この記事でわかること
- 動画編集の副業を始めたい
- 動画編集で稼げるまでの道のりを知りたい
- 動画編集の副業を始めたいけど何から準備したら良いかわからない
この記事では、動画編集をこれから始める方に向けて学習方法や副業での収入を得るまでに必要なことを徹底的に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
動画編集・映像編集をするために必要なもの
動画編集の仕事内容について解説してきました。
ここからは、実際にお仕事として動画編集を始めるには、何が必要なのかについて解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
まずは必要な機材を準備していきましょう。
以下があると役立ちます。
- パソコン
- ネット環境
- 編集ソフト
順番に解説していきます。
1.パソコン
YouTubeの動画編集や広告動画をやっていきたいと考えているならパソコンは必須です。
詳細なスペックはこちらです。
- CPU:core i5〜7 第6世代以降
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD500GB以上
- グラフィックボード:RTXシリーズ
以上は、動画編集に必要な最小スペックですが、値段は安くて14万円くらいになります。
「ちょっと高いな」と思う方は、自宅のパソコンで動作するかを試してみるのが良いでしょう。
編集ソフトの無料期間を利用すれば、お金はかからずにすみます。
CPUやグラフィックボードに関しては、型番や世代によっても動作が変わってくるので、店頭で買う場合は、詳しいスタッフがいるパソコンの専門店で購入するのがオススメです。
2.ネット環境
次に必要なのは、ネット環境です。
クライアントと動画の共有や修正のやり取りがあるので、ネット環境が必要になってきます。
既に使っている回線に不満がなければ、既存の回線で問題ありません。
これから開設するという方は、動画編集者に一番人気の光回線がオススメです。
データ容量に関しては無制限のWi-Fiにしておくのが良いでしょう。
3.編集ソフト
最後は編集ソフトです。
編集ソフトは、Premiere Proが良いでしょう。
理由は2つあります。
Premiere Proが良い理由①ユーザーが多い
1つは利用しているユーザーが多いということです。
動画編集のお仕事をする場合、編集ソフトをクライアントから指定されますが、ほとんどがPremiere Proになります。
お仕事を獲得しやすくなるという意味でもPremiere Proを利用したほうが良いでしょう。
Premiere Proが良い理由②データの共有がしやすい
Premiere Proは、MacでもWindowsでもデータの共有がしやすいという特徴があります。
動画編集のお仕事は、クライアントと動画データを共有する機会が多いので、これはかなり重要です。
【この章のまとめ】動画編集に必要な機材は、3つ!
- パソコン
- ネット環境
- 編集ソフト
- オススメの編集ソフトはpremiere Pro
動画編集の仕事を始める前に準備しておくと良いもの
ここまでは、動画編集に必要な道具や学習方法について解説してきました。
ここからが本題です。
実際に動画編集を仕事にしていくには、どんなことをしていけば良いのかを具体的に解説していきます。
大きく分けて3つあります。
- ポートフォリオを準備しておく
- 提案文を準備する
- 最低限のマナーを持つ
詳しくみていきましょう。
1.ポートフォリオを準備しておく
ポートフォリオとは、作品集のことです。
あなたがどのくらいの動画編集スキルがあるかをクライアントに見せるために必要になってきます。
ポートフォリオの質が高ければ高いほどお仕事を受注できる可能性は上がります。
では、ポートフォリオはどのように準備していけば良いのでしょうか。
オススメは、自分自身のYouTubeチャンネルを開設することです。
なぜなら、動画編集のスキルをクライアントに見せれますし、顔出しができるなら信用にもつながるからです。
ポートフォリオは、ジャンル別で複数用意しておくと良いでしょう。
1つはビジネス系、もう1つはエンタメ系と作っておけば、色々な要望に応えられる人と思ってもらえます。
