プレミアプロ( Premiere Pro)は、プロ仕様の動画編集ソフトとして多くのクリエイターに愛用されていますが、サブスクリプション形式の料金体系や購入方法について迷う方も多いはず。
この記事では、プレミアプロの最新の値段情報や、安く購入する方法、さらに無料版を利用する方法について分かりやすく解説していきます。
価格改定後のプレミアプロ(Premiere Pro)の値段一覧(2025年)
画像引用:Adobe公式サイト
Premiere Pro(プレミアプロ)の価格は、利用者の属性や利用目的に応じてさまざまなプランが提供されています。
以下に、主要なプランとその価格をまとめた比較表を作成しました。
月額(税込) | 年額(税込) | |
---|---|---|
個人向け単体プラン年間プラン(月々払い) | ¥3,280 | ¥39,360 |
個人向け単体プラン | 年間プラン(一括払い)– | ¥34,680 |
個人向け単体プラン月々プラン | ¥4,980 | – |
個人向けコンプリートプラン年間プラン(月々払い) | ¥7,780 | ¥93,360 |
個人向けコンプリートプラン年間プラン(一括払い) | – | ¥87,560 |
個人向けコンプリートプラン月々プラン | ¥11,680 | – |
学生・教職員向けコンプリートプラン年間プラン(月々払い) | ¥2,180 | ¥26,160 |
学生・教職員向けコンプリートプラン年間プラン(一括払い) | – | ¥26,160 |
法人向け単体プラン年間プラン(月々払い) | ¥5,080 | ¥60,960 |
法人向けコンプリートプラン年間プラン(月々払い) | ¥10,780 | ¥129,360 |
注: 上記の価格は2024年11月現在のものであり、税別価格です。最新の情報や詳細はAdobe公式サイトをご確認ください。
2024年3月5日より、Adobeは多くのプランで価格改定を実施しました。
この値上げの主な理由として、以下の点が挙げられます。
- 新機能の追加と価値向上: Adobeは、生成AIを活用した新機能や、Photoshopの生成塗りつぶし、Illustratorの生成再配色など、クリエイティブクラウドアプリケーションへの機能追加を行っています。 これらの新機能により、ユーザーの作業効率や創造性が向上しています。
- 世界的なインフレと為替変動: 世界的なインフレや為替レートの変動も、価格改定の要因とされています。 特に日本では、ここ数年で大きく変動した為替レートを反映した価格となっています。
これらの背景から、Adobeは製品やサービスの価値向上と市場環境の変化に対応するため、価格改定を実施しました。
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プレミアプロの値段プラン
画像引用:Unsplash
それぞれのプランの特徴について、見ていきましょう。
単体プラン
画像引用:Adobe公式サイト
Adobe Premiere Proの単体プランは、動画編集を専門的に行いたいユーザーに向けたシンプルなプランです。
このプランでは、支払い方法として年間契約(月々払い・一括払い)と月々契約の2つの選択肢が提供されています。
年間プランは、月々契約に比べて総額が安く、長期的な利用に向いているため、頻繁に利用する方に適しています。
一方、月々契約は短期間の利用や試験的に導入したい場合に適していますが、料金は割高になる点に注意が必要です。
このプランは、Premiere Proのみを利用したいユーザーにとって、コストパフォーマンスが良い選択肢といえるでしょう。
Creative Cloudコンプリートプラン
画像引用:Adobe公式サイト
Creative Cloudコンプリートプランは、Adobeが提供する20以上のクリエイティブツールをまとめて利用できるプランで、デザイン、写真編集、動画編集、Web開発など幅広い作業に対応しています。
このプランには、Photoshop、Illustrator、After Effects、Premiere Proといった主要なAdobe製品が含まれ、あらゆるクリエイティブなプロジェクトを支える環境が整っています。
また、Creative Cloud Librariesを活用することで、チーム間でプロジェクトを共有し、効率的に共同作業を行うことが可能です。
さらに、このプランでは常に最新バージョンが利用可能であり、機能追加やセキュリティ強化といったアップデートも随時行われます。
料金体系は年間プラン(月々払い・一括払い)や月々契約から選択でき、複数のAdobe製品を活用する方にとって最適なプランです。
学生・教職員向けプラン
画像引用:Adobe公式サイト
学生や教職員向けプランは、教育機関に所属する方に特化した特別価格のプランです。
このプランでは、Creative Cloudコンプリートプランが月額2,180円(税込)という非常にお得な価格で提供されています。
対象となるのは学生や教職員であり、申し込みにはその資格を証明する必要があります。
このプランに含まれるPremiere Proをはじめとする20以上のAdobe製品は、教育目的や学習のためのコンテンツ制作に活用することができます。
また、学習支援に適した環境を提供することで、より効果的な教育活動をサポートします。
