フリーランスにとって、履歴書や職務経歴書の書き方はしっかりと押さえておきたいポイントの一つです。
しかし、「企業に応募する場合と何が違うの?」「どんな内容を記載すればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
その不安を解消するために、この記事ではフリーランス向けの履歴書・職務経歴書の基本から注意点、そして魅力的な書き方のポイントまで詳しく紹介していきます。
フリーランスが転職の時に履歴書に記載するべき項目
フリーランスの方が転職する際、履歴書にどのような項目を記載すれば良いか、詳しく解説します。
一般的な履歴書と大きく異なる点は少ないですが、フリーランスならではのポイントを押さえておくことで、より効果的な履歴書を作成できます。
基本情報
一般的な履歴書と同様に、フリーランスの履歴書にも基本情報をしっかり記載しましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 連絡先
- 証明写真
などが必要です。
証明写真は撮影から3か月以内のものが理想ですが、企業によっては6か月以内でも大丈夫な場合があります。
写真は清潔感を重視し、プロの撮影スタジオで撮るのがおすすめです。
学歴と職歴
学歴については、通常の履歴書と変わりませんので、最終学歴から順に記載します。
職歴に関しては、フリーランスとして行ってきた業務経歴も含めて記載します。
フリーランスの業務開始日および終了日を明確に書き、職務経歴書でより具体的な内容を説明する形が良いです。
業務内容やスキルについては、ここでは簡潔に触れる程度で構いません。
資格
資格は業務に関連するものを優先的に記載しましょう。
特に高難易度の資格は、業務に直結しなくてもアピールポイントとなりますので積極的に書きましょう。
一方で、取得難易度が低い資格(例えば「○○3級」)は省略しても良いです。
資格の一覧を作成するときは、業務にどう役立つかを考慮して記載順を工夫するのも効果的です。
志望動機
志望動機の欄は、自分がその案件やクライアントにどのように貢献できるかについて詳しく書きましょう。
具体的な目標や成果を挙げることも効果的です。
フリーランスとしての実績を通じて得た経験やスキルを元に、その企業でどのように役立つかを説得力のある形で伝えます。
クライアントのニーズを調査して、それに応じた内容を盛り込むと良いでしょう。
自己PR
自己PRでは、特にスキル面とコミュニケーション面を重点的にアピールしましょう。
過去の実績と共に具体的な数字を使って説明すると、より効果的です。
例えば、売上を何%アップさせたとか、どのようなプロジェクトでリーダーシップを発揮したかなどです。
また、チームでの仕事や顧客との折衝経験も大切です。
クライアントの要望や求める人物像を理解し、それに合わせた自己PRを心掛けましょう。
業務実績
履歴書のテンプレートによっては業務実績を書く欄があります。
ここには
- クライアント名
- 案件内容
- 担当期間
- 使用技術(例えばプログラマーなら使用したプログラミング言語)
などを記載します。
クライアント名を公開するのが難しい場合は、「某企業」といった表現を使いましょう。
具体的な実績を示すことで、より強いアピールになります。
フリーランスが職務経歴書に記載するべき項目
フリーランスとして働く際に、職務経歴書は非常に重要です。企業側はあなたがどのような経験を積んできたのかを知りたがっており、それを効果的に伝えるためには適切な情報の記載が必須です。
以下では、フリーランスの職務経歴書に記載すべき主要な項目を紹介します。
職務要約
職務要約は、これまでのキャリアの流れを簡潔にまとめたものです。
職務要約は読み手があなたの経歴を瞬時に把握できるようにするためにあります。
例えば「〇〇卒業後、株式会社〇〇に就職しエンジニア職に従事。その後フリーランスエンジニアとして活動」というように、簡潔でポイントを押さえた記載が求められます。
あまり細かく書きすぎず、読み手が興味を持ったらさらに詳細を読むような内容にするのが理想です。
業務内容や実績
具体的な業務内容や実績を詳しく記載することも重要です。
- どのような業務に従事してきたのか
- プロジェクトの規模や期間
- 具体的な役割や実績
などを記載します。
例えば、どの企業でどのようなプロジェクトを担ってきたのか、それがどんな成果を生んだのかを示すと良いでしょう。
