この記事でわかること
- 動画編集を始めたいけどオススメのクラウドソーシングはどこ?
- 動画編集は単価が安いって本当?
- クラウドソーシングの3大不安を解消
- 初心者でも案件を獲得するコツ
- ポートフォリオの作り方はどこで学べば良いの?
これから動画編集を始める人にとって仕事の取り方というのは一番悩ましいところですよね。
そこでこの記事では、初心者の方でも動画編集の仕事をすぐに始められるクラウドソーシングサイトを5つ解説します。
また、クラウドソーシングサイトだけではなくポートフォリオが作れるYouTubeや採用率が上がる提案文の書き方も解説してきます。案件獲得数を増やす方法も解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
動画編集の仕事を始めるならクラウドソーシングがおすすめの理由
結論からお話しすると、動画編集の仕事を始めるならクラウドソーシングが断然おすすめです。
動画編集初心者はもちろん、副業で始めたいと考えている方でも、簡単に最初の一歩を踏み出せるのが魅力。
まずは、動画編集の仕事を始めるならクラウドソーシングがおすすめの理由を2つご紹介していきます。
①初心者でもできるような募集案件が多い
動画編集の仕事を始めるにあたり、初心者にも優しいのがクラウドソーシング。
初心者OKの案件募集も数多くあり、まだまだ動画編集スキルに自信がないという方でも採用されます。 自身で作成したポートフォリオなどの実績が提示できれば大丈夫です。
過去の実績がなくても案件を獲得できるという点が、クラウドソーシングがおすすめの理由の1つめです。
②動画編集案件の受注や提案方法が簡単・わかりやすい
クラウドソーシングの場合、大きくわけて2パターンの案件受注方法があります。
- 出品されている募集案件に、こちらから応募する方法
- 自分のお店のように案件を出品し、依頼される方法
クラウドソーシングでは、報酬金額や動画編集の作業内容について明確に記載されている(する)案件が多いため、営業交渉もさほど必要ありません。
いずれにせよ、案件獲得まではポートフォリオや提案文を用意するだけでOK。 応募の敷居が低く、始めやすいというのがおすすめの理由の2つめです。
始め方は簡単!まずはクラウドソーシングに登録してみよう
どんな仕事も最初は誰もが初心者。
そのような初心者や未経験者でも、簡単に登録や案件の応募をできるのがクラウドソーシングの最大のメリットです。
実績数やスキルを積み重ねていくなら、はじめの一歩をクラウドソーシングで踏み出すのは最善の方法とも言えるでしょう。
このあと紹介する“クラウドソーシングサイト5選”から、自分の働き方や目的にぴったり合ったクラウドソーシングサイトをぜひ見つけてみてください。
動画編集の仕事がすぐに始められる!クラウドソーシングサイト5選
ここからは、動画編集がすぐに始められるクラウドソーシングサイトを5つ紹介します。
それぞれのサイトの特徴を知り、あなたに合った方法で始めてみてください。
①クラウドワークス
クラウドワークスはとにかく案件が豊富です。
2022年の4月時点での全案件数は213万件。利用企業も大企業や政府なども含む84万社以上と、現在では日本最大級のクラウドソーシングサイトとなっています。
動画編集の案件もバラエティ豊かです。
- YouTube動画編集
- アニメーション制作
- AR/VR撮影
- ウェディングムービー
- SNS用の短尺動画
好きなジャンルや得意なジャンルから選べます。
また、保険やスキルアップ支援など福利厚生も充実。
始めはなかなか案件を獲得することは難しいので、数多く応募する必要があります。
ですので、案件数が豊富なクラウドワークスから攻めていくのはオススメです。
②ランサーズ
ランサーズは、登録者数129万人、利用者満足度94%と非常に人気を誇るクラウドソーシングサイト。
案件数は11万件と日本国内でもトップクラスです。
- YouTubeの動画編集
- CM広告動画
- 撮影
ランサーズでは以上のような案件を探すことができます。
2022年10月からは、システム手数料が報酬金額に関係なく一律16.5%に。ある程度以上の報酬金額を得られるようになれば、受取金額が多くなるのは嬉しいポイントです。
また、ランサーズも福利厚生サービスが充実しています。
- 会計や法律のサポート
- 旅行券やショッピングの割引券
フリーランスは、まだまだ公的な支援が行き届いていないので、ランサーズのサポートは嬉しいですね。
