- 「Twitterマーケティングを実践したい」
- 「Twitterマーケティングって何?」
- 「Twitterマーケティングのメリットは?」
この記事を読まれている方の中には、これからTwitterマーケティングを実践したり、マーケティング会社に転職を考えていてTwitterマーケティングを学ばれていたりする方がいるでしょう。
そこで本記事では、Twitterマーケティングの始め方から種類を解説します。
記事後半では、Twitterマーケティングの成功事例も解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
Twitterマーケティングとは?
日本国内での利用者数が5000万人を超える超大型プラットフォームのTwitter。
そのTwitterを利用したマーケティングのことです。
拡散性の高さから多くの企業や個人の方がマーケティングとして使用しています。
企業や個人がTwitterマーケティングをする理由
Twitterがマーケティングに使用される理由は2つあります。
- リアルタイムなSNSであるため
- リツイートという拡散機能があるため
一つずつ見ていきましょう。
まず一つ目の理由としては、リアルタイムなSNSだから。
Twitterの投稿は140文字までという制限があり短文でのコミュニケーションができるため、すぐに返信をしたり内容を確認できたりします。
ユーザーとの距離も自然と近くなり、購買につながりやすいのでマーケティングに使用されています。
もう一つは、RT(リツイート)と呼ばれるツイートを他のユーザーに共有できる機能があります。
RTには拡散機能があり、商品やサービスをプロモーションをするときに有効です。
一つのツイートが何千回・何万回もリツイートされていけば、多くの方に商品を知ってもらうことができる。
そのため、Twitterは多くの企業や個人がマーケティングとして使用しているのです。
Twitterマーケティングの始め方とポイント!
ここからはTwitterマーケティングを始めるときにポイントを解説します。
どのような人にどのようなかたちで発信していくのかを明確にしておくことが必要です。
参考にしてみてください。
1.ペルソナ設定をする
ペルソナ設定とは、ターゲットとするユーザーを明確にするための準備です。
ペルソナ設定は以下のような内容を決めていきます。
- 性別
- 年齢
- 出身地
- 家族構成
- 価値観
- 休日の過ごし方
ちなみに、2021年の時点では、Twitter利用者は10 代及び 20 代が高く、それぞれ 67.6%、79.8%となっており、前回令和元年度調査 結果と比較すると、20 代の利用率が 10 ポイント以上増加しているといわれています。(参照:主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率|総務省)
もし、ターゲット層が10代・20代であれば効果的なマーケティングができるでしょう。
2.KGIとKPIを決める
ターゲットとなるユーザーを決めたあとは、目標設定をしていきます。
目標設定には2つの手段があります。
・KGI→最終的な目的
例)1年でフォロワー100万人、サービス利用者数10万人
・KPI→最終的な目標に辿り着くまでの中間目標
例)1日1ツイート、サービスのプロモーションを〇〇件
以上のように、明確なゴールと中間地点までの目安があると、現在地がわかり、何が足りなくて何が必要なのかが見えてきます。
3.発進の軸を決める
最後に発信の軸を決めます。
- インパクトのあるツイートをするのか
- 図解や動画を取り入れたツイートにするのか
ツイート内容を統一することで、ユーザーにアカウントの世界観を伝えられます。
どのような発信なのかがすぐにわかるとフォロワーは増えやすいでしょう。
そのためにも発信の軸を決めるのは重要です。
Twitterマーケティングの手法とは
ここまでは、Twitterマーケティングの始め方を解説しました。
ここからは、Twitterマーケティングの手法の種類を解説します。
Twitterマーケティングの種類は大きく分けて4つあります。
- 情報発信
- 広告運用
- Twitterキャンペーン
- インフルエンサーマーケティング
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.情報発信
情報発信とは、商品やサービスに関する内容を発信をします。
ユーザーが「価値ある情報」と感じてもらえる内容であればあるほどフォロワーは増えていくでしょう。
例えば、家事代行サービスが情報発信をするとしたら、水回りを簡単にキレイにする方法といったお掃除テクニックを紹介するといったかたちです。
Twitterでしか見れない情報や写真を使うとさらに良いでしょう。
2.広告運用
次は広告運用です。
Twitter上に広告を設置しプロモーションしていきます。
Twitter広告には大きく分けて2つあります。
- 運用型広告
- 買い切り型広告
運用型広告とは、Twitterのタイムライン上に表示させたりユーザーのオススメとして登場する広告のことです。
買い切り型広告とは、1日1社限定で表示できる枠に広告を設置できる方法です。
話題の検索」や「オススメトレンド」に表示されるため、多くの方の目につくでしょう。
3.Twitterキャンペーン
Twitterキャンペーンとは、「フォロー&RTをすると抽選で対象商品プレゼント!」のようなキャンペーンを開催する手法です。
フォローやRTをするだけで商品をもらえる手軽さがあり認知力を拡大できます。
さらに、フォローされることで、別のキャンペーンや定期的な商品・サービスの情報を届けられるため、ユーザーをファンにしやすくなっていきます。
