この記事でわかること
- 動画編集を仕事にするときのレベル感を知りたい
- カット編集ができるとどのくらい稼げるの?
- SEOやディレクションのスキルは必要?
動画編集のスキルは幅が広いです。
そのため、初心者の方はどこから学んでいけば良いのかわからなくなることも。
お仕事として、動画編集をやっていくのであれば、効率的に学んでいく必要があります。
そこで本記事では、動画編集に必要なスキルをレベル別に紹介します。
そのため、最後まで読むと動画編集をお仕事にしていくにはどのくらいのレベルが必要なのかがわかります。
効率的に学んでいきたい方や動画編集者としてステップアップしていく方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
どのくらいの編集スキルを求めているかでレベルは変わる
まずは、どのくらいの編集スキルを身につけたいのかを明確にする必要があります。
趣味として動画編集をしていきたいのか、動画クリエイターとしてスキルアップをしていきたいのか決めることでどのレベルを目指せばいいのかがわかります。
レベルが決まれば、そこにたどり着くまでに必要なスキルを身につけるだけです。
ここでは、動画編集のスキルをレベル別で解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
レベル1.動画編集の基礎的なスキルが身についている
レベル1のスキルがあれば、趣味ではじめる動画編集は問題なくこなせるでしょう。
簡単なYouTubeの動画編集の案件にも応募できるので、副業として月3万円〜5万円は目指せるスキルです。
では、レベル1のスキル内容を解説します。
カット編集
カット編集とは、動画を切ったりつないだりする作業のことです。
音楽や動画の切り替わるタイミングに合わせて編集します。
話し手がいる動画であれば、なるべく会話のテンポや間に合わせて編集をするスキルが求められます。
テロップ入れ
テロップとは、動画の下のほうに出てくる言葉や文章のことです。
テロップもカット編集と同様でタイミングが重要です。
また、話している内容を要約して視聴者の方にわかりやすく伝える力も求められます。
BGM・SE挿入
BGMやSE(効果音)の挿入も動画編集の基本的なスキルです。
素材サイトからデータをダウンロードして動画に合わせます。
例えば、動画の感動的なシーンに合わせてBGMをかけたり、ツッコミを入れるタイミングで「バシッ」と叩く音を入れたりします。
BGMやSEは動画の演出に大きく影響を与える部分なので、選ぶ作業は重要です。
色調補正
色調補正は、動画の明るさを変える作業です。
動画を撮った場所や位置によっては映像が暗かったり明るすぎたりする場合があります。
そこで、動画の彩度やコントラストを変更するときに色調補正を使用します。
画像の配置
動画に画像を配置し装飾するスキルです。
動画内に画像を挿入したり画像に動きを加えて演出をしていきます。
例えば、動画のオープニングで画像を横から登場させたり回転させたりすることができます。
レベル2.編集スキル以外の価値を提供できる
基礎レベルからさらに副業として大きく稼いでいきたいなら、編集スキル以外の能力が必要です。
それはクライアントに提案する力です。
提案力があれば、動画クリエイターとして市場価値を上げていくことができます。
クライアントとやり取りをする機会が増えるので、良好なコミュニケーションが取れる能力が必要です。
提案できると良いスキルは以下のとおりです。
- VSEOの知識
- マーケティング
- デザインのスキル
それぞれ順番にみていきましょう。
VSEOの知識
VSEOとは、Video Search Engine Optimizationの略です。
動画コンテンツにおけるSEOのことを指します。
VSEOの役割は、GoogleやYouTubeでの検索結果で上位表示させるために、動画のタイトルや説明文を考えていくことです。
多くの視聴者を獲得するため、動画コンテンツを検索結果で上位表示させるのは非常に重要です。
したがって、VSEOは動画コンテンツを作成するうえでは欠かせません。
VSEOの知識があるなら、ぜひクライアントに提案してみてください。
市場価値を高めるために学んでみるのも良いでしょう。
マーケティング視点で動画を作れる
どのような動画をクライアントが求められているのか、意図を汲み取り動画編集ができるというのがマーケティング視点です。
ただ、指示書どおりの作品を作っていては動画クリエイターとしてレベルを上げていくことは難しいでしょう。
クライアントとしっかりとヒアリングをする必要があります。
- どんな作品を求めているのか
- 過去の動画も観て研究する
クライアントと話し合って方向性を明確にしたり過去の動画を研究したりします。
デザインのスキルがある
デザインのスキルがあると、動画編集とは別の価値を提供することができます。
例えば、サムネイルの作成や動画内で使用するイラストの作成などもできますよね。
クライアントとしても、動画編集はAさん、デザインはBさんといったようにお願いするのは大変です。
できれば、動画のこともわかるクリエイターにお願いしたいのが本音です。
そこで、デザインのスキルを持っていることを提案できるとクライアントにとっては嬉しいでしょう。
動画クリエイターとして収入を上げることもできますし、市場価値も高めていけます。
レベル3.マネージメントができる
動画編集以外のスキルを伸ばしていくことがクリエイターのレベルを上げていく方法だということを解説してきました。
ここからは、さらに上のレイヤーで動画編集者をマネージメントする立場です。
レベル3のスキルがあれば、本業としても稼げるレベルです。
では、どのような立場になるのか解説します。
ディレクションを担当する
1つめは、ディレクターです。
動画編集のディレクターの役割は、クライアントと動画の企画や構成に関わり、その内容を他の動画編集者に伝えてます。
そして、動画編集者の進捗を管理したり上がってきた動画を修正したりすることが主な業務です。
クライアントと動画編集者の間に立って業務を行う機会が増えるでしょう。
円滑なコミュニケーションはもちろん、レベル2で紹介したスキルも求められてきます。
独立して経営者になる
最後は独立して、編集プロダクションのような会社を作り、経営者になる立場です。
営業をして企業からPR動画や広告動画の案件をいただき、企画・構成・編集までを行います。
他にも、役者の手配や撮影場所の準備などをも請け負うことも。
動画編集以外のスキルが求められます。
動画編集者やディレクターを率いる立場になるので大変です。
しかし、収入も上がっていきますし、希少価値の高いビジネスパーソンになっていくでしょう。
目的に合ったレベルのスキルをみがいていきましょう
最後にまとめます。
- 趣味や月5万円ほどの副業であれば、動画の基礎スキルを学ぶ
- 副業としてさらに稼いでいきたいなら提案力を身につける
- 独立を意識しているならディレクション・経営者になり人や組織をマネージメントする力を身につける
動画編集のスキルは幅が広く、初心者の方はどこから手をつけていいかわからなくなってしまいます。
まずは、あなたの目的がレベル1〜3までのどれかに当たるか確認し、効率的に学んでいきましょう。