案件を選んで応募する以外に、のちほど紹介するココナラのように出品形式も選べます。
③Bizseek
Bizsskは、上記2社と比べると案件数は少ないのですが、手数料が安いのが最大の魅力です。
10万円以下の取引の場合、ランサーズやクラウドワークスは16%~20%の手数料がかかるのに対し、Bizseekなら最大でも10%。
動画編集のお仕事を続けていれば契約数が増え、収入も上がってくるでしょう。
しかし、それと同時に徐々に手数料が痛手になってきます。手数料の安さを重視するなら断然Bizseekがオススメです。
④ココナラ
ココナラは、自分のお店を持つようなイメージのクラウドソーシング。
クラウドワークスなどは自分から案件を探して営業をしていくのに対して、ココナラは自分のお店でスキルや経験を販売するようなイメージです。
メリットは、価格や仕事内容も自分自身で決められること。
ランサーズやクラウドワークスで案件を見たけど
- まだスキルに自信がない
- ちょっとレベルが高そう
と感じたならココナラから始めてみるのをオススメします。
自分が出来る範囲のスキルで出品すれば、無理なく仕事をすることができます。実績にもつながるので、ランサーズやクラウドワークスでの案件も獲得しやすくなるでしょう。
⑤SKIMA
SKIMAはクリエイター向けのクラウドソーシングサイトとなっています。
ココナラと同様、自分のお店を持って自分のスキルを出品することができます。
ココナラとの大きな違いはクリエイターのみが出品できるという点です。
- イラスト
- デザイン
- キャラ販売
などをしているクリエイターが集まっています。クリエイターが多く集まっているので動画編集の案件数も豊富です。
クラウドソーシングでの動画編集は報酬単価が安いって本当?
色々な案件募集を見ていても、金額に結構差がある報酬単価。
クラウドソーシングでの動画編集のお仕事は報酬単価が低いという話を耳にしたことがある方も多いはず。
こちらでは、一般的な報酬単価の目安や、報酬単価を上げる方法についてご紹介していきます。
動画編集の報酬単価の相場
まず、結論から申し上げますと、クラウドソーシングでの動画編集のお仕事の報酬単価相場は、1件につき3,000円から15,000円と幅広い金額設定が存在します。
一般的に初心者の場合、トライアルや最初の何本かは安い単価で仕事を受けることが多いでしょう。
実績を積んだ経験者なら、1本目のお仕事から高い報酬単価を提示される場合もあります。
また、仮に報酬単価が6,000円と提示されていたとしても、そこからクラウドソーシングサイトのシステム使用料が10%~20%引かれます。
実際の手取り報酬がシステム使用料によって減ってしまうという点が、報酬単価の相場が安いと言われる原因でしょう。
動画編集の報酬単価を上げるには?
はじめは、安い報酬単価のテストやトライアルなどで思うように稼げないかもしれませんが、このタイミングで何件かの実績や経験を積み、スキルアップすることが大切です。
ある程度の案件数をこなしてきたら、“経験値”という点では報酬単価UPの第一関門を突破したと言えるでしょう。
次に必要になってくるのが、“納期厳守”・“技術の高さ”・“仕事の丁寧さ”など、クライアントが引き続きあなたに仕事を依頼したくなるかどうかと言う点です。
クライアントの信頼を勝ち取るような仕事の仕方を心掛けてみましょう。こちらから交渉をしなくとも、クライアント側からの新たなオファーで報酬単価が上がる場合もあります。
スキルや技術をさらに磨いて報酬単価のUPを目指すなら、スクールなどに通うなどの自己投資も有効な手段のひとつ。
クラウドソーシング×動画編集3大不安を解決
ここまででメリットは色々理解できたけれど、やっぱり動画編集のお仕事をクラウドソーシングで始めるのが不安だと言う方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方の為に、特に多いクラウドソーシングの3大不安をここでバッチリ解決します。
①初心者レベルの動画編集スキルでも案件は取れる?
本当に初心者レベルのスキルでも動画編集のお仕事は取れるのかと不安をお持ちの方。
クラウドソーシングサイトの募集案件を見てみれば一目瞭然。
初心者OK、未経験者OKという案件も選べるほど多数あります。
このような案件からスタートしてスキルや実績が増えていけば、今後の自身のアピールもしやすくなりますよ。
②副業での動画編集案件は稼げない?