4.インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、Twitterのフォロワー数が多い影響力があるアカウントに商品PRをお願いする手法です。
ここまで紹介したマーケティングより費用や手間がかかりますが効果は高いでしょう。
特に、美容やダイエットのような女性に人気の商品やサービスのPRが多いです。
気をつけなければいけないのがPR表記です。
PR表記がないまま宣伝をしてしまうとステルスマーケティングになります。
企業や商品の信頼が落ちて、最悪の場合には炎上騒動に発展するので気をつけましょう。
Twitterマーケティングの3つのメリット
ここからは、Twitterマーケティングのメリットを解説します。
Twitterマーケティングのメリットを知り、運用するアカウントに活かしていきましょう。
1.拡散力がある
Twitterマーケティングの魅力はツイートを拡散力できるRT機能です。
自分のフォロワーがツイートを見て、さらにRTが繰り返されることでどんどん拡散されていきます。
RTをされる方法としては、シェアしたくなる内容であることが重要です。
誰かに見せたくなるような面白さがあったり、共感されたりするツイートは伸びやすいでしょう。
2.無料で始められる
他のSNSもそうですが、Twitterは基本的に無料で始められるため、アカウントを開設するだけでマーケティングが実践できます。
広告費用があまりかけられない中小企業や、個人で商品やサービスを販売しているユーザーにとっては使用しない理由はないでしょう。
3.顧客のリアルな声が聞ける
Twitterは匿名でアカウントが作成できるため、ユーザーのリアルな声が聞けます。
いいねやRT数の反応で投稿したツイートに対してどう思っているのかがすぐに知れます。
また、Twitter上には検索機能があり、自社サービスや商品の名前を入れれば、ユーザーの感想や口コミがすぐに見れます!
マーケティングの参考になる情報が得られるでしょう。
Twitterマーケティングの注意点
ここからは、Twitterマーケティングの注意点を解説します。
気をつけるべき点を抑えて、安全に運用していきましょう。
1.炎上リスクが高い
Twitterは匿名性の高いSNSなので、本音を包み隠さず発言する人もいます。
そのため、商品やサービスに不満を持ったらその内容が発信される可能性もあるでしょう。
さらに、そのツイートがRTやいいねで拡散されるとあっという間に悪い情報が広まってしまいます。
2.成果が出るまで時間がかかる
どのSNSもそうですが、Twitterは成果が出るまでに時間がかかります。
最初の段階ではツイート数も少ないので、ユーザーからは「本当に信頼できるアカウントなのか」という目線で見られます。
そのため、長期的な視点に立ち、継続的に発信していく必要があるでしょう。
Twitterマーケティングの成功事例
ここからは、実際にTwitterマーケティングを実践して成功している企業を紹介します。
ぜひ、あなたのアカウントに取り入れてみてはいかがでしょうか。
1.株式会社石井マーク
株式会社石井マークは、産業標識やラベルの製作を行う中小企業です。
公式アカウントの運用がユニークで人気を集めています。
標識で使われるようなデザインの図解で日常で起こり得る危険やトラブルを発信しています。
現在のフォロワー数は約3万9千人ほどです(2022年5月現在)。
ユーザーにとって有益な情報を発信することで、フォロワーを増加させることができた成功事例です。
2.株式会社インターファーム
株式会社インターファームは東京都渋谷区に本社を置く「バイク比較.com」や「アップス」といったWebサイトのプラットフォームを作っている企業です。
株式会社インターファームはTwitter広告で成功をしています。
同社が運営する結婚情報サイト「marry(マリー)」にTwitter広告を導入したところ、約3ヶ月間でフォロワーが700人から3万人になり、Twitterからサイトへの流入数が40%アップしました。
ターゲットは20〜30代の女性で「いつかは結婚したい」「オシャレな結婚式をしたい」という潜在層に向けたアプローチをしたようです。
ターゲット層を「ディズニー好き」や「ドレスがすき」と分類し、ユーザーに見合った最新情報やお得情報を表示することで流入数を上げることに成功したのですね!
コンテンツの質も高く、デザインにもこだわったことで女性からの人気を獲得できたのでしょう。
3.コスプレイヤーえなこ×ジョージア
最後は、インフルエンサーマーケティングです。
コスプレイヤーのえなこさんとジョージアとのコラボです。
ガンダムとのコラボにちなんで、えなこさんがガンダムに出てくるセイラのコスプレをしたツイートを投稿。
思わず、クリックしたくなるマーケティングです。
えなこさんのコスプレがPRの商品と合っていて、さらに説明もシンプルで多くの方に届いたのではないでしょうか。
Twitterマーケティングでユーザーをファン化しましょう!
Twitterマーケティングの特徴やメリット・成功事例を解説しました。
Twitterマーケティングを実施するときのポイントは以下です。
- Twitterは拡散力のある発信に向いている
- 価値ある情報発信やキャンペーンを行ってユーザーをファン化していく
- 炎上リスクに気をつける
- 成果が出るまで時間がかかるため継続的に発信する
Twitterはリアルタイムでユーザーとつながれたり情報収集ができたりするSNSです。
特性を知り、ターゲットとする属性に届くような発信をすることフォロワーをファン化していけるでしょう。
今回の内容がTwitterマーケティングをしたい方の参考になれば幸いです。