自分自身のスキルアップにもつながるので、ぜひお試しください。
2.提案文を準備する
次に提案文を用意します。
提案文は価値を提供できているかを意識しましょう。
「頑張れます!」や「やらせてください!」といった意気込みを書いて送られる方が多いですが、意気込みよりも、「あげる」という気持ちを書くのがオススメです。
つまり、相手に対してメリットを示すのが重要になります。
あなたを雇ってどんなメリットがあるのか、そこをじっくりと考えると良いのではないでしょうか。
3.最低限のマナーを持つ
インターネット上でのやり取りだからといってクライアントに失礼な態度を取ってはいけません。
メールやチャットでの対応が悪いと、継続的にお仕事をいただくのは難しくなり、稼ぎ続けるのは難しいでしょう。
動画編集のスキルを身につけるのも大事ですが、以下のような行為をなくしていくだけでも信頼は上がっていきます。
- 返信が遅い
- 途中で連絡がつかなくなる
- 文章の誤字脱字が多い
始めは実績もないので、まずは基本的な部分を抑えていくのがオススメです。
それだけでもクライアントからの評価は変わってきます。
【この章のまとめ】動画編集を始めるまでに準備するもの
- ポートフォリオを準備する
- 提案文を準備する
- 最低限のマナーをもつ
初心者が最低限覚えておく基本操作
初心者が動画編集を学ぶ上で覚えておく必要がある作業を簡単に説明します。
やり方は動画編集ソフトやアプリによって異なる場合が多いので、自分が使いやすいものを見つけるようにしましょう。
トリミング(カット)
動画の不要な部分を削ります。
動画を切り取って分けることも指します。
トリミングしていくことで動画を縮めて必要な部分のみ繋げていくことができます。
テロップ
動画上に表示されるテキストのことを指します。
より視聴者さんに伝わりやすい動画に仕上げるために
- タイトル
- 見出し
- 話している内容の要点
- 伝えたい重要なこと
などと目で見ても楽しめるようにしたり、インパクトを与えることができます。
BGM・SE
動画内で流れる音楽のことです。
動画に合った効果音やBGM(背景音楽)をセンス良く選び、タイミングを見て流すことでさらに楽しい動画を作り上げることができるのです。
エフェクト
動画内に入れ込む様々な効果のことを指します。
数多くのエフェクトがあるため、使用する動画編集ソフトやアプリには「どのようなエフェクトが入っているか」確認しておくことをおすすめします。
【この章のまとめ】初心者が最低限覚えておく基本操作
- カット
- トリミング
- テロップ
- BGM・SE
- エフェクト
動画編集の副業で稼げるようになるまでの学習方法
必要な機材が揃ったら次は動画編集に必要なスキルを磨いていく必要があります。
では、実際に具体的な学習方法について詳しく解説していきます。
1.独学をする
1つめは独学です。
独学の良いところは自分のペースでお金をかけずに学べるところですね。
最近では、YouTubeを観れば有益な情報がたくさんあるので参考になるでしょう。
特にオススメなのは以下です。
- Adobe Creative Station
- かふたろう/Cuff Style
- リベ大スキルアップチャンネル
どの動画もわかりやすく丁寧に解説してくれています。
簡単なYouTubeの動画編集ならできるようになるでしょう。
独学のデメリットとしては、学習計画を立てないとやる気がなくなって挫折してしまったり、遠回りした学習をしてしまったりする可能性があります。
2.スクールに通う
誰かに教わるほうが良いと思っている方はスクールに通うのがオススメです。
動画編集スクールの多くがオンラインを中心にした授業なので、仕事をしていても家事・育児のある主婦の方でも安心して受けられます。
良いスクールの見分け方としては以下の点があるか確認するのが良いでしょう。
- 質問は無制限か
- 作品の添削をしてくれるか
- 副業や転職のサポートはどのくらいあるか
しかし、いきなりここまでチェックするのは大変なので、まずは無料体験や相談会に参加してみて雰囲気を感じるというのがオススメです。
【この章のまとめ】副業で動画編集を始めるまでの学習方法
- 独学をする
- YouTubeなど無料でも有益な情報がある
- スクールに通う
- 体系的に学びたい人はスクールがオススメ
動画編集の仕事・案件はどこで見つけられるの?