このように、学びや研究のためにクリエイティブなツールを活用したい方にとって、最適なプランと言えます。
法人向け(グループ版)プラン
画像引用:Adobe公式サイト
法人向けのグループ版プランは、企業やチームでの利用を目的に設計されており、管理機能やサポート体制が充実しています。
このプランでは、管理者向けダッシュボードが提供され、ライセンスの管理やユーザーの追加・削除が簡単に行えるため、企業の運営効率を高めます。
また、企業向けのテクニカルサポートが付属しており、トラブル発生時にも迅速な対応が可能です。
選べるプランとしては、Premiere Pro単体版(月額4,619円税別)や、20以上のAdobe製品を利用可能なCreative Cloudコンプリートプラン(月額9,800円税別)があり、用途に応じて最適な選択ができます。
さらに、従業員の増減に応じてライセンス数を柔軟に調整できるため、拡張性がある運用が可能です。
これにより、チーム全体でのクリエイティブな作業や効率的なプロジェクト運営が実現します。
プレミアプロを安く買う5つの方法
画像引用:Unsplash
Premiere Proはプロ仕様の動画編集ソフトであり、適切な方法で購入すれば、コストを大幅に抑えることが可能です。
以下の5つの方法を活用して、賢くお得に利用しましょう。
1. 年間プラン・一括払いを利用する
Premiere Proはプロ仕様の動画編集ソフトであり、適切な方法で購入すれば、コストを大幅に抑えることが可能です。以下の5つの方法を活用して、賢くお得に利用しましょう。
画像引用:Adobe公式サイト
2. 年間契約・月額払いの単体プランを選ぶ
月額払いで契約したい場合は、年間契約の月額払いが良い選択肢です。単体プランでは月々¥3,280(税込)で利用可能で、月々プラン(¥4,980)よりもリーズナブルです。ただし、年間契約の途中解約には注意が必要です。
3. 学割価格を利用する
学生や教職員の方は、学割価格を活用することで大幅にコストを削減できます。Creative Cloudのすべてのアプリケーションが、月々¥2,180(税込)、年間¥26,160(税込)で利用可能です。短期の講座や通信教育に参加して資格を得る方法もあり、20以上のアプリを安価に使用できるため、非常にお得です。
4. セール期間中に購入する
Adobeはブラックフライデーや年末年始などに大規模なセールを実施します。特にブラックフライデーやサイバーマンデーでは、最大40%の割引が適用されることもあります。
こうしたセール期間中に購入することで、通常価格よりも大幅に安くなることがあります。
5. アドビ スクールパートナーを利用する
画像引用:Adobe公式サイト
アドビ スクールパートナーを通じて購入すると、特別価格が適用される場合があります。
対象の教育機関や企業に在籍している場合、このプランを利用することで、学割以上にお得になるケースもあります。詳細は所属先に確認してください。
プレミアプロ(Premiere Pro)の買い切り版(永久ライセンス)はない?
画像引用:Unsplash
Adobeは2012年に買い切り型の提供を終了し、完全にサブスクリプションモデルへ移行しました。
最後の買い切り版であった「Adobe Premiere Pro CS6」は、現在公式には販売されておらず、サポートも終了しています。
現在ではサブスクリプション形式のみとなっています。
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Premiere Proの購入方法
画像引用:Adobe公式サイト
Premiere Proは、以下の手順に従って公式サイトから購入することが可能です。
Adobe公式ページを開く
日本語版のサイトは以下のURLから利用できます。
Adobe公式サイトはこちら。
Adobe IDを登録する
既にお持ちの場合はログインし、まだお持ちでない場合は新規登録を行ってください。
公式サイト右上の「ログイン」ボタンをクリックします。
「Adobe IDを作成」を選択し、必要な情報(氏名、メールアドレス、パスワードなど)を入力します。
登録したメールアドレスに確認メールが届くので、指示に従って認証を完了します。
Premiere Proを選択する
プランを選択する
選択後、支払い情報を確認し、購入手続きを完了します。
以上の手順で、Premiere Proを公式サイトから購入できます。
購入後は、ダウンロードとインストールを行い、すぐに使用を開始できます。
Premiere Pro(プレミアプロ)を無料で使う方法
画像引用:Adobe公式サイト
Premiere Proは、通常はサブスクリプション形式で利用する動画編集ソフトですが、初めて利用する方は無料体験版を使うことで、7日間にわたりすべての機能を無料で試すことができます。
以下に無料体験版を始める手順を詳しく説明します。
「無料体験」を選択する
プランを選択する
インストール
無料体験プランを始められる
Premiere Proを無料で使うには、公式サイトから無料体験版をダウンロードするのが最も簡単で安心な方法です。
無料体験期間中に、ソフトの使い勝手や機能を確認し、継続して使用するかを決めることができます。
ぜひこの期間を活用して、自分の編集スキルを試してみてください!