例えば「株式会社〇〇でWebアプリ開発に従事し、100万回ダウンロードを達成」といった具体例があると印象が強まります。
資格
資格も忘れずに記載しましょう。
フリーランスとしてのスキルを証明するための国家資格やベンダー資格も重要です。
特に高度な資格や業務に関連する資格は積極的に記載します。
ただし、ベンダー資格には有効期限がある場合があるので、その点は注意して最新の情報を記入することが大切です。
例えば「〇〇資格(取得年)」や「〇〇1級(取得年)」といった具体的な書き方が良いでしょう。
志望動機
志望動機は、なぜその企業やプロジェクトで働きたいのかを示す重要な項目です。
志望動機は読み手にあなたがなぜその仕事に興味を持ったのかを伝える機会です。
自分がその企業や案件でどのように貢献できるかを具体的に示しましょう。
また、あくまでも自身のスキルアップを見据えているということも伝えると、好意的に受け取られやすいです。
例えば「新しい技術に挑戦することで、自分のスキルをさらに高めたい」といった具体的な内容が好ましいです。
自己PR
自己PRは、あなたの強みや特性をアピールするための項目です。
自己PRでは、コミュニケーション能力や協調性を示す具体的なエピソードを交えることで、読み手の信頼を得やすくなります。
また、企業が求める人物像を確認し、それに合わせた内容を記載するのも効果的です。
例えば「チームでプロジェクトを進行する際にリーダーシップを発揮し、メンバー全員の意見を取り入れて成功に導いた経験がある」といった具体的なエピソードを記載すると良いでしょう。
フリーランスの職歴の書き方
フリーランスとしての職歴を記載する際には、雇用関係がないため「入社」「退社」という表現は適しません。
働き方に応じて適切な表現を使い分けましょう。以下では、代表的なパターンについて具体的に解説していきます。
フリーランスのキャリアをしっかりとアピールするためにも、ここでのアドバイスを参考にしてくださいね。
開業届を出していた場合
個人事業主として開業届を出している場合、仕事のスタートと区切りを明確に示すことが重要です。
開業届を出して活動していた場合は、開業日を必ず記載しましょう。
これは事務処理能力のアピールにもなります。従業員を雇っていた経験がある場合、その人数を記入することでマネジメント経験や経理知識があることも示せます。
開始日は「開業」、終了日は「廃業」「事業売却」などの表現を使います。
具体例
令和2年8月□□制作事務所開設個人事業主として開業
(「屋号:〇〇」)職種:Webデザイナー
令和4年10月株式会社△△へ事業売却
または
令和2年5月個人事業主として開業
(「屋号:〇〇」)コンサルティング事業を展開
令和3年6月一身上の都合により廃業
開業届を出していない場合
開業届を出していない場合、開始日や終了日の表現に工夫が必要です。
開業届を出していない場合でも、活動期間を記載することで実績を示すことができます。
開始日には「活動」「従事」、終了日には「活動停止」を用いるのが一般的です。
面接で「なぜ開業届を出さなかったのか?」と質問されることもあるため、その理由を説明できるよう準備しておきましょう。
具体例
令和元年5月個人事業主として従事
エンジニアとして活動
令和4年2月一身上の都合により活動停止
クラウドソーシングサービスを利用していた場合
クラウドソーシングプラットフォームを活用していた場合、その活動も職歴として記載できます。
クラウドソーシングサービスを通じて業務を行っていた場合、開始日は「登録」、終了日は「退会」と表現します。
同時期に他の活動をしていた場合、その活動も併記することで実績を明確にできます。
ただし、特に面接先の事業に関連する案件を行っていた場合は、詳細に記載すると良いでしょう。
具体例
令和元年7月個人事業主としてクラウドソーシング○○○○登録
Web開発の受託
令和3年5月クラウドソーシング○○○○を退会
令和3年5月一身上の都合により活動停止
家業の社員、家族従業員だった場合
家業に従事していた経歴も重要な職歴です。
その書き方は、法人化されているかどうかで異なります。
家業が法人化されている場合は、一般的な会社員と同じように「入社」「退社」と記載します。
個人事業主の家族の一員として働いていた場合は「家業である○○に従事」と具体的に記します。
