Webデザインの職業訓練校はやめといた方がいいという人がいますが、本当にそうなのでしょうか?
実際にそのコースが自分に適しているのか、選考や定員の厳しさ、実効性のある技術や知識が身につくのか、不安になることもあるでしょう。
この記事では、Webデザインの職業訓練校がなぜやめとけと言われるのか、その理由や具体的なポイントについて詳しく解説します。
- 職業訓練からWebデザイナーはやめとけ?おすすめされない4つの理由
- 職業訓練でWebデザインを受講する4つのメリット
- 職業訓練でWebデザインを受講する5つのデメリット
- 職業訓練校からWebデザイナーを目指すのが向いている人の特徴4つ
- 職業訓練校からWebデザイナーを目指すのが向いていない人の特徴5つ
- 職業訓練のWebデザインコースで失敗しないためのポイント
- Webデザインの職業訓練の入学から卒業までの流れ
- Webデザイナーの年収相場
- Webデザインのスキルを活かせる主な就職先
- Webデザイナーを目指す方におすすめのスクール5選
- Webデザイナーに関するよくある質問
- どんなジャンルにも「やめとけ」という人は必ずいる!
職業訓練からWebデザイナーはやめとけ?おすすめされない4つの理由
職業訓練のWebデザインコースについてインターネットで調べていると、「やめとけ」というネガティブな評判を目にすることがあります。
一見すると不安になってしまうかもしれません。
しかし、これは必ずしも全員に当てはまるわけではありません。
ここでは、あえて「やめとけ」と言われる理由を4つ挙げ、実際のところどれくらいの影響があるのかを見ていきましょう。
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必ずしもWebデザイナーになれるとは限らない
職業訓練校のWebデザインコースを修了したからといって、必ずしも全ての受講者がWebデザイナーとして就職できるわけではありません。
むしろ、このコースを受講する方々の中には、未経験からのスタートが多く、競争が激しい業界で就職を勝ち取るのはそう簡単なことではありません。
そのため、「思ったより就職が難しかった」と感じる人も少なくありませんが、Webデザインのスキルは他の職業にも応用がきくため、多様な進路が考えられます。
授業のペースについていくのが大変
職業訓練校では限られた期間内に多くの内容を学ぶ必要があるため、授業のペースが速いことがネックになることがあります。
特に、パソコン操作やデザインに対して元々のスキルが少ない方にとっては、一回の授業で消化しきれないこともあるでしょう。
だからこそ、疑問点があればその都度講師に確認し、一つひとつの課題を確実にクリアしていく姿勢が求められます。
授業についていくための努力と覚悟が必要です。
最低限のスキルしか得られない
職業訓練校のWebデザインコースでは、基本的なスキルを学ぶことがメインです。
HTMLやCSSなどの基礎知識、簡単なSEO対策などを学ぶことはできますが、3~6か月という短期間で高度なスキルを習得するのは難しいです。
そのため、より専門的なスキルや資格を手に入れて即戦力として働きたいと思う場合には、職業訓練だけではなく、独学や他の専門スクールでの学習も考える必要があります。

自己学習の時間を確保することは不可欠です。
モチベーションの維持が難しい
職業訓練のWebデザインコースでは、受講者のモチベーションが高くない場合もあります。
例えば、失業保険の受給継続を目的として参加している人がいると、クラス全体の学習意欲に影響を与えることがあります。
そのため、意識の高い環境で自分自身を高めたい人にとっては、不満を感じることもあるでしょう。
モチベーションを維持するためには、自ら時間を有意義に使い、目標を持って取り組む姿勢が重要です。