プレミアプロ以外の3つの動画編集ソフト
画像引用:Unsplash
Premiere Proは強力な動画編集ソフトですが、用途やスキルレベルによっては他のソフトが適している場合もあります。
ここでは、プレミアプロ以外のAdobe製動画編集ソフトを3つご紹介します。
Premiere Elements
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映画や広告、企業プロジェクトなど、プロの映像制作を目指すユーザー向け
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マルチカメラ編集、詳細なカラーグレーディング、ビデオエフェクトなど、専門的な機能が豊富
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サブスクリプション形式で最新の機能を常に利用可能
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使いこなすには一定の学習が必要
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家族のイベントや趣味の動画編集を簡単に楽しみたい方向け
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テンプレートや自動編集機能が多い
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買い切り型(約17,800円)で、定期的な支払いは不要
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初心者でもすぐに使いこなせます
このソフトは初心者や趣味で動画編集を楽しみたい方に適しており、直感的でシンプルな操作性が特徴です。
テンプレートやガイド付き編集機能が豊富に用意されており、動画のトリミングやタイトルの追加、エフェクトの適用が簡単に行えます。
特に買い切り型ライセンスで提供されているため、長期間の使用でも追加コストがかからない点が魅力です。
個人的な記録動画やシンプルなプロジェクトにぴったりの選択肢です。
画像引用:Adobe公式サイト
Premiere Rush
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単体プラン(月額3,280円)またはCreative Cloudプランの一部として利用可能
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映画やテレビ番組などの長編・高品質な動画制作に適しています
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主にデスクトップPCやラップトップでの使用を前提
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高度なエフェクトや色補正、オーディオ編集など、細部までこだわれる機能を搭載
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単体プラン(月額980円)またはCreative Cloudプランに含まれます
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YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNS向け動画を簡単に作成したい人に最適
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PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも利用可能
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簡単なカット編集や音楽の追加、テキストの挿入など、基本的な機能
これはモバイルデバイスやデスクトップで簡単に使える動画編集ソフトで、SNS投稿向けの短編動画制作に特化しています。
クロスプラットフォーム対応で、スマートフォンやタブレット、PC間でシームレスにプロジェクトを共有できるのが強みです。
クラウド保存機能が搭載されており、外出先で編集を始め、帰宅後にデスクトップで作業を仕上げるといった使い方も可能です。
YouTubeやInstagram、TikTokのような短編動画プラットフォームに最適です。
画像引用:Adobe公式サイト
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カット編集やストーリーを形にするための編集作業に特化
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時間軸上での編集作業(トリミング、シークエンスの構築など)が中心
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After Effectsに比べれば直感的に扱いやすい設計
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単体プラン(月額3,280円)またはCreative Cloudプランの一部として利用できます
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タイトルデザイン、アニメーション、VFX(ビジュアルエフェクト)を作成するために使用されます