これにより、家業での実績や役割が明確になります。
具体例
※法人化されている場合
令和2年1月○○株式会社に入社
Webデザイン業務に従事
令和3年3月一身上の都合により退職
※家族従業員の場合
令和2年1月家業である○○設計事務所に従事
CADオペレーション業務を行う
令和4年2月一身上の都合により退職
フリーランスの履歴書作成の7つのポイント・注意点
フリーランスの履歴書を作成する際には、特有のポイントや注意点があります。
これらを押さえることで、より魅力的な履歴書を作成することができます。
では、具体的にどのような点に気をつければ良いのか、7つのポイントに分けて説明していきます。
指定された様式・形式の履歴書を利用する
フリーランスとしての履歴書を作成する際にも、企業が指定した履歴書フォーマットが存在する場合があります。
そのような場合は、必ずその指定フォーマットを使用することが大事です。
指定がない場合でも、一般的な履歴書の形式を参考にし、必要な情報を過不足なく記載することが重要です。
働いていない期間がある場合の書き方
フリーランスの履歴書における空白期間は、包み隠さず正直に書くことが大切です。
しかし、その期間をどのように過ごしていたかについても記載することで、前向きな印象を与えることができます。
例えば
- スキルアップのために資格取得を目指していた
- 自己研鑽の時間にあてていた
など、その具体的な内容を書き添えると良いでしょう。
「現在に至る」と「以上」の使い分け
履歴書で履歴を記載する際、「現在に至る」と「以上」の使い分けには注意が必要です。
「現在に至る」は現在も継続している職務に対して使用し、「以上」はその職務が既に終了している場合に使用します。
これにより、採用担当者に正確な状況を伝えることができます。
フリーランスをやめる場合、ネガティブな表現を避ける
フリーランスを終了した理由について記載する場合、ネガティブな表現は避けるようにしましょう。
ネガティブな理由をそのまま記載すると、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
例えば、安定した収入を求めるためのキャリアチェンジや、新しいスキルを身に付けるための挑戦など、前向きな理由を記載することをおすすめします。
職務経歴書との違いを意識する
履歴書と職務経歴書は異なる目的で作成される書類です。
履歴書は基本的な個人情報や学歴、職歴を簡潔にまとめたものですが、職務経歴書は具体的な業務内容や成果を詳述するものです。
履歴書には簡潔にポイントを押さえた情報を、職務経歴書には詳細な業務内容やスキルを記載することで、効果的なアピールが可能となります。
空白期間があっても正直に書く
フリーランスの履歴書で空白期間を避けることは難しいですが、それでも正直に書くことが重要です。
空白期間については
- どのように過ごしたか
- 何を学んだか
などを具体的に記載することで、ポジティブな印象を与えることができます。
例えば、自己投資としてスキルアップを図ったことなどを強調すると良いでしょう。
手書きの場合はペンの色・修正方法に注意する
手書きで履歴書を作成する場合、ペンの色や修正方法にも注意が必要です。
基本的には黒のボールペンを使用し、修正液や修正テープは使わないようにします。
誤字があれば、きちんと二重線で訂正し、上から正しい文字を書きます。
また、字の丁寧さや整然とした書き方も注意しましょう。
フリーランスや業務委託で履歴書・職務経歴書が必要になるケースとは
フリーランスや業務委託として活動している方々も、ビジネスの場で履歴書や職務経歴書が必要になることがあります。
それぞれのケースによって求められる内容や重視ポイントが異なるため、しっかりと準備しておくことが大切です。
エージェントサイトに登録する場合
エージェントサイトに登録する場合、履歴書や職務経歴書は非常に重要な要素となります。
これによって、自分のスキルや経験をアピールし、最適な案件を紹介してもらうための判断材料となるからです。
フリーランスや業務委託の場合、プロジェクトベースでの経験が多くなるため、具体的な実績を詳細に記載すると共に、自分の得意分野や担当したプロジェクトの内容についても明記することが有効です。
エージェントサイトは多くのフリーランスにとって重要な仕事獲得の手段の一つです。
そのため、他の応募者との差別化を図るためにも、履歴書や職務経歴書の内容を充実させる必要があります。
