この記事でわかること
- After Effectsの案件の内容
- After Effectsの案件を獲得する方法
- After Effectsの将来性
After Effectsは映像制作をしていくうえでは非常に重要なスキルです。
需要も高いスキルですが、初心者の方には難しく挫折してしまうことも珍しくありません。
しかし、そのぶんAfter Effectsが使えることでクリエイターとしての市場価値が上がり活躍の場も広がります。
そこでこの記事では、ひとりでも多くの方がAfter Effectsに触れて将来的には案件にチャレンジしていただけるように、After Effectsの案件の内容について解説しました。
案件の内容だけではなく、After Effectsで案件が獲得できる方法や将来性についても書いているのでぜひ参考にしてみてください。
高単価を狙えるかも!After Effectsができる案件の内容
では、After Effectsではどのような案件があるのでしょうか。詳しく解説していきます。
①動画CM作成
Web広告
最近では、SNSやアプリといったインターネット上に掲載されているWebの広告はAfter Effectsが使えることで制作できます。
電子広告
電車やタクシーの交通機関や、街頭や店内で放映されている電子広告もAfter Effectsで制作されています。
②YouTubeの動画作成
YouTubeの動画にも、写真や文字を立体的に出現させたり、バラバラに動かしたりといった視覚効果の演出を入れるためにAfter Effectsが使用されます。
③ライブやコンサートのプロモーション映像
あなたの好きな、あのアーティストの迫力あるプロモーション映像やライブの演出で使用されている映像もAfter Effectsが活躍しています。
後ほど詳しく説明しますが、厳密にはAfter Effectsの他にも
- Photoshop
- Illustrator
といったグラフィックデザインのソフトと組み合わせていますが、映像制作をしていくうえでは、After Effectsは必須のスキルになるでしょう。
飛躍的に上がる!After Effectsの案件を獲得できる方法
ここからはAfter Effectsの案件を獲得できる方法を解説します。
①オマージュ作品を作る
参考にしたいCM作品や憧れのクリエイターがいたら、オマージュ作品を作りましょう。
オマージュ作品とは、リスペクトを込めて作品の特徴に似せて作ることです。大事なのがパクリではいけないということです。
そのままコピーをして作るのではなく、色やデザインを変えて作ることでオマージュ作品になります。
②依頼を受けて作る
すでにクリエイターとして活動していたり営業をしていたりするなら、クライアントから実際に依頼を受けるかたちで映像作品を作ると、ポートフォリオとしてかなり信頼されます。
「既存のクライアントも営業もまだしていない」という方はチームからの依頼を受けて制作をしたということを伝えると良いでしょう。
映像作品を作る企業は、主に広告代理店や映像制作会社です。
広告代理店や映像制作会社で制作されるような映像作品には
- 企画立案
- 動画の構成
- 絵コンテ
といった業務の流れがあります。
なので、自主制作のようなポートフォリオだと内容が薄いと捉えられてしまいます。
そこでまずは、ポートフォリオ制作チームを自分で作ります。
「チームのプロジェクトとして今回の作品を制作した」と言えば、企業のような業務の流れを通して制作をしてきたと思ってもらえる可能性が高いです。
なので実績の伴ったポートフォリオとしてみてもらえます。
「チームを作るのもちょっと難しい」と考えている方は小さな実績を積み上げていくのがオススメです。
After Effectsの映像加工が必要とされるショート動画やYouTube動画の案件をいくつか受けて実績を作っていきます。
公開が許可されている作品をポートフォリオとして他のクライアントに見せることによって、評価していただくという戦略を取るのが良いのではないでしょうか。
After Effectsの将来性や今後の仕事について【結論:かなり期待できる】
案件獲得の方法を解説してきましたが、これからAfter Effectsを学ぼうと考えている動画編集者さんは、今後仕事が増えていくのかが気になる部分ですよね。
結論から言うとかなり期待できます。
「引用元:サイバーエージェント国内動画広告市場調査2021(https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=27195)
上記のデータにあるように動画広告や動画市場は伸びていく傾向にあり、それは今後も拡大していくと予想されるからです。
また、コロナの影響により在宅時間が増えたことや、YouTubeの市場がまだまだ増加傾向にあることを考えても、仕事が減っていくということは考えられません。
しかし、より高単価な案件や活躍の場を広げたいならAfter Effects単体で案件を受けるというより他のスキルと組み合わせる必要があるでしょう。
先ほども説明しましたが、広告動画やプロモーションビデオの映像には多くのスキルが組み合わさって出来ています。
実際にクラウドソーシングサイトの案件募集を見ると、やはりグラフィックデザインや音声編集のスキルが求められていることが多い印象です。
クライアント側も複数の人にお願いするより、信頼できる一人にお願いしたいという気持ちがあります。
しかし、以下のように考えている方もいるのではないでしょうか。
- After Effcts一本で映像制作を続けていきたい
- VFXのような映画のような映像を作りたい
- アニメーション動画を作っていきたい
そのような方はAfter Effectsのスキルを伸ばし、「この人にしか出来ない」と思っていただけるような映像作品を作れるようになると良いのではないでしょうか。
例えば、あなたに好きなクリエイターがいるとしましょう。
その人の作品は観ただけで誰が作ったのかがわかるかと思います。
「この人が作った作品だ!」と思ってもらえるようになるのは非常に大事なことです。
動画市場は増加する一方で、AIに自動化されていくソフトも出てきます。
そんなときに重視されるのがセンスの部分です。
- この人にしか作れない面白い作品
- あの人にしか作れないインパクトを与える作品
センスの部分はAIに取って代わることは出来ません。
もし、映像をメインに活動していきたいと思っているなら、自分らしい作品を作ると言うことを心がけると良いのではないでしょうか。
After Effectsの将来性はかなり期待できるので、チャレンジする価値は高いです。
After Effectsを使って活躍の場を広げていきましょう
最後にまとめます。
- After Effectsは動画CM制作に関われる
- オマージュ作品を作ったりチームで制作したりすると案件を獲得できる可能性が上がる
- 動画市場はまだまだ増加傾向。After Effectsを含んだ他のスキルと組み合わせることで活躍できる場が増えていく
After Effectsで取り組める案件は高単価で将来性もある良い市場です。
ぜひこの機会に案件に取り組んでみてはいかがでしょうか。この記事が参考になれば幸いです。