職業訓練のWebデザインコースには確かに課題やリスクもありますが、それを踏まえてもしっかりと学び切ることで、自分にとって大きな力となるはずです。
安易に「やめとけ」と決めつける前に、まずは自身の目標や学習姿勢を確認してみましょう。
職業訓練でWebデザインを受講する4つのメリット
職業訓練校でWebデザインを学ぶことには、「やめとけ」と言われることがあるものの、実際には多くのメリットがあります。
ここでは、その中でも特に重要な4つのメリットについて解説します。
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お金をもらいながら勉強できる
職業訓練校での学びの最大の魅力の一つは、金銭面の補助があることです。
訓練自体は無料で受講でき、特定の条件を満たすと「失業保険」や「職業訓練受講給付金」などの補助金がもらえます。
失業保険と職業訓練受講給付金の違い
失業保険は、主に雇用保険を払っていた人が受けられるもので、給料の6〜7割程度が支給されます。
一方、職業訓練受講給付金は失業手当の対象外の求職者が対象で、月に10万円が支給されます。
どちらの制度も金銭面の支えとなり、経済的な不安なく学びに集中することができます。
就職に必要なサポートが無料で受けられる
職業訓練校では、Webデザインの技術を学ぶだけでなく、就職活動に必要な各種サポートも無料で受けられます。
このサポートは、学費を払って通う民間のWebデザインスクールにも引けを取りません。
具体的なサポート内容
具体的には
- 履歴書
- 職務経歴書の作成・添削
- キャリア相談
- 模擬面接
などが含まれます。
こうした手厚いサポートが受けられることで、就職活動をより有利に進めることが可能です。
実際にWebデザイナーとして成功した人たちの多くも、このようなサポートを大いに活用しています。
就職先の選択肢が広がる
職業訓練校でWebデザインを学ぶことにより、就職先の選択肢が広がります。
全くの未経験者であっても基礎がしっかりと身につくため、新たなキャリアの道が開けてくるのです。
新しいスキルが身につくからこそ 「学生時代にちょっとパソコンを触っただけ」「前職と全然違う分野だから不安」という人も安心です。
職業訓練校では基礎からしっかりと教えてくれるので、全くの未経験でも問題ありません。

そして、しっかりとした基礎が身につけば、それだけでも就職の際の大きなアピールポイントになります。
失業保険がすぐもらえる
職業訓練に通うことで、失業保険をすぐに受給することができる点も大きなメリットです。
通常であれば自己都合での退職の場合、3ヶ月の待機期間が必要ですが、職業訓練に通うことでこの待機期間がなくなります。
手続きも簡単で安心
さらに、職業訓練校が受給手続きを代行してくれるため、ハローワークに毎回通う手間が省けます。
また、訓練期間中は失業手当を長期間にわたって受け取れるので、この点でも非常に助かります。
こうした制度を上手に活用することで、安心して学びに集中することができるでしょう。
これらのメリットを活用すれば、職業訓練校での学びがより充実したものになることでしょう。
職業訓練でWebデザインを受講する5つのデメリット
職業訓練でWebデザインを学ぶことには確かにメリットがありますが、一方でデメリットも無視できません。
特に、「失業手当が長くもらえるから」といった理由で安易に受講を決めると、後悔する可能性があります。
以下に挙げる5つのデメリットをしっかりと把握し、受講を決める際の参考にしてください。
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就職までの期間が長くなりやすい
一般的に、職業訓練は3~4ヶ月かかります。
この間、失業手当は受け取れるものの、一人暮らしで親に頼れない場合、金銭的に厳しい状況に陥る可能性があります。
さらに、職業訓練で身につくスキルや実績は高レベルではないため、就職活動が終わるまでにさらに時間がかかることが多いです。

