuberを作るときの注意点
VTuberを作る際には、キャラクターのデザインや技術的な側面に気を配る必要があります。
デザインは視聴者に与える印象に大きく影響するため、慎重に考えましょう。
また、技術的にはモデルの動きがスムーズになるように設定することが大切です。
初心者は複雑すぎる設定に手を出さず、基本を押さえることから始めるのが良いですね。
アニメーション化する時に動かしにくくなる
VTuberのモデルをアニメーション化する際に、キャラクターのデザイン選びが重要になります。
髪や服が複雑すぎると動きに制約が出て動かしにくくなってしまうことがあります。
そのため、初期の段階で動きをシミュレーションし、どのパーツがどのように動くかを考慮して設計することが求められます。
見た目と動きのバランスをしっかり保つことで、より自然な表現が可能になります。
動きが不自然になることがある
モーションキャプチャを使用して表現されるVTuberの動きには、不自然さが目立ってしまうことがあります。
この原因として、リアルな人体の動きを再現しきれない場合が考えられます。
特に手や頭の動きが人間の感情や意図とは異なり、視聴者に違和感を与えることがあります。
このため、動きのリアルさを高めるために、詳細なモーショントラッキングやポジション調整を行いましょう。
外部に依頼する時は著作権に注意する
VTuberのデザインやモデリングを外部のクリエイターに依頼する際は、著作権に関する契約をきちんと確認しておくことが重要です。
著作権の取り決めが曖昧だと、後々問題になることがありますので、使用範囲や二次利用の可否について明確にしておきましょう。
相手との信頼関係を築くことも大切ですが、契約書の内容は納得いくまで確認してください。
VTuberを作れるおすすめのソフト7選
VTuberを作成するためのソフトは多種多様で、それぞれのソフトが持つ機能や操作性が異なります。
ここでは、クリエイターのニーズに応じたおすすめのソフトを7選ご紹介していきます。
Live2D Cubism
画像引用:Live2D Cubism
Live2D Cubismは、静止画の2Dイラストに命を吹き込むことができる画期的なソフトです。
このソフトを使えば、Photoshopで作成したPSDファイルを手軽にインポートし、イラストを滑らかに動かすことができます。
多彩なパラメーター設定により、キャラクターの自然な表情や動きを実現可能です。
初心者からプロまで幅広く活用されており、大規模なユーザーコミュニティがサポートしてくれるため、疑問があればすぐに解決できます。
ぜひ、一度試してみてください。
VIVERSE Avatar
画像引用:VIVERSE Avatar
VIVERSE Avatarは、無料で3Dアバターをカスタマイズできる魅力的なツールです。
アバターの衣装やアクセサリーなどを自由自在に変更できるので、自分だけのオリジナルキャラクターを作成することができます。
生成されたアバターはVRM形式で提供されるため、他のソーシャルVRプラットフォームにも簡単に対応可能です。
また、期間限定のコラボアイテムが提供されることもあるので、時々チェックして新しいアイテムを手に入れてみてください。
PowerDirector
画像引用:Power Director
PowerDirectorは、国内で高いシェアを誇る動画編集ソフトで、VTuberの動画制作に最適です。
初心者にも使いやすく、プロ品質の動画をさっと作成することができます。
豊富なエフェクトとツールが揃い、クリエイティブな表現を追求するのにもぴったりです。
クロマキー合成やモーショントラックなど、高度な編集機能も搭載されているので、凝った編集に挑戦したい方にもおすすめです。
iMovie
画像引用:iMovie
iMovieは、Apple製の無料動画編集ソフトで、シンプルかつ使いやすいインターフェースが特徴です。
初めて動画編集をする方にもおすすめで、フィルターやトランジションを使って簡単にプロのような動画が作れます。
iMovieを使えば、4K解像度の高品質な動画も手軽に作成することができるので、VTuberの初期作品に挑戦するのにぴったりです。
DaVinci Resolve
画像引用:DaVinci Resolve
DaVinci Resolveは、様々な機能を備えた高機能な動画編集ソフトウェアです。
特にカラコレクションやビデオエフェクト、音声処理に強く、精細なビジュアルにも対応します。
業界標準のクオリティを手に入れたいクリエイターにおすすめです。
WindowsだけでなくMacやLinuxにも対応しているので、自分の環境に合わせて使用することができます。