特に、具体的な成果やプロジェクトの成功事例、スキルセットを明確にすることで、エージェントの担当者により良い印象を与えることができます。
新規案件の契約をする際にクライアントに求められた場合
新規の案件を契約する際に、クライアントから履歴書や職務経歴書の提出を求められることがあります。
これは、クライアントがあなたの過去の実績やスキルを確認するための方法です。
特に大きなプロジェクトや初めての取引相手の場合、クライアントはリスクを最小限に抑えたいと考えるため、過去の実績を参考にしたいという理由があります。
この場合、履歴書や職務経歴書には過去のプロジェクトの詳細や成果、役割について具体的に記載することが重要です。
また、クライアントが求めるスキルや経験に対して自己評価を明記し、自分がそのプロジェクトにどれだけ貢献できるかをアピールすることも有効です。
信頼性を高めるために、推薦状や過去のクライアントからのフィードバックがあれば、それも一緒に提供するのが良いでしょう。
会社員になる・アルバイトを始める場合
フリーランスや業務委託としての経験を経て、会社員として働くことやアルバイトを始めることを考える場合、履歴書と職務経歴書は必須の書類となります。
通常の求職活動と同様に、これらの書類を通じて自分のキャリアやスキル、これまでの経験をアピールすることが求められます。
会社員のポジションやアルバイトの役職に応募する際には、職務経歴書にはフリーランスとして担当したプロジェクトやクライアントとの取引経験を詳しく記載しましょう。
また、スキルセットを一覧にし、具体的なツールや技術、ソフトウェアの使用経験なども記載すると効果的です。
面接の準備としても、フリーランス時代の経験を基に自分の強みや特長について話せるようにまとめておくと良いでしょう。
フリーランスの履歴書テンプレート紹介
フリーランスの方が利用する履歴書のテンプレートを紹介していきます。
オーソドックスな「リクナビネクスト」履歴書・職務経歴書テンプレート
画像引用:リクナビ
フリーランスの方におすすめの履歴書テンプレートとして「リクナビネクスト」のテンプレートがあります。
これらは一般的な形式で、履歴書も職務経歴書もWord、Excel、PDF形式で無料でダウンロードすることができます。
特に初めて履歴書を作成する人や、オーソドックスなフォーマットが必要な場合に便利です。
リクナビネクストのテンプレートを使えば、しっかりとした印象を与えられるでしょう。
「転職Hacks」の多彩な履歴書テンプレート
画像引用:転職Hacks
もう一つのおすすめは「転職Hacks」の履歴書テンプレートです。
こちらは、オーソドックスなものに加えて、初めての転職に最適なものや、経歴・経験をアピールするための欄が大きいものなど、様々なバリエーションが用意されています。
Word、Excel、PDF形式でダウンロード可能なので、自分に合った形式を選べますね。
特に、経歴に自信のある方や、しっかりとアピールポイントを伝えたい方にはぴったりです。
フリーランスの履歴書に活用できるテンプレートの活用方法
このような履歴書テンプレートの中で、フリーランスとして特に活用できるのが「リクナビネクスト」と「転職Hacks」の2つです。
「転職Hacks」のサイトでは経歴に自信のある人、ない人に分けてテンプレートを公開しているので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
厚生労働省の「ハローワーク インターネットサービス」でも履歴書や職務経歴書の書き方とテンプレートが提供されていますので、そちらもチェックしてみてください。
最後に、書類を準備するだけでなく、面談に臨む際のコツも知っておくと安心です。
業務委託として面接を受けるフリーランスの方は、面談での対応が契約に大きく影響することがあります。
準備を怠らず、リラックスして臨みましょう。
上記のサイトでは面談に関するアドバイスも紹介されているので、面談を控えている方はぜひ参考にしてくださいね。
フリーランスの履歴書・職務経歴書についてよくある疑問
フリーランスとして活動する中で、履歴書や職務経歴書の記載方法について疑問に思うことがありますよね。
ここでは、フリーランスの履歴書・職務経歴書に関するよくある疑問とその解決方法についてご紹介します。
履歴書・職務経歴書には副業の職歴も全て記載する?
