この記事でわかること
- 文系出身からWebデザイナーになる方法
- 文系出身からWebデザイナーを学ぶ方法
- 文系出身からWebデザイナーに就職する方法
- 文系のWebデザイナーに関するよくある質問
文系出身でもWebデザイナーの内定を取りたいと思っていませんか?
でも「Webデザイナーには理系の知識がある方が有利」と思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、
- 文系出身でもWebデザイナーになれる理由
- 文系出身の方がWebデザイナーを学ぶ方法
- 入社する前にあるといいWebデザインスキル
- 文系出身でもWebデザイナーとして就職するための秘訣
などを解説します。
「文系出身でもWebデザイナーになれるか不安」「文系出身からWebデザイナーになる方法を知りたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
文系出身でもWebデザイナーになれる理由
IT業界は理系出身の方が多いイメージですが、文系出身でもWebデザイナーになれます。
ここでは、文系出身でもWebデザイナーになれる方法を3つ解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
Webデザイナーは大学が文系か理系かは関係ない
Webデザインスキルに文系理系は関係ありません。
たしかにデザイン系や情報系の学校で身につけた知識は役立ちます。
しかし後述しますが、近年Webデザインを学べるサイトが充実してきています。
動画でわかりやすく説明してくれていたり、プロの講師が直接指導してくれたりする環境が整ってきているので、理系の知識がなくてもWebデザインを習得することは可能なのです。
文系出身のWebデザイナーも多い
新卒で入社した文系出身のWebデザイナーも多くいます。
入社直後はパソコンの知識がほとんどなくても、研修や実務の中で学び、数ヶ月後にはWebデザイナーとして活躍できるレベルになります。
情報系の基礎知識のある学生と比べれば、成長スピードは遅いかもしれません。
しかし仮に理系の学生が3ヶ月で覚え、文系出身の学生は6ヶ月かかったとしても社会人人生の中では大きな差はありません。
コミュニケーション能力が高い
文系出身の学生の方はコミュニケーション能力が高い傾向にあります。
もちろん理系出身でもコミュニケーション能力が高い方はいますが、共感能力が高く誰かと話したり聞き方が上手だったりする方が多いのは文系の方が多い印象です。
Web制作は黙々と作業をするイメージがありますが、実はコミュニケーション能力が大切です。
ヒアリングを通して、クライアントから課題を聞き出したり求めているものを汲み取ったりする必要があるからです。
チームメンバーと意見を出し合い、議論をすることもあります。
そのため、コミュニケーション能力の高い文系出身の方は、Webデザイナーに向いているでしょう。
他分野の知識をWebデザインに活かせる
文系出身の方が学校で学んだ知識は、Webデザインに活かすことができます。
たとえば建築学科の学生が、Web制作会社に勤めたとします。
住宅メーカーやビル建築会社からのWeb制作の依頼がきたら、学生時代の知識を活かして作業することが可能です。
その業界の問題点や課題に沿ったデザインの提案もできるでしょう。
情報系の学校ではWebデザインに直結するスキルが学べるのがメリットです。
一方、文系の学生は遠回りをしているように見えますが、過去の経験が強みになる場面もあります。
文系出身の新卒者がWebデザインを学ぶ方法
インターネットの普及によりノウハウがオープンになり、文系出身の方でもWebデザインを学ぶ環境が増えてきました。
主な学習環境は以下のとおりです。
- オンライン学習サイト
- 書籍
- Webデザインスクール
それぞれの特徴と、オススメポイントを解説します。
オンライン学習サイトを使用する
オススメの学習サイトは以下のとおりです。
- Progate
- ドットインストール
これらの学習サイトは、Webデザインの基礎スキルを1,000円前後の低価格で学ぶことができます。
またオンライン学習なのでいつどこにいても学べて、ちょっとしたスキマ時間でもインプットできるのが便利です。
書籍で学ぶ
テキストベースでのインプットが得意な方は、書籍で学ぶのがいいでしょう。
書籍は、気になる部分をすぐに確認できる点がメリットです。
図解の多いデザインの書籍も多く出版されているので初心者でも理解しやすいです。
またデザインの概念を学ぶときにも役立ちます。
とくにオススメなのは以下の書籍です。
- なるほどデザイン
- ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインの経験のない方向けに書かれた書籍なので、これからWebデザイナーを目指す方にはオススメです。
Webデザインスクールに通う
集中的にデザインを学びたい方は、Webデザインスクールに通うのがオススメです。
Webデザインスクールは、プロの講師に直接教わったり質問できたりする環境が用意されています。
Webデザインスキルは、独学で学んでいるとわからない部分が出てきます。
そのようなとき誰にも聞けないような環境だと挫折してしまうので、質問できるスクールはオススメです。
時間の余裕がない方はオンライン講座を開設しているスクールもあるので、ぜひご利用してみてください。
入社する前に身に付けるWebデザインスキル4選!