未経験者でも採用してくれる会社はあるので、すぐに就職活動を開始しつつ独学で知識を深めるのも一つの選択肢です。
職業訓練を受ける前にどちらが自分にとって最適かをよく考えてみてください。
Webデザイナー志願者が多い
近年、Webデザイナーになりたいと考える人は多く、職業訓練のWebデザインコースでも高い倍率が予想されます。
独学で知識を身につけた人やWebスクールに通った人、業界からの転職者など、ライバルがたくさんいます。
特にテレワークの普及に伴い、「在宅で働きたい」と考える人が増加しているため、競争が激化しています。
職業訓練を終えたからといって、必ずしもスムーズに就職できるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
就職先に好条件は期待できない可能性が高い
職業訓練のWebデザインコースで学べるスキルは基礎的なものであり、就職の際にはあまり高スキルと見なされません。
結果として、正社員でも月給が20万円程度、数ヶ月から半年の試用期間があり、その間給与が低いといった条件の求人が多いです。
正社員登用ありのアルバイトをする方がスキルも身につく場合もあります。
職業訓練を受ける前に、自分がどのような待遇を望んでいるのかをしっかり考えることが重要です。
基本的な理論や技術に重点を置いたカリキュラムになってしまいがち
職業訓練校では、幅広い世代や経歴の人が学ぶため、カリキュラムが基本的な理論や技術に重点を置かれていることが多いです。
そのため、数か月学んでも身につくのは全体の1~2割程度となってしまうこともあります。
また、実務的なスキルを養うためには現場での実践が大切です。
しかし、職業訓練校ではそういった機会が少なく、実務スキルの醸成が難しいのが現実です。

実際のプロジェクトに携わる経験が不足すると、就職活動の際に難航する可能性があります。
筆記・面接の事前試験を突破する必要がある
職業訓練でWebデザインを学ぶためには、まず筆記試験や面接といった事前試験を突破する必要があります。
特に人気の高いWebデザインコースでは倍率が3~4倍にもなるため、競争が激しいです。
筆記試験では、国語や数学、PC等のITリテラシーが問われることが多く、ある程度の対策が必要です。
志願者が多い分、試験準備もしっかりと行う必要があり、簡単に受講を開始できるわけではないことを理解しておきましょう。
以上のデメリットを考慮し、自分にとって本当に職業訓練でWebデザインを学ぶことが最適かどうかを再度検討することをおすすめします。
職業訓練校からWebデザイナーを目指すのが向いている人の特徴4つ
Webデザインを学ぶためには、いくつかの素養が求められます。職業訓練校で学ぶ際も同様です。
ここでは、職業訓練校からWebデザイナーを目指すのに向いている人の特徴を4つ紹介します。
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学習意欲がある人
Webデザインは常に新しい技術やトレンドが進化している分野です。
そのため、学習意欲が高い人が向いています。
新しい知識やスキルを積極的に取り入れ、自己成長を楽しむことができる方は、成果を出しやすいでしょう。
Webデザインの学習は日常的に時間を割く必要があるため、「勉強が好き」という気持ちが多少なりとも求められます。
また、学習意欲がある人は、トラブルや困難に直面してもそれを乗り越える力が強いです。
学んでいる途中で難しい部分に出会っても、探究心や好奇心で挑戦し続けられるでしょう。
Webデザインの世界では、このような向上心がきわめて重要です。
わからないところを積極的に質問できる人
職業訓練校の学習ペースは速いため、分からないことがあったらすぐに質問する姿勢が求められます。
自分ひとりで悩まず、講師や他の受講生に積極的に相談することが大切です。
質問を通じて得られる知識や理解は、独学では得られないことも多いため、大いに活用しましょう。
「質問するのが恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれませんが、それは全く不要です。

質問をすることで、自分の疑問を解決するだけでなく、同じ疑問を抱えていた他の受講生も助かる場合があります。
講師も質問に答えることを通じて、受講生の理解を深める手助けをしたいと考えていますので、遠慮なく聞いてみてくださいね。
事務職や広報職など広い視野で就職を考えている人
Webデザインのスキルは、デザイナー職だけでなく、幅広い職種で活かすことができます。
例えば
- 事務職
- 広報職
- マーケティング
など、多岐にわたる分野で重宝されます。
職業訓練校でWebデザインを学ぶことは、そうした多様なキャリアパスを見据える方に大いに役立つでしょう。
特に広報職では、Webサイトの管理やSNSでの発信、広告バナーの作成など、Webデザインのスキルが直接役立つ場面が多いです。
また、事務職でも、資料作成や社内報のデザインなど、ちょっとしたデザインスキルが重宝されることがあるため、他職種への応用が効くのも魅力です。
Webデザインを学ぶ目的意識が明確な人
Webデザインを学ぶ理由や目標が明確である人は、職業訓練のコースにおいても成果を出しやすいです。
明確なゴールが決まっていれば、学習のモチベーションが下がりにくく、困難に直面しても乗り越える力を持っています。
将来の夢や具体的なビジョンを持っている方は、その情熱が動力源となり、努力を惜しまずに学び続けることができるでしょう。
具体的な目標があると、自分がどのように進んでいくかという道筋がはっきりしてきます。
そのため、「何のためにこのスキルが必要なのか」を常に考えながら学ぶことができ、結果的に効率よくスキルを身につけることができます。

