premiere pro で使えるテンプレートとは？使い方や無料素材サイト８選を紹介！

Premiere Proは多くのクリエイターにとって欠かせないツールとなっていますが、動画編集にかける時間を効率化し、作品のクオリティを一段と向上させるためには、エフェクトやテンプレート素材の活用が鍵となります。

本記事では、Premiere Proで使えるエフェクトやテンプレートを提供するおすすめの素材サイトを紹介します。

動画編集でテンプレートを活用するメリットとは

Premiere Proのテンプレートは、初心者からプロまで、誰でも簡単に使える便利なツールです。

テンプレートを上手に活用することで、クオリティの向上だけでなく、作業の効率化やコスト削減など、多くのメリットがあります。

以下では、その主な利点を具体的に解説します。

初心者でもクオリティの高い動画を作れる

テンプレートを活用すれば、動画編集のスキルに自信がない初心者でも簡単にクオリティが高い動画を制作できます。

テンプレートは専門のクリエイターによって設計されており、デザイン性が高く洗練された見た目をすぐに再現できるのが魅力です。

また、テンプレートに組み込まれたエフェクトやアニメーションはあらかじめ設定済みで、使用者は文字や色を変更するだけで完成度の高い映像を作成できます。

例えば、文字のアニメーションの文字の色やフォントなどを自由に変えるだけで、オリジナリティのある作品を作ることができます。

そうすることで、初心者が一からデザインやエフェクトの設定を学ぶ手間を省き、短期間で魅力的な作品を仕上げることが可能です。

時間短縮や効率化になる

テンプレートを利用することで、動画編集にかかる時間を大幅に削減できるため、他の作業に集中する余裕が生まれます。

複雑なアニメーションやエフェクトを一から作成する必要がないため、編集プロセス全体をスムーズに進めることができます。

またテンプレートは、異なるプロジェクトでも応用することが可能です。

同じ構成を使って内容の異なる動画を効率よく作成できるため、複数のプロジェクトを抱える編集者にとって特に便利です。

コストカットできる

テンプレートを使うことで、動画制作にかかるコストを抑えることも可能です。

テンプレートを活用すれば、デザイナーやエディターへの外注の必要性が減り、クオリティが高いデザインを自分で手軽に制作することができます。

さらに、無料で利用できるテンプレートも多く提供されているため、特に個人プロジェクトや予算の限られた案件では大きな助けとなります。

これにより、コストをかけずに高品質な動画を制作するという目標を達成できます。

テンプレートを活用して作れる動画

画像引用：Motion Array

ここでは、テンプレートを使って作れるさまざまな動画タイプをご紹介します。

それぞれの動画の魅力と活用方法をチェックしてみてください！

テンプレートの種類は、配布サイトや適用場所の仕様によって異なります。

• 動画素材として読み込み、素材自体を加工することで使用できる
  『素材テンプレート』
• ソフトの作業画面に元々入っている
  『プロジェクトファイル型のテンプレート』
• エフェクトなどのアニメーションを組んであるものを「プリセットデータ」としてダウンロードできる『プリセットテンプレート』

オシャレなVlog動画

画像引用：Pixabay（素材テンプレート）

日常の出来事や旅行の思い出をオシャレにまとめたいなら、Vlog動画はぴったりです。

これらのテンプレートは、流行のエフェクトやトランジションがあらかじめ組み込まれているため、撮影した素材を簡単に配置するだけで映画のような仕上がりに。

さらに、フォントやカラーパレットもスタイリッシュに整えられており、自分らしい雰囲気を演出できます。

SNSにアップして「いいね！」をたくさんもらいたい方におすすめです！

アニメーション動画

画像引用：Pixabay（素材テンプレート）

アイキャッチなアニメーション動画は、視聴者の目を引くのに最適です。

グラフィック要素が動きで表現されるアニメーション動画のテンプレートが提供されており、編集画面でテキストやアイコンを差し替えるだけで、独自性の高い作品が完成します。

例えば、複雑な説明をシンプルに伝えるインフォグラフィックや、ポップなイラストが動く遊び心あるスタイルなど、多彩なバリエーションがあります。

プレゼンや広告動画に活用すれば、視覚的インパクトで効果を最大化できます。

ウエディングムービー

画像引用：PIXTA（素材テンプレート）

結婚式の感動的な場面やエピソードを美しくまとめたいなら、ウエディングムービー用テンプレートが頼もしい味方です。

ロマンティックな音楽やエレガントなデザインが特徴のテンプレートを多数用意されています。
オープニングムービー、プロフィールムービー、エンドロールなど、用途に合わせて選べるので、結婚式の演出がより一層華やかに。大切なゲストへの感謝を映像で伝えることができます。

