この記事でわかること
- Vimeoとは何か知りたい
- vimeoの料金プランは?
- VimeoとYouTubeはどう違うの?
動画制作に興味がある方ならVimeoというサービスを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、日本ではあまり知名度がなく、いまいちどんなサービスなのかわかりづらいですよね。
そこで本記事では、以下の内容を解説します。
- Vimeoの特徴
- Vimeoの料金プラン
- YouTubeとVimeoの違い
YouTubeとの違いがわかるだけでなく、動画クリエイターがVimeoをどのように使用していけば良いかもわかるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
Vimeoとは動画作成や配信ができるサービス
Vimeoとは、2014年に開始した動画配信サービスです。
配信だけではなく、動画制作もできます。
同じ動画配信サービスのYouTubeの誕生が2015年なので、Vimeoのほうが1年早く誕生しているのです。
YouTubeよりも知名度は低いですが、独自のサービスの特徴があります。
まずは、プランの内容について解説していきます。
Vimeoのプランを解説します
まず、Vimeoのプランについて解説していきます。
プランは全部で5つあります。
- Basic
- Plus
- Pro
- Bussines
- Premium
それぞれ解説していきます。
無料登録で使用できる「Basic」
Basicは無料で利用できるプランです。
しかし、Basicでは本格的に動画配信をしたりアップロードしたりするには向いていません。
その理由は2つあります。
1つめは、使える動画のデータ量が少ないからです。
週に500MB、総データ量が5GBまでしか使えません。
そして2つめは、動画作成機能に制限があります。
Vimeoでは、動画プレーヤーのデザインを変えたり動画にチャプター機能を追加したりできます。
しかし、Basicではできません。
そのため、本格的に動画作成をしたい方は有料プランに加入する必要があります。

BasicはVimeoをお試しで使ってみたい方向けのプランです。
月700円から利用できる「Plus」
月額700円から利用できるのがPlusです。
週に5GB総データ量が250GBまで利用できます。
機能も充実しています。
- 動画作成機能が制限なし
- 動画プレイヤーのカスタマイズ
- プライバシーコントロ―ル
- 無制限のスクリーン
- Webカメラでの録画
- 動画配信
以上の機能がそろっているので、動画クリエイターの活動をするなら問題ないでしょう。
ただし、Plusだと複数のユーザーで利用できないのが注意点です。
Vimeoは複数のユーザーと動画の管理ができる機能があるのですが、Plusだと一人しか使えません。
そのため、始めてVimeoを利用される方にPlusがオススメです。
チーム共有できる「Pro」
Proは月額2,000円で利用可能なプランです。
週に20GB、総データ量1TBが利用できます。
また、3人のチームメンバーと動画の管理が可能です。
特徴としては以下です。
- 写真や音楽の利用制限がなくなる
- 動画にチャプター機能を追加できる
- 特定のドメイン内で動画再生が可能。
- 非公開のチームプロジェクトができるようになる
- 動画の直接販売が可能
動画のクオリティをグッと上げてくれるプランです

動画制作チームで活動している方にはオススメです。
動画で収益を上げていきたい方向けは「Business」
月5,000円で利用できるプランがBusinessです。
総データ量は5TBまで使用可能です。
また、以下のような特徴があります。
- 10人のメンバーで動画管理できる
- Googleアナリティクスと連携できる
- サポートが充実
Googleアナリティクスとの連携ができます。
Googleアナリティクスとは、コンテンツを分析できるツールのことです
動画販売に力を入れていきたい方には必要不可欠な機能です。
そして、サポート面でも充実しています。
わからないことがあったら1時間以内で返信をしてくれます。
動画制作コンテンツを充実させて収益化も考えている方はBuisinessがオススメです。
ライブ配信ができる「Premium」
Premiumは月額7,500円で利用可能なプランです。
総容量7TBが利用できます。
特徴は以下です。
- ライブストリーミング配信が無制限
- 視聴者数も無制限に
- 視聴者とのチャット機能あり
ライブストリーミング配信を定期的に行う場合はPremiumが良いでしょう。
YouTubeとVimeoの違い
ここからは、YouTubeとVimeoの違いを解説します。
Vimeoが向いている方についても解説しているので、動画制作のプラットフォーム選びに悩まれていたり動画制作を始めていきたいと考えていたりする方には参考になるはずです。
違いは以下の3つです。
- 利用する目的の違い
- 公開範囲
- 広告があるかないか
それぞれみていきましょう。
1.利用する目的の違い
1つめは利用する目的によって変わります。
YouTubeは誰でも無料で投稿できるプラットフォームですが、Vimeoは有料会員しかアップロードできません。
転載も禁止です。
YouTubeとVimeoの利用目的は以下です。
- コンテンツを編集して届けたい→YouTube
- 映像作品を届けたい→Vimeo

ゲーム実況や切り抜き動画といったコンテンツを編集して届けたい方はYouTube、作品として動画を観てもらいたい気持ちが強い映像クリエイターの方はVimeoがオススメです。
2.公開範囲
Vimeoは特定のドメイン内で再生可能です。
ドメインとは、Web上の住所のことです
あるWebサイトに到着した人のみが閲覧できるといったシステムを仕組みを作ることができます。
そのため、オンラインサロンのようなクローズドな会員サイトでの限定配信や社内研修の動画を作成するときに便利な機能です。
YouTubeにも限定公開という機能があります。
しかし、YouTubeの限定動画の場合、URLをSNSで誤って拡散してしまったら誰でも観れてしまいます。
Vimeoの動画はURLを共有できないのでその心配はありません。

動画の管理を徹底したい方はVimeoがオススメです。
3.広告があるかないか
YouTubeは動画を再生すると広告が表示されますが、Vimeoは動画を再生しても広告が表示されることはありません。
なぜなら収益構造が違うからです。
YouTubeは、動画に貼ってある広告が再生されることによって収益が発生します。
しかし、Vimeoは有料プランなので広告費用で収益を得る必要がありません。
ですので、広告なしで視聴できます。
プロの映像クリエイターがVimeoを利用しているのも、広告なしで動画を観てもらえるという理由があるでしょう。
特徴に合わせて使い分けていきましょう
最後にVimeoを利用するメリットのある方の特徴をまとめます。
- オリジナルの動画制作をしたい
- 動画制作チームで動画を共有したい
- 動画コンテンツを販売目的で動画制作をしたい
- 会員限定動画や社内向け研修動画を作成したい
- 広告なしで動画を観てもらいたい
日本ではあまり知られていないVimeoですが、セキュリティの強さや良質なコンテンツを届けたい方にはオススメの動画サービスです。
ぜひご利用を検討されてはいかがでしょうか。