実現したい目標があるなら、周囲の意見に左右されず、自分の道を突き進んでくださいね。
職業訓練校からWebデザイナーを目指すのが向いていない人の特徴5つ
Webデザインの職業訓練は多くの人にとって有益な選択肢ですが、必ずしも全ての人に向いているわけではありません。
特に以下の5つの特徴を持つ人には、職業訓練校のWebデザイン講座はおすすめしません。
具体的に見ていきましょう。
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自分のペースで学びたい人
職業訓練校のカリキュラムは、決められたスケジュールに従って進行します。
そのため、自分のペースで学びたい人には不向きです。
例えば、働きながら学びたい人や育児をしながら学びたい人には、職業訓練校の一定期間の拘束が大きな障壁となるでしょう。
このような場合、独学や民間のWebデザインスクールなど時間に融通が利く方法が適しています。
自分のライフスタイルに合わせた学習環境を選ぶことで、より効果的にWebデザインを学べるでしょう。
明確な目標なくWebデザイナーを目指している人
Webデザインに憧れ、ただそのイメージだけで学び始めようとするのも危険です。
具体的な目標を持たずに始めると、途中で挫折してしまうことが多いです。
例えば 「Webデザイナーとして月収〇万円以上稼ぐ」 「半年以内に転職する」 など、具体的な目指すべき目標を設定しましょう。
これにより、学習過程での迷いや挫折を防ぎ、最後まで学び続ける動機になります。
具体性のある目標が大事です。
好条件の就職先を希望する人
職業訓練校では、基本的なWebデザインスキルを学ぶことができる一方、すぐに実際の高いレベルのプロとして働けるわけではありません。
もし、高収入や即戦力のスキルを求めているなら、独学や専門スクールでの高い技術習得や、すでに高い技術を持つ現場での実務経験が求められるでしょう。
実際の仕事に直結するスキルを身につけたいのであれば、職業訓練後も継続的な学習と経験が必要です。
継続力に自信がない人
Webデザインのスキルは一夜にして身に付くものではありません。
プログラミング言語の理解や、デザインの基礎を確実に身につけるためには、長期にわたる学習が必要です。
特に、職業訓練校は継続的な授業を通じてスキルを学ぶため、継続して努力できるかが重要です。
途中で学習に対する意志が弱いと、なかなかスキルを習得できず、結果として中途半端に終わってしまう可能性があります。

継続力に自信がない人は、別の道を検討するのが良いかもしれません。
PCが苦手な人
Webデザインの学習には、パソコン操作が前提となります。
職業訓練校に入るためには、パソコン基本操作ができることが求められる場合もあります。
そのため、パソコンに対して苦手意識があると、学び始める以前の問題となりがちです。
パソコン操作に不安がある場合は、まずはパソコン教室などで基礎的な操作を学んでからWebデザインの学習に取り組むと良いでしょう。
これによって、よりスムーズな学習が可能になります。
これらのポイントを踏まえて、自分に適した学習方法を選ぶことが大切です。
職業訓練校以外にも、自分に合った方法でWebデザインを学び、目指すキャリアを実現していきましょう。
職業訓練のWebデザインコースで失敗しないためのポイント
職業訓練のWebデザインコースでは、有意義な学びの時間を得るためにいくつかのポイントを押さえておきましょう。
まずは、具体的なカリキュラムや受講生の制作物を調べてみて、どのような内容を学ぶのかを理解することが重要です。
また、将来的な働き方や必要なスキルについても事前に把握しておくと、スムーズな学習が期待できます。
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どのような働き方をしたいのか目標を明確にする
再就職や転職を考える際には、自分がどのような働き方をしたいのかを深く考えてみましょう。
Webデザインのスキルは、在宅勤務やフリーランスとしての働き方にも適しています。
また、ユーザーやクライアントに寄り添ったサイトデザインや広告制作など、自分が成し遂げたいことを明確にすることで、目標がはっきりと見えてきます。
この目標を持つことで、学習に対するモチベーションを維持しやすくなりますよ。
Webデザインのスキルを活かせる仕事を下調べする
Webデザインを学んだ後、どのような仕事にスキルを活かせるのかを事前に調べることは非常に重要です。
Webデザイナーだけでなく、オフィスワークやマーケティング関連の職種にも応用が利きます。
卒業後の具体的な進路や、実際の求人情報を調査することで、自分の将来のビジョンがより具体的になります。