After Effectsのデータ型テンプレートなどであれば、二人の写真や動画をドラッグ＆ドロップするだけで、心に残る仕上がりになります。

企業のPR動画

画像引用：Pixabay（素材テンプレート）

商品のプロモーションや企業理念の発信に欠かせないPR動画も、テンプレートを活用すれば短時間でハイクオリティに仕上げることができます。

ビジネス向けの洗練されたデザインやモダンなアニメーションが特徴のテンプレートを提供されています。

ロゴアニメーションやキービジュアルの挿入、ナレーションの追加も簡単です。

これらを活用すれば、ブランドイメージを的確に伝えるプロフェッショナルな映像が作成でき、WebサイトやSNS、展示会など、さまざまな場面で活用可能です。

Premiere Proテンプレートの使い方

画像引用：Motion Array

Premiere Proのテンプレートを使用することで、動画編集が格段に効率化し、クオリティも向上します。

しかし、テンプレートを正しく使いこなすには、ダウンロードから適用までの基本的な手順を知る必要があります。

ここでは、素材手プレートにおいてその具体的な流れをわかりやすく解説します。

Aftereffectsのファイルダウンロードから適用方法

ここでは、素材テンプレートファイルをダウンロードし、After Effectsに適用する手順を解説します。

Premiere ProやAfter Effectsで使える！テンプレート素材サイト８選

画像引用：Adobe公式サイト

Premiere Proを活用してプロのような動画編集を行うためには、独自のエフェクトやテンプレートを取り入れることが非常に効果的です。

しかし、どこで高品質な素材を手に入れるべきか迷うことも多いでしょう。

以下では、特におすすめの素材サイト5つを詳しく紹介します。

Adobe Stock

画像引用：Adobe Stock

Adobe Stockは、Premiere Proを提供するAdobeが運営する公式の素材サイトです。

Adobe Stockの最大の魅力は、Premiere Proとのシームレスな連携機能です。

サイト上で見つけたエフェクトやテンプレートを、ソフトウェア内から直接検索・購入・適用することが可能です。

また、高品質な動画素材やモーショングラフィックテンプレートが豊富に揃っており、プロのような仕上がりを目指す編集者に最適です。

さらに、Adobe Creative Cloudのサブスクリプションプランに応じたお得なパッケージもあり、効率的かつ経済的に素材を利用することができます。

MotionElements

画像引用：MotionElements

MotionElementsは、アジアを拠点に展開する動画素材マーケットプレイスです。
Premiere Pro対応のテンプレートやエフェクトはもちろん、BGMや効果音など、編集に欠かせない素材が多種多様に揃っています。

また、ロイヤリティフリー素材が中心のため、購入後の利用範囲が広く、商業利用にも適しています。

さらに、MotionElementsでは無料でダウンロードできる素材も定期的に提供されています。

予算を抑えつつ、多様な動画スタイルに対応した素材を探したい方にはおすすめのサイトです。

Envato Elements

画像引用：Envato Elements

Envato Elementsは、動画編集を含む多岐にわたるクリエイティブ素材を提供する総合サイトです。
特徴は、定額サブスクリプション制で、月額料金を支払うことでサイト内のすべての素材を無制限にダウンロード可能な点です。

Premiere Pro向けのテンプレートやエフェクトに加えて、ロゴアニメーションや字幕用テンプレートなども豊富に揃っています。

また、サイト内の素材はすべて商業利用可能なため、クライアント案件にも安心して使用できます。

多種多様な素材を手軽に手に入れたい方には最適な選択肢でしょう。

Shutterstockブログ

画像引用：Shutterstockブログ

Shutterstockは、画像や動画素材で広く知られるプラットフォームですが、実はPremiere Pro編集者に役立つ情報が満載のブログも提供しています。

このブログでは、エフェクトやテンプレートの活用方法、動画編集の最新トレンド、具体的な操作チュートリアルなどが紹介されています。

素材サイトとしての利用に加え、知識を深めるための情報収集にも役立つため、初心者から上級者まで幅広いレベルの編集者にとって有益です。

Story blocks

画像引用：Story blocks

Storyblocksは、動画編集者向けに多彩なテンプレートを提供する人気の素材サイトです。

イントロ、トランジション、タイトルアニメーションなど、さまざまな用途に対応したテンプレートが豊富に揃っています。

また、専用のプラグインを使うことで、Premiere ProやAfter Effectsの編集画面から直接素材を検索・ダウンロードすることが可能です。

さらに、ダウンロードした素材はロイヤリティフリーで商用利用が可能なため、追加のライセンス料を気にする必要がありません。

料金プランも柔軟で、特に全素材を無制限で利用できるプランはコストパフォーマンスに優れています。

Cinecom

画像引用：Cinecom

Cinecomは、映像制作や動画編集のチュートリアルを提供する海外サイトで、Premiere ProやAfter Effectsで使用可能なテンプレートやプリセット、オーバーレイ、LUTなどの素材を提供・販売しています。