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キーイング(クロマキー処理)、3Dグラフィックス、トラッキング(動きの追跡)など、高度なビジュアルエフェクトの制作が得意
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After EffectsとPremiere Proは、Dynamic Link機能を使って連携可能
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操作が複雑で、専門知識が求められるため、習得には時間がかかります
これは動画編集というよりも、モーショングラフィックスや視覚効果に特化したプロ向けソフトウェアです。
映画の特殊効果や、3Dモデリングを駆使したアニメーション、ダイナミックなテキストデザインなどを作成する際に使用されます。
特にPremiere Proとの連携がスムーズであるため、複雑な視覚効果を加えた後、Premiere Proで編集を仕上げるといった作業フローが実現できます。
高度な編集が求められるプロジェクトに欠かせないツールです。
これらのソフトは、それぞれ異なる目的やスキルレベルに合わせて設計されています。
利用する目的やスキルレベルに応じて、以下のようにソフトを選ぶとよいでしょう。
- 初心者・趣味: Premiere Elements
- SNS投稿用の短編動画: Premiere Rush
- プロフェッショナルな視覚効果: After Effects
それぞれのソフトが独自の強みを持っているため、自分に合ったものを選択することで、より効率的に動画編集を楽しむことができます。
画像引用:Adobe公式サイト
動画編集で稼ぐならプレミアプロがおすすめな理由
画像引用:Unsplash
動画編集を収入源とする場合、使用するソフトウェアの選択は非常に重要です。
その中でも、Premiere Pro(プレミアプロ)はプロのような動画編集を行うための最適な選択肢といえます。
以下に、その理由を詳しく説明します。
Adobeの他ソフトと簡単に連携できる
画像引用:Unsplash
プレミアプロの最大の強みの一つは、Adobeの他ソフトとのスムーズな連携機能です。
Premiere Proで作成した動画やクリップを、部分的にAfter Effectsと連携してより複雑な演出を編集できたり、
また、PhotoshopやIllustratorで作成したグラフィックやタイトルデザインを取り込むのも簡単です。
これにより、複数のソフトを活用して高度な映像制作を効率的に進めることが可能になります。
Adobe製品全体をエコシステムとして活用することで、作業の質とスピードを大幅に向上させられるのです。
WindowsでもMacでも使える
プレミアプロはWindowsとMacの両方で動作するため、プラットフォームを問わず利用できる柔軟性を備えています。
フリーランスで活動する場合、クライアントやチームメンバーが異なる環境を使用していることがありますが、プレミアプロを使えばそのような問題を回避できます。
また、Adobeのクラウド保存機能を利用すれば、異なるデバイス間でプロジェクトをスムーズに共有し、どこからでも編集作業を続けられる点も魅力です。
この柔軟性は、多様な働き方に対応する大きなメリットとなります。
多くの案件でAdobeソフトのスキルが求められる
画像引用:Unsplash
動画編集の仕事を受注する際、「Premiere Proのスキル必須」と記載されている案件が非常に多いのが現実です。
特に企業案件や高単価プロジェクトでは、Adobeソフトの使用が標準として求められることが一般的です。
プレミアプロを習得することで、多くの案件に応募できるだけでなく、信頼を得やすくなるためリピート案件にも繋がりやすくなります。
また、Adobe製品を使いこなすスキルは動画編集だけでなく、他のクリエイティブな仕事にも応用が効くため、キャリアの幅を広げることができます。
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Premiere Proの値段に関するよくある質問
画像引用:Unsplash
Premiere Proの値段に関する質問について、一つ一つお答えしていきます。
この期間中、全機能を制限なく利用できますが、期間終了後はサブスクリプションの契約が必要となります。
例えば、年間プラン(月々払い)の場合、月額約3,280円(税込)で利用可能です。
詳細な料金や最新情報は、Adobe公式サイトで確認してください。
ただし、同時に使用できるのは1台のみです。
3台目のパソコンで使用する場合は、既存の2台のうち1台のライセンスを無効化する必要があります。
これにより、複数ユーザーでの効率的な運用や安全性が確保されます。
一方、個人版は単一ユーザー向けで、フリーランスや個人のクリエイターが手軽に利用できるシンプルな設計が魅力です。
料金も法人版より抑えられており、個人利用に適しています。
まとめ
画像引用:Adobe公式サイト
プレミアプロは、年間プラン(月々払い)で月額3,280円(税込)、年間一括払いで年額34,680円(税込)などのサブスクリプション形式で提供されています。
学生・教職員向けの学割プランでは、月額2,180円(税込)と大幅に安く利用できます。
また、無料体験版を利用すれば7日間すべての機能を試すことが可能です。
さらに安く利用する方法として、セール期間を狙う、学割を活用する、一括払いを選ぶなどの選択肢があります。
動画編集ソフトとしての機能や他のAdobe製品との連携力、Windows/Mac両方で使える柔軟性などから、プロフェッショナルやフリーランスに非常におすすめのツールです。
用途や状況に応じて最適なプランを選び、賢く活用しましょう!