自分に合った仕事を見つけるための参考材料にもなるでしょう。
Webコースで学べる内容を把握する
Webデザインのコースでは、どのような内容が学べるのかをあらかじめ把握しておくことが成功の鍵です。
内容や使用するソフトウェア、受講生の制作物などを詳しく調べてみましょう。
Photoshop Illustrator などといったWeb制作ツールについて理解しておくことは必須です。
また、具体的なプロジェクトや課題の有無も確認すると良いでしょう。
どのような技術や知識が学べるのかを知れば、自分の目的に合ったコースを見つけやすくなりますよ。
職業訓練校に見学に行く 実際に職業訓練校に足を運び、見学することで、その雰囲気や設備を実際に確認することができます。
学校説明会や授業見学などのイベントがあれば積極的に参加してみてください。
実際に講師やスタッフと話してみることで、学校との相性や自分にとっての学びやすさを確かめることができます。
その結果、「ここでなら頑張れそう」と感じることができるかもしれませんね。
これらのポイントを押さえて、職業訓練のWebデザインコースを最大限に活用しましょう!
Webデザインの職業訓練の入学から卒業までの流れ
Webデザインの職業訓練は、入学後どのような流れになるのでしょうか。
ここで入学から卒業までの流れを見ていきましょう。
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職業訓練校1ヶ月目~:徹底した基礎教育
Webデザイナー向けの職業訓練校では、入校してからすぐにパソコンを触るようなことはありません。
初めの2週間ほどは
- 社会人としての基本的なマナー
- 履歴書
- 職務経歴書の書き方
などといった、就職に必要なスキルを徹底して学びます。
その後ようやくWeb関連の授業が始まりますが、その内容はまずWebの歴史や基本的な概念からになります。
社会人マナーと基礎教育
初めの2週間は、社会人としての基礎固めに専念します。
この段階を経ることで、単なる技術者ではなく、社会で通用する人材としての素地を作り上げることが目的です。
また、この時点でパソコンを使用することはほとんどなく、紙とペンを用いた授業が中心です。
職業訓練校2ヶ月目~:本格的なWebデザインの学び
2ヶ月目に入ると、ようやくWebデザインやコーディングなどの専門的な授業が始まります。
デザインに関しては参考書を使って自学自習の形を取りつつ、課題を通じて実践的なスキルを身につけていきます。
一方、コーディングは基礎の基礎から始め、先生の指導のもとで進められることが多いです。
ここでの学びが、後々の実践に向けた重要なステップとなります。
デザインとコーディングの基礎
デザインに関しては、まずは参考書を使って基本を学び、その後に課題を通じて実践します。 課題は徐々に難易度が上がるため、初心者にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
しかし、手を動かしながら学ぶことで、自然とスキルが身についていきます。
コーディングについては、HTMLやCSSの基礎を一から学ぶことが必要です。