たしかに、最初のうちは報酬単価も安い為稼げないかもしれませんが、フィードバックをしてくれるクライアントも多くいます。
はじめの何件かは、「動画編集のお仕事を教えてもらいながら、報酬も貰える」という発想で取り組んでみるのもひとつの方法かもしれません。
副業でもフリーランスでも、案件数をこなしていくのが、動画編集で稼いでいく一番の近道です。
豊富な実績数で、少しずつでも動画編集のクオリティを上げていくことができれば、高い報酬単価や継続依頼も充分可能です。
③案件報酬はきちんともらえる?
クラウドソーシングは顔が見えないネット上での連絡のみの為、報酬がきちんともらえるのかと心配な方も多いようです。
こちらでご紹介したクラウドソーシング5選においては、その不安がないのが大きなメリットとも言えます。
例えばクラウドワークスでは、時間をかけて作業をしたのに報酬が支払われない・・という事のない様、受注者の報酬を保障してくれる“仮払い”という制度があります。
契約が成立した時点でクライアントがクラウドソーシングサイトに支払っている為、私たち受注者にとっては安心な制度です。
作業に取り掛かるのは「クライアントの仮払いが完了してから」など、サイトによって作業開始のルールなどがありますので適宜確認が必要です。
クラウドソーシングで案件獲得数や依頼数を増やすコツ
相手の顔や名前がわからないというクラウドソーシングならではの不安は、受注者と同様にクライアント側も感じている事です。
自分がクライアントの立場で誰かに仕事を依頼するなら、どういう判断基準で人を選びたいか想像しながら読んでみてください。
こちらでは、クラウドソーシングで動画編集の案件獲得数を増やすために、非常に大事なコツを3つ上げていきます。
①信頼性のある自己紹介ページの作成
顔が見えないクラウドソーシングだからこそ、重要になってくるのがプロフィールや自己紹介ページ。
初心者の場合は動画編集の実績が少ない=他者からの評価が少ない為、クライアントはあなたの自己紹介ページを参考に案件を依頼するかどうかを判断することになります。
つまりクラウドソーシングでは、この自己紹介ページがあなたの「顔」ということになります。
以下の点は必ずおさえておきたいところ。
- 挨拶や経歴(職歴など経験してきたこと)
- 自分の得意分野・強みをアピール
- 実績
- 使用可能な作業環境(OS・ソフトなども含めて)
- 可能な作業時間(1週間に〇時間など)
- ポートフォリオのURL
もちろん、高いスキルや技術が必要な案件もあります。
しかし、未経験でもスキルを伸ばしたいという姿勢や、誠実さがある方ならぜひお願いしたいと言われるケースも多々あります。
自己紹介ページではあなたの意気込みや人物像など、プラス面がクライアントに伝われば大丈夫。
あまりダラダラと長くなり過ぎず、誠実さが伝わるような書き方がベストです。(当然ですが誤字脱字には要注意です)
②クオリティの高いポートフォリオの作成
どのような動画編集ができるのかもわからない相手に、案件を依頼する人はいませんよね。
動画編集者のポートフォリオは、言わば作品集のようなもの。
どのような動画編集ができるのかを知ってもらい、信頼してもらう為のものです。
動画編集は映像という形態上、言葉だけでスキルをクライアントに伝えるのは大変困難です。
正確なスキルや技術を理解してもらう為にも、ポートフォリオで作品として見てもらった方が伝わりやすいのです。
クラウドソーシングで動画編集の案件を獲得するのなら、ポートフォリオはほぼ100%必要になってきます。
クオリティの高いポートフォリオを作成する為に観ておきたい、おすすめのYouTubeチャンネルをのちほどご紹介していきます。
③迅速で誠実なコミュニケーション
副業でも専業でも、クラウドソーシングでの動画編集は立派なお仕事。
言わば報酬が発生するのですから、レベルが低かろうと初心者だろうと、相手にとってはプロにお仕事を任せたという認識です。
仕事相手となるクライアントとのコミュニケーションは、チャットなどでのやり取りがメインになるかと思います。
気軽に使えてしまうツールだからこそ、いかなる場合も迅速で誠実な対応を心がけましょう。
返信ができない時間帯がある場合などは、予め連絡可能な時間や曜日を自己紹介ページに記載したり、先方に伝えておくことも信頼性につながります。
「この人は信頼できるな」と思ってもらえるようなコミュニケーションを心がければ、クライアントからの評価も上がり、お仕事の継続や新規依頼なども増えていくものです。
採用率爆上がり!魅力的な提案文に必要な3つのポイント
案件が決まったら、次は提案文の作成に入ります。
クライアントの元には、あなた以外の動画編集者からたくさんの提案文が届きます。