Adobe Character Animator
Adobe Character Animatorは、2Dキャラクターのリアルタイムアニメーションに特化した優れたツールです。
ウェブカメラやマイクを使用し、操作する人物の声や動きをそのままキャラクターに反映させることができるのが大きな魅力です。
Adobe Creative Cloudとの互換性が高いため、IllustratorやPhotoshopで作成した2Dキャラクターをすぐに利用できます。
Final Cut Pro X
画像引用:Final Cut Pro X
Final Cut Pro Xは、Appleが提供するプロレベルの動画編集ソフトで、VTuberの本格的な動画制作に最適です。
高度な機能が多数搭載されており、思い通りの動画を作り上げることが可能です。
本格的なクリエイティブワークを求める方には最適なツールと言えるでしょう。
iMovieからのステップアップを考えている方や、より高度な編集を目指す方におすすめです。
VTuberを作れるおすすめのスマホアプリ5選
VTuberを始めるにあたって、スマホアプリは非常に便利なツールです。
初心者でも簡単にキャラクターを作成し、配信できるため敷居が低いのが魅力です。
ここでは、VTuber活動をサポートするおすすめのスマホアプリを5つご紹介していきます。
PowerDirector
画像引用:PowerDirector
PowerDirectorはプロ仕様の動画編集ができるアプリで、VTuberのコンテンツ制作に最適です。
直感的なインターフェースを備えており、初心者でも簡単に扱えます。
アニメーションや特殊効果を加えることで、オリジナルキャラクターに動きと命を吹き込みましょう。
また、動画の切り貼りや音楽の挿入もスムーズに行えるので、編集に不慣れな方でも安心して使えます。
美しい仕上がりの動画を短時間で作成できることから、時間がない方にもおすすめです。
iMovie
画像引用:iMovie
iMovieはPC版でも紹介しましたが、Apple製デバイス専用の動画編集アプリで、シンプルさが魅力です。
自分のVTuber動画をクリエイティブに編集したいけれど、難しい操作は避けたいという方にピッタリ。
豊富なテンプレートとナレーション機能を活用することで、プロ並みの仕上がりになります。
映画のようなトレーラーを作成したり、楽しい音楽をバックに流したりと、自由自在に企画を進めることができます。
iPhoneやiPadユーザーにとっては、特に使いやすいツールとなっています。
KineMaster
画像引用:KineMaster
KineMasterは、マルチレイヤーの動画編集が可能なアプリで、VTuberのコンテンツ制作にぴったりです。
複数のビデオ、画像、テキスト、オーディオレイヤーを扱えるので、より立体感のある動画を作りたい方におすすめです。
エフェクトも豊富で、キーグリーン機能を駆使して合成も簡単。
クリエイティブな表現に挑戦したい方に適しており、初心者から上級者まで満足できる機能が充実しています。
Filmmaker Pro
画像引用:Filmmaker Pro
Filmmaker Proは、ハイクオリティな動画編集ができるアプリです。
多彩なフィルターやエフェクト、オーディオ編集が可能で、細かい演出を施すことができます。
初心者にも扱いやすいインターフェースながら、経験者にも物足りなさを感じさせない機能性が魅力です。
クリエイティブなVTuber動画を作りたい方にはぴったりで、プロ並みの編集を体験しながらスキルアップできます。
InShot
画像引用:InShot
InShotは、直感的で扱いやすい動画編集アプリで、VTuber活動初心者に最適です。
シンプルな操作性でありながら、コラージュやフィルター、テキスト追加など多彩な編集が可能です。
短時間で手早くクオリティの高い動画を作りたい時に非常に重宝します。
特にSNSでのシェアを考える際には、フォーマット変更や画角調整などが簡単に行え、時間的にも効率的です。
初心者から経験者まで、幅広いクリエイターにおすすめのアプリです。
VTuberの作り方に関するよくある質問
VTuberを始める際に多くの人が抱える疑問がいくつかあります。
ここでは、この問いに関して一つ一つお答えしていきます。
Vtuber作り方をマスターしましょう!
Vtuberをで重要なのは、自分自身のキャラクターをしっかりとデザインすることです。
Vtuber作り方をマスターするためには、アプリの使い方や配信の方法にもついて少しずつ慣れていくことが大切です。
楽しみながら続けていけば、自分だけの魅力的なVtuber活動が展開できることでしょう。