独学で触れていた経験者を除いて、全くの初心者はこの段階で苦労することが多いです。
職業訓練校3ヶ月目~:実践を通じたスキルアップ
3ヶ月目になると、実際のクライアントからの依頼を受けて、グループでサイト制作に取り組む時間が多くなります。
この期間は卒業制作の一環として位置づけられ、クラスがいくつかのチームに分かれてサイトを制作します。
クライアントの要望をヒアリングし、サイトのコンセプトやデザインを考案する過程を経験することで、実践的なスキルが大いに向上します。
- クライアントありの実践的なサイト制作
- クライアントのヒアリングから始まり
- サイトコンセプト
- 方向性の設定
- ワイヤーフレームの作成
- デザイン案の提出
- 中間プレゼンテーション
上記のように続きます。
期間は約20日間で、この間にチームメンバーと協力して一つのサイトを完成させます。
写真整理やデザインの整合性を取る作業など、現場ならではの難しさを経験することで、大きな成長が見られます。
職業訓練校4ヶ月目~卒業:企業研修による実務経験
最後の1ヶ月は企業研修がメインとなります。
いくつかの企業から研修先を選べるものの、受け入れ人数には限りがあるため、必ずしも希望通りの場所に行けるわけではありません。
研修先では、実際の業務に携わることで、現場の雰囲気や仕事の流れを実感できます。
幸運にも充実した経験を積むことができる人がいる一方で、十分な業務を与えられない場合もあります。
企業研修の実際
企業研修では、選んだ研修先で一定期間、実際の業務を経験します。
作業が少ない場合もありますが、実際の企業で働く中で得られるものは多いです。
研修期間中は、職業訓練校で学んだスキルを実践に活かすチャンスであり、企業のリアルな業務フローを体感することができます。
こうした経験は、卒業後の就職活動やその後のキャリアに大きな影響を与えます。
これでWebデザインの職業訓練の流れが一通りわかるかと思いますが、それぞれのステップで得られる経験が、デザイナーとしての成長を大いに助けてくれます。
Webデザイナーの年収相場
Webデザイナーの働き方として
- 会社員
- フリーランス
上記の働き方が主に挙げられます。
それぞれの年収について、お話していきます。
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会社員Webデザイナーの年収
会社員として働くWebデザイナーの年収は、転職サイトDODAの情報によると約356万円です。
この職業は若い世代に人気があり、特に20〜30代が多く働いています。
具体的な年収分布を見てみると、以下のようになっています。
- 300万円未満:28.0%
- 300~400万円未満:40.4%
- 400~500万円未満:20.4%
- 500~600万円未満:6.1%
- 600~700万円未満:3.0%
- 700~800万円未満:0.8%
- 800~900万円未満:0.8%
- 900~1000万円未満:0.4%
- 1000万円以上:0.2%
見ての通り、会社員Webデザイナーの年収のボリュームゾーンは300〜400万円で、全体の40%ほどを占めています。
400万円未満の層が多いため、400万円以上を稼いでいる人はそれほど多くないと言えます。
年収が低めの理由
Webデザイナーは比較的新しい職業であり、主に若い世代が中心となっています。
そのため、経験が浅い若手が多く、初めは年収が低いこともしばしば。 しかし、30代や40代になるとキャリアアップが進み、徐々に年収が増えていくこともあります。
経験を積んでいくことで、将来的にはより高い収入を目指せる職業です。
フリーランスWebデザイナーの年収
フリーランスとして活動するWebデザイナーの年収についても見てみましょう。
フリーランス白書2018によれば、フリーランスWebデザイナーの平均年収は300〜400万円です。
フリーランスとして働いているWebデザイナーも、会社員とほぼ同じ年収であることがわかります。
これは、フリーランスの中でも稼いでいる人と、低単価の案件で働く人とで大きな差があるためです。
高いスキルや営業力、コネクションを持っていないと、フリーランスで高収入を得るのは難しいと言われています。
そのため、安定した収入を求めるなら、会社員として働く方が良いかもしれません。