一部の素材は無料で配布されており、個人利用であれば無料版を使用できますが、商用利用する場合は有料版の購入が必要です。

具体的な料金は素材によって異なりますが、例えば「Cinecom Complete Bundle」は$3,150（2024年現在）で提供されています。

PremiereProCC.com

画像引用：Adobe公式サイト

PremiereProCC.comは、After EffectsとPremiere Proのチュートリアルや素材を提供しているサイトです。

携帯電話で撮影した動画から、5K以上の高解像度のRAW素材まで、あらゆる種類のメディアを読み込んで自在に組み合わせ、変換することなく、ネイティブフォーマットのまま編集することができます。

テンプレートやプリセット、エフェクトなどの素材が公開されており、各素材ページからダウンロード可能です。

ただし、ライセンス情報が明確でない場合もあるため、商用利用を検討する際には各素材ページでの確認が必要です。

Film Crux

画像引用：Film Crux

Premiere ProやAfter Effectsで使用可能な高品質なテンプレートやプリセットを提供するサイトです。

一部の素材は無料でダウンロード可能で、例えば24種類のトランジションプリセット「FILM CRUX Transitions Vol. 1」や、15種類のグリッチトランジションと20種類のグリッチサウンドエフェクトがセットになった「FREE GLITCH TRANSITIONS VOL. 1」などがあります。

より多くの素材や独自のコンテンツを利用したい場合は、月額$10のサブスクリプションサービス「FILM CRUX+」に加入することで、すべての製品を無制限にダウンロードできます。

無料素材の利用に際しては、商用利用が可能かどうかを各素材のライセンス情報で確認することをおすすめします。

テンプレートを利用する際の注意点！

画像引用：Adobe Stock

テンプレートを使えば、動画編集の効率が飛躍的に向上しますが、利用する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。

特に、ライセンスや商用利用に関する制約を確認することは非常に重要です。

以下では、テンプレートを使用する際に気を付けるべき事項を詳しく解説します。

商用利用可能かなどライセンスをチェックする

テンプレートを利用する際に最も重要なのが、ライセンスの内容を確認することです。

テンプレート素材には、個人利用に限定されるものや、商用利用も許可されているものなど、さまざまな制約が付与されています。

以下のポイントを確認しましょう。

1. ライセンスの種類を確認

多くのテンプレート素材は、次のようなライセンス形態で提供されています。

• 個人利用限定ライセンス：趣味や非商業的なプロジェクトに使用可能ですが、クライアントワークや商業目的には利用できません。
• 商用利用可能ライセンス：クライアント案件や商品販売用の動画にも使用可能。ただし、再配布や販売は禁止される場合がほとんどです。
• 拡張ライセンス：特定の条件下でより広範囲の利用が可能になります。例えば、大規模配布や放送メディアでの利用など。

2. 素材サイトの利用規約を確認

テンプレートをダウンロードしたサイトの利用規約やライセンス条項を必ずチェックしてください。以下の情報を確認することをおすすめします。

• 素材がどの範囲まで使用可能か（例：商業利用、クライアント案件）
• 再配布やテンプレートの改変に関する制約
• 特定のクレジット表記が必要かどうか

3. 無料素材は特に注意

無料で提供されるテンプレートには制約が多い場合があります。

商用利用が禁止されていたり、使用する際に制作者へのクレジット表記が求められることもあります。

注意を怠った場合のリスク

テンプレート利用時にライセンス確認を怠ると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

• 著作権侵害での法的トラブル：商用利用不可の素材を使用した場合、損害賠償や裁判沙汰になるリスクがあります。
• クライアントとの信頼問題：素材利用が問題視されると、プロジェクト全体が影響を受ける可能性があります。
• 作品の公開制限：YouTubeやSNSなどのプラットフォームで、著作権侵害として動画が削除される場合があります。

テンプレートに関するよくある質問

画像引用：motionelements

ここでは、テンプレートに関するよくある質問に答えていきます。

まとめ

画像引用：Adobe公式サイト

Premiere Proのテンプレートを活用することで、動画編集はより効率的かつクオリティの高いものになります。

初心者でもテンプレートを使えば、プロのような映像を簡単に作成することが可能です。

テンプレートを使用する際には、特にライセンスの確認が重要です。

商用利用可能な素材かどうかを確認し、トラブルを避けるためにも利用規約をしっかり把握しましょう。

また、無料サイトを活用すればコストを抑えつつ、手軽に動画編集の幅を広げることができます。