動画編集をお仕事としてやっていく準備は整いましたね。
では、ここからは実際に仕事を獲得していく方法について詳しく解説していきます。
方法は大きく分けて4つです。
- クラウドソーシングサイト
- SNS
- 知人・友人の紹介
- オンラインコミュニティ
それぞれ解説していきます。
1.クラウドソーシングサイト
1つ目は、クラウドソーシングサイトになります。
クラウドソーシングサイトは、インターネットを利用して仕事の受発注ができる仕組みのことです。
有名なのは以下のサービスです。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
どちらのサービスも国内では最も利用者が多いクラウドソーシングサイトなので、案件が豊富で初心者の方でも仕事が取りやすいでしょう。
2.SNS
続いて紹介するのは、SNSです。
SNSでも多くの企業や個人が動画編集のお仕事を募集しています。
特に多いのがTwitterです。
「動画編集者 募集」というハッシュタグで検索すれば募集ツイートを発見できます。
また、最近ではSNSなどで影響力のあるインフルエンサーと呼ばれる方々もYouTubeを始めています。
彼らから、ときどき「動画編集者を募集しています」というツイートがあるので、気になる人がいたら、チェックしておくのが良いでしょう。
3.友人・知人の紹介
友人や知人の紹介でお仕事をいただける場合もあります。
- 友人の結婚式
- 知人のお店の紹介動画
- フリーランスの友人からのお願い
以上のような方々からがよくあるケースですね。
「動画編集をやっています」というのを周りに言っていると意外と来るのが、友人や知人の紹介。
スキルがついてきたら、どんどん言っていくとお仕事が見つかるかもしれません。
4.オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティ内で、仕事を受発注する動きも活発になってきています。
オンラインコミュニティとは、共通の目的や価値観・利益を求めてオンライン上で交流するコミュニティのことです。
共通の価値観を持っているので、仕事もしやすく非常にオススメです。
オフ会なども定期的に開催しており、オフ会の場で出会った人からお仕事を受注するというパターンもたくさんあります。
発注者としては、顔の知っている人にお仕事をお願いしたくなる人もいるので、オンラインだけではなく、オフラインのつながりでも参加するとチャンスが広がりそうですね。
【この章のまとめ】
- 動画編集の仕事が見つかる4つの場所
- クラウドソーシングサイト
- SNS(特にTwitter)
- 友人や知人の紹介
- オンラインコミュニティ
副業の動画編集にはどんなお仕事があるの?
ここからは、副業の動画編集の案件にはどんな種類があるのかを解説していきます。
種類は大きく分けて5つです。
- YouTubeの動画編集
- テロップ挿入・カット編集
- 外国語の翻訳・文字起こし
- ウエディングムービーの制作
- 企業のPR動画制作
それぞれ順番に解説していきますので、副業で動画編集を始められる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.YouTubeの動画編集
1つめは、YouTubeの動画編集です。
報酬の相場は5,000円〜で、イラストやアニメーションを追加するスキルがあるとさらに単価は上がっていきます。
YouTubeの動画編集に必要なスキルは以下です。
- カット編集
- テロップ入れ
- BGM挿入
- 画像装飾
- 色調補正
- アニメーション
- イラスト制作
どのスキルも基本的な部分なので、1週間から2週間でマスターできるでしょう。
2.テロップ挿入・カット編集
動画内のテロップや不要な部分を削ったり必要な部分をつなげたりするお仕事です。
報酬の相場は、約3000円で10本まとめて依頼される場合が多くあります。
テロップ挿入やカット編集は、単価が低いので、長く続けるというより実績作りや経験を積むために始める方がほとんどです。
実際のところ、動画編集を始めたばかりの実績のない頃は、YouTubeの編集といった単価の高いお仕事は取れない場合があります。
駆け出しのときは、経験を積むという意味ではテロップ挿入やカット編集はオススメです。
3.外国語の翻訳・文字起こし
英語のテロップを日本語に訳してそれをテロップに入れていくというお仕事です。
単価は約5,000円〜になっています。
通常のテロップ入れよりも単価はやや上がります。
英語ができる方は、ぜひチャレンジしていただきたい分野ですね。
4.ウェディングムービーの制作
最近では、ウェディングムービーの制作は、動画制作会社にすると値段が高くなので、個人の動画編集者にお願いする方も増えてきています。
相場は、オープニングムービーだけをお願いするのかプロフィール動画までお願いするかによって変わってきますが、平均は5,000〜20,000円になるでしょう。
友人や知人からの紹介から依頼を受けることもあるので、あなたが動画編集をやっていることを伝えておくというのも大事です。
5.企業のPR動画制作
動画編集の案件の中でも高単価なお仕事が企業のPR動画制作です。