もちろん、フリーランスとして成功すれば大きな収入を得られるチャンスもありますが、そのためには相応の努力と実力が必要になるでしょう。
Webデザインのスキルを活かせる主な就職先
Webデザインのスキルを活かす就職先は多岐にわたります。
- Web制作会社
- Web事業会社
- 広告代理店
- アプリ開発会社
など、多様な業界で活躍するチャンスがあります。
ここでは、主な就職先として5つの分野について詳しく見てみましょう。
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Web制作会社
Web制作会社は、クライアントの要望に応じたWebサイトを制作する専門の企業です。
Webデザイナーはここでビジュアルデザインやレイアウトを担当し、自社サイトのリニューアルやパンフレットのデザインも手掛けることがあります。
多くの企業と関わるため、経験を積みやすい環境です。
Web制作会社での業務内容
Web制作会社では、新規サイトのデザインや既存サイトの更新・追加コンテンツ作成を行います。
また、イベントサイトの制作など、多岐にわたる仕事があります。
プレッシャーを感じることもありますが、さまざまなプロジェクトに携わりスキルアップを目指せる魅力があります。
特にデザイン面での専門性を高めたい人にとっては理想的な環境です。
Web事業会社
Web事業会社では、Webサイトの制作だけでなく運用やマーケティングまで幅広く担当します。
小規模な会社では、少数のチームでWeb事業全般を管理することもあります。
この経験を通じてWeb全般に関する知識を深めることができます。
Web事業会社での業務内容
Web事業会社の業務は
- Webサイト・Webページの制作
- 画像・デザイン作成 CMS運用
など多岐にわたります。
その他にも、Web事業のサポート業務も含まれます。
デザインに加え、運用やマーケティングにも関わるため、将来的にWebディレクターとして活躍したい人にとっては魅力的な職場です。
さまざまなスキルを身につけたい人にはおすすめです。
Webデザインスクール
Webデザインスクールは、学んだ知識を活かし、初心者にWebデザインを教える仕事です。
基礎を教えることが中心なので、高度なスキルが必要とされません。
人との関わりを楽しむことができる職場です。
Webデザインスクールでの業務内容
Webデザインスクールでの業務は
- 受講生への講師業務
- 受講を検討している方への提案業務
- 教室や生徒の管理
などです。 教師としての経験がない人でも採用するスクールもあり、実績がなくても挑戦できる環境があります。

教えることで自分の理解も深まり、人に教えるのが好きな人に向いています。
広告代理店
広告代理店では、クライアントのために広告キャンペーンやブランディング活動を行います。
Webデザイナーは広告バナーやランディングページのデザインにも携わることができます。
クリエイティブな発想とデザインスキルを活かして、その分野で自らの個性を発揮するチャンスがあります。
広告代理店での業務内容
広告代理店の業務は多岐にわたりますが、Webデザイナーは主に
- 広告バナー
- ランディングページ
- SNS用コンテンツのデザイン
などを担当します。
クライアントのブランディングや広告キャンペーンをサポートし、クリエイティブな提案を行います。
広告効果の改善にも関与することがあるため、結果を求められるやりがいのある職場です。
アプリ開発会社
アプリ開発会社は、スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションのデザインを行います。
ユーザーの使いやすさを考慮したUI/UXデザインが求められます。
通信技術やデジタルデバイスの知識も活かせる仕事です。
アプリ開発会社での業務内容
アプリ開発会社では、アプリのUI/UXデザインを担当します。
ユーザーインターフェースの設計やユーザー体験の改善を行うため、デザインだけでなくユーザーの行動パターンを分析するスキルも求められます。
また、他のエンジニアやプログラマーと協力して作業を進めるので、チームで成果を出す楽しさも味わえます。

デジタルデバイスの知識も活かせる環境です。
Webデザイナーを目指す方におすすめのスクール5選
Webデザイナーを目指す方におすすめのスクールを5校ピックアップしました!
それぞれの特徴について、紹介していきます。
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デジハク:Webデザイナーのプロを目指せる

引用:デジハク
・Webデザインを仕事にすることに特化
・講師は採用通過率3%以下の現役フリーランス
・専属講師からの手厚いマンツーマンサポートがある
・サポート期間終了後もアフターサポートがあるから安心。
デジハクでは、Webデザインの基本から応用までを幅広く学べることで知られています。
特に初心者が無理なく学べる様に構築されたカリキュラムが魅力です。
実際のプロジェクトに即した練習を多く取り入れ、実務に強いデザイナーを育成しています。
授業はオンラインで行われ、忙しい人もスケジュールに合わせて学べる柔軟性があります。
また、業界の最新トレンドを取り入れた教材運用が、学びをさらに現場に近い形を再現してくれるでしょう。
デジハクPROコース:298,000円(税込)
デジハクPROコース:180日間
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DMM WEBCAMP Webデザインコース