提案文の最終目的は採用してもらう事ですが、まずはクライアントに興味を持ってもらえる内容かどうかが非常に重要です。
そこで、クライアントの目に留まる魅力的な提案文を書くときに必要な、3つのポイント をまとめました。
提案文を書く時には、この3つのポイントを是非参考にしてください。
ポイント①|提供できる価値の提案
クライアント側の目的は、意向に沿った作品を作ってくれる動画編集者を探すことです。
- スキルを生かして仕事をこなしてくれるか
- 自分自身で考えて仕事をしてくれるか
まず注目するのはこの点になります。
自身が採用された際にはどのような仕事で価値を提供できるのかを、明確に記載することが大切です。
案件を獲得したい気持ちが先立ち、提案文を書くときについつい受け身になってしまうと相手にマイナスの印象を与えます。
- ✕「仕事をください」 ☞受け身の姿勢
- 〇「貢献できます」 ☞スキルを与える
初心者、ベテランクリエイターに関わらず、GIVEができている前向きな提案文はクライアントにとってわかりやすく魅力的なものになります。
ポイント②|クライアントへの共感
提供できる価値を伝えることができたなら、次にクライアントが知りたいのは「依頼内容に沿った動画を作ってもらえるのか」という点です。
たとえシェフが作るクオリティの高い料理だったとしても、中華料理を楽しみに待っている客のテーブルにフランス料理が出てくるのはちょっと違いますよね。
つまり、クライアントの依頼内容を理解し、求められていることに共感することは非常に重要なこと。
例えば、事前にクライアントの媒体をチェックしておくことなども有効です。
映像の方向性やイメージを掴んでおくことで、クライアントの意向に沿った仕事ができるというアピールをすることも可能です。
依頼内容に合わせて提出できるように、いくつかのポートフォリオを用意しておくのもいいでしょう。クライアントのイメージとズレのないようなポートフォリオがベストです。
ポイント③|提案内容・契約内容に相違がないか提出前の最終確認
提案文が完成したら、必ず何度か読み返して文章全体を確認しましょう。
- 誤字脱字はないか
- 依頼内容に沿った提案ができているか
- 必要事項がもれていないか
また、契約成立した後に報酬や仕事内容の相違が発生することのないよう、提出前に募集要項などの再確認をしておくことも大切です。
【無料で使える】案件獲得につながる!ポートフォリオが作れるYouTubeをご紹介
「仕事を始められるサイトはわかったけどポートフォリオはどうしよう」
そう考える方にとってオススメのYouTubeを2つ紹介しますね。
ポートフォリオがあると案件が獲得できる確率もグンと上がります。
ぜひポートフォリオの作成時に活用してみてください。
①:リベ大スキルアップチャンネル
リベ大スキルアップチャンネルは、副業で使えるスキルを動画で学習できるYouTubeチャンネルです。
様々なジャンルがありますが、その中でも「動画編集基礎講座」という動画編集を紹介している動画は全部で8本。
- カット
- テロップ入れ
- BGM挿入
- 画像挿入
- サムネイル作成
このような動画編集の基本的なスキルを習得しながら、ポートフォリオが1本作れてしまいます。
この中で作成するポートフォリオは実績としても公開して良いとのことなので、始めて動画編集をされる方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
②:かふたろう/Cuff Style
フリーランスの動画クリエイター・かふたろうさんのYouTubeもオススメです。
Premiere ProやFinal Cut Pro での編集方法を分かりやすく解説してくれています。
ご自身も編集ソフトを初めて使ったときに「難しくて良くわからなかった」という経験があったようです。
動画編集での挫折経験があるからこそ、初心者の方でも分かりやすいように細かい部分まで丁寧に解説してくれています。
練習用の無料素材も提供してくれているので、これから動画編集を始める方にはうってつけのYouTubeです。
クラウドソーシングでの実績を作って動画編集のプロを目指そう!
最後にまとめます。
- クラウドソーシングサイトは大きくわけて2種類、募集案件に応募するタイプと自ら出品して依頼されるタイプがある
- 案件数や使いやすさならランサーズやクラウドワークス
- 手数料を抑えたいならBizseek
- 出品をする形で動画編集の仕事を始めたいならココナラやSKIMA
- 案件を獲得するには3つのコツを抑えよう
- 提案文を書くときは3つのポイントを意識して書いてみよう
- ポートフォリオを作ろう
この記事が動画編集を始める方にとって有益な情報になっていたら幸いです。