履歴書や職務経歴書にはすべての職歴を記載する必要はありません。
特に副業や小規模な案件は、応募先企業に対してアピールになるかどうかで判断しましょう。
情報量が多すぎると、重要なアピールポイントが埋もれてしまうことがあります。
そのため、履歴書に記載する職歴は厳選することが大切です。
たとえば、応募する職種に関連のない副業は省略しても構いません。
しかし、その副業が自分のスキルや強みを示すものであれば、ぜひ記載してアピールしましょう。
最終的には、応募先企業にとって有益かどうかを基準にするのがポイントです。
採用担当者はフリーランスの職務履歴書のどこを見ているのか?
採用担当者がフリーランスの職務履歴書で注目するポイントは、応募する職種や企業によって異なります。
オールラウンダーの場合と専門職の場合で、見られるポイントが変わってきますので、それぞれご紹介します。
オールラウンダーの場合
オールラウンダーとして幅広い業務に対応できることをアピールすることが重要です。
実績から感じ取れる「スキル」に加え、「コミュニケーション能力」も大きな評価ポイントになります。
自己PRや志望動機の欄でこれらを具体的に書くと効果的です。
たとえば、チームでの協業経験やクライアントとのやり取りについて詳細に記載することで、コミュニケーション能力をアピールできます。
専門職の場合
専門職の場合は、幅広さよりも深い専門知識や特定のスキルの保有が重要視されます。
業務内容を詳細に記載し、自分がどのような役割を果たしてきたかを具体的に説明することで、専門性をアピールしましょう。
また、関連する資格や講習受講歴なども記載することで、専門知識の裏付けとなります。
資格が応募要件に含まれていることも多いので、関連資格は迅速に確認しておきましょう。
職務経歴書にフリーランス期間はどのように書けばいいのか?
フリーランス期間の記載方法も悩みどころですが、わかりやすく、かつ具体的に書くことがポイントです。
期間ごとにどのようなプロジェクトに携わったのかを明確にし、具体的な業務内容や成果を記載しましょう。
たとえば
- 年月
- プロジェクト名
- 役割
- 使用技術
- 成果
などを箇条書きにして整理すると見やすくなります。
長期間にわたるプロジェクトは、その期間内での重要な業績やフェーズごとの成果を詳細に記述することもおすすめです。
要するに、採用担当者が一目で理解できるように工夫することが大切です。
フリーランスは職歴にならないのか?
フリーランスでも立派な職歴になります!
企業内で働く場合と違って、フリーランスは自己管理能力やプロジェクトマネジメント能力が求められますから、むしろ強みとしてアピールできる部分が多くあります。
実際に、フリーランスとしての経験を職歴として記載することで、採用担当者に対して自分の能力を十分に伝えることができます。
ただし、信用性の部分で疑問が生じないように、仕事内容やクライアントとの契約状況を具体的に記載することが肝心です。
そうすることで、採用担当者も安心してあなたの実績を評価することができます。
履歴書・職務経歴書をメールで送る時の注意点は?
履歴書や職務経歴書をメールで送る際には、いくつかの注意点があります。
まず、メールの本文に簡潔な挨拶文を入れることが大切です。
応募の旨や感謝の気持ちを述べると良い印象を与えます。
また、ファイル名は「氏名_履歴書.doc」や「氏名_職務経歴書.pdf」など、誰の書類かが一目でわかるようにしましょう。
さらに、送付するファイルはPDF形式に変換し、レイアウトが崩れないようにするのがおすすめです。
最後に、メール送信前には宛先や添付ファイルの確認を忘れずに行いましょう。一度送信してしまうと訂正が難しいので、事前のチェックが重要です。
個人事業主・フリーランスから転職する際には自身のスキルや実績をアピールしましょう!
フリーランスとしての履歴書や職務経歴書の書き方では、写真や基本情報はもちろん、経歴やスキルを簡潔にまとめることが大切です。
具体的な業務内容や成果を詳細に説明しましょう。
特に自分が担当したプロジェクトや、その成果を数字や具体的な例で示すことが効果的です。
これにより、クライアントにあなたの能力を理解してもらいやすくなります。
さらに、自分の強みや特徴をアピールするためのセクションも設けると良いでしょう。
どんな仕事に情熱を持っているのか、自分自身をどのように成長させてきたのかを述べることで、他のフリーランスと差別化できます。
最後に、誠実で丁寧な言葉遣いを心掛けることが重要です。良い印象を与えるために、誤字脱字がないかしっかりチェックしましょう。