画像引用:DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPのWebデザインコースでは、初心者でも安心して学べる環境が整っています。
週2回のメンタリングや24時間体制のチャットサポートを利用できるため、学びながら直面する疑問点をすぐに解消できます。
カリキュラムではWebサイトのデザインから実際のコーディングまでをカバーし、最終的には就職や転職に直結するポートフォリオを完成させることが目標です。
使用するアドビ製品などのツール習得も徹底しており、実務で求められる多岐にわたる技術を学べる点が大きな特徴です。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

引用:デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
・マンツーマンのサポートがある
・卒業後も永続的にサポートがある
デジタルハリウッドSTUDIOは、Webデザインに特化した教育プランが多くの受講生から評価されています。
特に、実際の案件を授業で扱うことで、生徒たちは現場で即戦力となるスキルを身につけることが可能です。
9個の様々なプロジェクトに取り組むことで、卒業時には充実したポートフォリオを持つことができ、これが就職・転職活動に大きなアドバンテージとなります。
また、マイナビワークスと連携した就職支援も強力です。
Webデザイナー専攻:517,000円(税込)
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インターネット・アカデミー

引用:INTERNET ACADEMY
・7日間の無料体験から始められる
・マンツーマンの授業が受けられる
・受講生/卒業生限定の求人がある
この学校は、Web制作会社が運営を手掛けることから、現場の即戦力となるための教育が徹底されています。
受講料のコスパも魅力の一つで、約5,500円/月の分割払いも可能です。
講師は現役のWebデザイナーが担当しており、技術だけでなく、人脈や業界知識を広げるためのセミナーや交流会も頻繁に開催されています。
Webデザイナー入門コース:367,400円(税込)
Webデザイナー総合コース:760,760円(税込)
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ヒューマンアカデミー

引用:ヒューマンアカデミー
・現役クリエイターが添削して就転職時やコンペで有利に学んだことをポートフォリオにアウトプットできる
・受講前から就職後まで専任カウンセラーがサポート
ヒューマンアカデミーは名古屋駅から徒歩3分の場所に校舎を構えており、授業を受けられるだけではなく、コワーキングスペースも利用し放題なWebデザインスクールです。
現役クリエイターからの就転職時に有利になるポートフォリオ添削があり、サポートを受けながら就転職を行うことができます。
就職後まで選任のカウンセラーサポートがついているため、安心して転職や就職までサポートしてもらいたい方におすすめなスクールです。
Webデザイナー総合コース:817,718円(税込)
入学金:55,000円(税込)
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Webデザイナーに関するよくある質問
Webデザイナーに関するよくある質問について、一つ一つお答えしていきます。
人気の高い都市部のコースでは5倍以上になる場合もあります。
スキルアップ次第でキャリアの幅を広げやすい職種です。
年齢よりも学ぶ意欲やスキル習得への姿勢が重視されます。
地域ごとの訓練校一覧や募集案内も掲示されています。
どんなジャンルにも「やめとけ」という人は必ずいる!
WEBデザインの職業訓練校についてのメリットとデメリットについて見てきましたが、人によっては自分が期待するような進度や内容と異なる場合もあります。
また、カリキュラムが限られているため、最先端の技術やトレンドについていくのが難しいこともあるでしょう。
そのためWebデザインスクールを活用することで、より実践的なスキルを身につけられます。
結局のところ、何を重視するかによって適切な選択は変わります。
WEBデザインの職業訓練校が向いているかどうかを判断するには、自分の目標や学び方、現在のスキルレベルをよく考えることが大切です。
さまざまな選択肢を吟味した上で、自分に最も合った学びの方法を見つけてください!
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