企業が求めるイメージを汲み取り、商品やサービスをPRできる動画を作る必要があります。
動画編集のスキルの他にも、マーケティングの知識も重要なので、経験者向きの案件ですね。
副業で動画編集を始めていきたいと考えている方は、まずはYouTube編集などで実績を積んでいき、ゆくゆくは企業案件に携われるようになるのが理想的でしょう。
【この章のまとめ】副業でできる動画編集の仕事は5つ
- YouTubeの動画編集
- テロップ挿入・カット編集
- 外国語の翻訳・文字起こし
- ウェディングムービーの制作
- 企業のPR動画制作
動画編集が副業で人気の理由
ここからは、副業ブームの現代において、なぜ動画編集が人気なのかについて解説していきます。
大きな理由としては3つです。
- 時間と場所を選ばない
- スキル習得に時間がかからない
- 稼げるまでの再現性が高い
それぞれ順番に解説していきます。
1.時間と場所を選ばない
動画編集は、パソコンとネット環境さえあればすぐに始められます。
そのため、スキマ時間を利用して稼ぎたい主婦の方や、会社員として日中働いている方でも大丈夫です。
ノートパソコンを持っていれば、自宅だけではなく、カフェなどの外出先でも作業ができます。
時間と場所を選ばないで、働けるというのが、動画編集が今人気の理由の一つです。
2.スキル習得に時間がかからない
動画編集のスキルの習得には時間がかかりません。
以下のようなスキルがあれば、シンプルなYouTubeの動画編集なら問題ないでしょう。
- カット編集
- テロップ入れ
- BGM挿入
- 画像装飾
- 色調補正
2週間もあれば完成度の高い作品が作れるようになります。
もちろん、After EffectsといったCGを使用するような編集ソフトの習得には時間が必要です。
同じインターネットを使ったスキルであるプログラミングやWebデザインなどと比べるとはるかに習得期間は短いので、始めやすいでしょう。
3.稼げるまでの再現性が高い
動画編集は、副業未経験の方や自分の手でお金を稼ぐといった経験をしたことがない方にとっては、稼ぎやすい分野でしょう。
なぜなら、動画編集はクライアントワークだからです。
クライアントワークとは、企業や個人から依頼を受けて価値を提供することで報酬をいただく働き方です。
単価として報酬が決まっているので、あなたの目標としている金額から逆算して行動していけば、稼げる再現性が上がります。
【この章のまとめ】
- 動画編集は時間や場所を選ばない働き方ができる
- スキル習得がプログラミングやWebデザインに比べると時間がかからない
- 目標額から逆算すれば、再現性高く稼げる
未経験の初心者が動画編集で稼ぐためのQ&A
「やったこともないけど、動画編集を副業にしたい」「動画編集で稼げるようになりたい」と考えている方の疑問にお答えしていきます。
Q:スマホやiPhoneでも動画編集できる?
A:可能です。
動画編集ソフトや動画編集アプリをダウンロードすることで、スマホやiPhoneで撮影→編集→アップロードまで行うことができます。
Q:スマホやiPhoneだと動画編集のやり方が変わる?
A:基本的には変わりませんが、使用する動画編集ソフトやアプリによって仕様が異なるでしょう。
スマホで動画編集するメリットとして
- どこでも編集できる
- 無料アプリが豊富
- データの取り込みが簡単
などが挙げられます。
一方でスマホで行うデメリットとしては
- テンプレートでの編集で手間がかかる
- 時間制限が設定されている場合がある
などがあります。
Q:簡単にできるおすすめの動画編集アプリ・ソフトは?
A:上記のYouTuberの「りゅうすけ」さんが無料で機能の充実性から選んだおすすめアプリを紹介しています。
- CapCut(キャップカット):背景を切り抜くことができるのが特徴
- VN(ブイエヌ):シンプルVLOGを作成する人におすすめ
- VITA(ビータ):可愛くて派手なステッカーが多い
それぞれの特徴を詳しく話しながら、おすすめの使い方も紹介しているため是非参考にしてみてください!
Q:副業で動画編集は稼げない?
A:知識やスキルの獲得をすれば稼ぐことはできます。
しかし、現在動画編集を仕事にしたいと思っている人が増えています。
その中でクライアントから契約を得て稼ぐためには、プロ並みの編集スキルが求められます。
副業で稼ぐために最短で動画編集のスキルを身に付けていくのにおすすめなのは「動画編集スクール」です!
Q:未経験者が独学で動画編集を仕事にすることはできる?
A:できます。
しかし、独学で学んでいくには根気強い学習が必要になります。
動画編集の知識や編集スキルだけではなく、営業スキルなども身に付け自力でクライアントからの契約に繋いでいくことができるのであれば、仕事として稼いでいくことは可能です。
副業で動画編集を始めましょう
副業で動画編集を始めるための学習方法や収入を得るまでの道のりを解説してきましたが、いかがでしたか?
動画編集は今後も需要が伸びるスキルです。
副業としてオススメなので、気になる方はぜひこの機会に学んでみてください。
「デジハク」では、最後まであなたのスキルアップをサポートさせていただきます。