文系出身でWebデザイナーを目指す方の心配事は、入社前のスキル不足ではないでしょうか。
そこでここからは、学んでおきたいWebデザインスキルを紹介します。
同期と少しでも差をつけたいと考えている方は、ぜひ覚えてみてください。
HTML・CSS
HTML・CSSはWebデザインをするうえでは、最も基本的なスキルです。
HTMLは、テキストを表示したり段落を設定したりするために必要なコンピュータ言語です。
HTMLを使うことで、Webサイトに文字を表示したり見出しを作成したりすることができます。
CSSはWebサイトを装飾するコンピュータ言語です。
ボタンのデザインを作ったりメニューの幅を決めたりと細かい設定ができます。
HTMLとCSSを組み合わせることで、Webサイトの基礎設計ができるようになります。
Webデザインを始める際は最初に習得しましょう。
JavaScript
JavaScriptは、Webサイトに動きを加えられるコンピュータ言語です。
文字にホバーを持ってくると光ったり、ボタンにスクロールを合わせるとニョロっと動かせたりします。
HTMLやCSSでもWeb制作はできますが、JavaScriptを加えることでデザイン性が上がり見栄えのいいWebサイトの作成ができます。
サイトデザインの幅を広げたい方は習得してみてください。
Photoshop
Photoshopは、画像や写真を加工できる編集ソフトです。
撮った写真を加工したり挿入したりできるので、バナー作成やアイコン作成の際に活躍します。
また広告やプレゼンテーションの資料作成にも役立ちます。
画像の編集を始めたい方はぜひマスターしましょう。
Illustrator
Illustratorは、イラストの描画やロゴの作成ができる編集ソフトです。
Webサイトにイラストを挿入したりロゴを設定したりできます。
すぐにデザインを印刷できるので、名刺やポスターの作成をする際にも使用できます。
グラフィックデザインをメインに頑張りたい方には必須のスキルです。
文系大学出身者がWebデザイナーとして就職するための秘訣
文系出身でもWebデザイナーに就職するための秘訣は以下のとおりです。
- ポートフォリオを用意する
- 未経験者を採用しているかを確認する
文系出身からWebデザイナーに就職する方にはとても大切な内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
ポートフォリオを用意する
文系出身のWebデザイナーはポートフォリオを準備しましょう。
ポートフォリオとは、過去に制作した作品集のことです。
今できるスキルの範囲で、Webサイトを2〜3個作っておくのがオススメです。
それをブログなどのWebサイトに掲載し、応募する採用担当者に見てもらいましょう。
企業側からすればどのくらいのレベルのスキルかがわかるので、採用判断がしやすくなります。
未経験者を採用しているかを確認する
文系出身の方は、未経験を採用している企業に応募するのがオススメです。
未経験を採用していない企業は、経験者を多く採用しているケースがあるからです。
研修も少なく、すぐに活躍できる人材を求めている場合があります。
入社したい職場が未経験を採用していない場合は、ポートフォリオを充実させてスキル+αでアピールできるものがあると良いでしょう。
たとえば、HTMLやCSSのようなコーディングだけでなく、PhotoshopやIllustratorといったグラフィックデザインも学んでいることを伝えてみてください。
その企業に対する熱意を伝えてみても良いでしょう。
「なぜその企業に入りたいのか」明確な目的があり、それを話せると面接官の目に留まりやすいです。
文系のWebデザイナーに関するよくある質問
ここまでは文系でもWebデザイナーになれる理由や必要なスキルについて、お話してきました。
ここでは、実際にWebデザイナーを目指す際に気になる質問について、一つ一つお答えしていきます。
誰でもWebデザイナーになれる?やめとけと言われる理由は?
Webデザイナーが「やめとけ」と言われる理由とは、仕事内容だけについて言っているのではありません。
- 業界全体の問題
- 技術の進歩の問題
- 働く環境の問題
上記のような背景が絡んでいます。
これらを理解することで、Webデザイナーという職業に対しての考え方が違ってくるでしょう。
さらに詳しく知りたいからは以下のサイトを参考になさってください。
Webデザイナーの給料は平均的に高い?年収や手取りはいくら?
Webデザイナーは日本の平均年収と比べると全体的に低くなっています。
新卒の場合には年収350万円、月収22万円前後程度になります。
しかし、経験値やスキルによって大きく変わってくるため、年収400~500万円にすることも現実的に可能です。
Webデザイナーを副業にした時の現実とは?
Webデザイナーはどのような作業をするかによって、収入は異なります。
- バナーやロゴ制作:月5万円
- ランディングページ制作:月10万円
- Webデザインサイトの制作:月20万円
また、Webデザイナーとしてのスキルだけでなく、営業のスキルも必要になります。
自分の得意をアピールしつつ、クライアントの求める仕事をこなすことで、どんな未来になるかは自分次第になっています。
未経験のWebデザイナーは独学だとどれくらいの時間がかかる?
独学でWebデザインを学ぶには、半年から1年は必要になります。
1日に勉強に費やせる時間が取れない人であれば、1年以上かかる場合もあるでしょう。
独学であると必要なスキルが本当に身に付いたのかどうかの確認も難しくなり、往復して同じ内容を学習している場合もあります。
Webデザイナーは何歳までできる?
Webデザイナーに年齢制限はありません。
経験を重ねることでさらにスキルアップすることで、需要も増えていくでしょう。
Webデザイナーは末路は?後悔することはある?
Webデザイナーは将来2つの選択肢があると思います。
- 会社に属してキャリアアップする
- 独立する
Webデザイナーとして活躍していく中で「しんどい…」と感じることが多いと、後悔に繋がることもあるでしょう。
向いている人・向いていない人の特徴をまとめたものを下記に載せています。
気になる方はチェックしてみてください。
未経験で文系出身でもWebデザイナーになれる!
文系出身だからこそ、Webデザイン以外の知見や経験を活かして独自性の高いデザインを作成し、重宝されることもあります。
またコミュニケーション能力といったスキル以外で評価されることで採用される可能性が上がります。
文系出身の特権を活かして、ぜひWebデザイナーに挑戦してみてください。
この記事のまとめ
- Webデザインのスキルに文系理系関係ない
- 独学やスクールでWebデザインのスキルを入社前に学んでおく
- ポートフォリオを用意して面接に挑む
- 「未経験可」の企業に積極的に応募する