この記事でわかること
- Photoshopができること
- 動画編集でPhotoshopを活かす方法
動画編集を始めていくなかで、Photoshopという編集ソフトを聞いたことがあるのではないでしょうか。
でも、「名前を聞いたことはあるけど何ができるのか今ひとつわからない」と思っている人もいますよね。
そこで今回の記事では、Photoshopができることを、動画編集スクールを運営する弊社が解説していきます。
この記事を最後まで読めば、動画編集でPhotoshopをどのように活かすのかまでわかるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
Photoshopとは
Photoshopとは、Adobe社が提供している写真加工や合成を目的とした動画編集ソフト。
写真の修正やWeb素材の作成が得意です。
- クリエイター
- フォトグラファー
などの方に利用されています。
では、Photoshopにはどんなことができるのか、具体的に解説していきますね。
Photoshopができること
不要なものを消せる
Photoshopには、画面上の汚れや傷などの不要なものを消せます。
消した部分は違和感のない自然な仕上がりです。
バッチツールという機能を使えば、消したい対象物の範囲を広く取ることができます。
ラベルに貼ってあるシールのようなものでも簡単に消せることも。
「ちょっと写り込んでしまったものを消したい」という場合も、対象物を塗りつぶして消すことも可能です。
この手法は雑誌やTV広告に多く使用されています。
選択した画像を増やせる
コピースタンプという機能を使えば、画像内の物体を増やすことができます。
例えば、「写真の中のアメを一個増やしたい」と思ったらアメを一つ選択して、コピーをすれば増やすことが可能です。
アメのような小さい物体の複製だけではなく、大きな対象物の複製もできます。
コピースタンプツールの「調整あり」にチェックが入っていたら、図形や空の写真のような広範囲の複製ができます。
選択した画像を移動できる
画像を移動することもPhotoshopにはできます。
操作方法も簡単で、移動したい部分を選択してドラッグするだけです。
移動元も移動先も写真には塗りつぶし機能が働き、不自然に残ることはありません。
写真内の一部をちょっと動かして補正したいときなどに便利です。
画像にぼかしを入れる
画像にぼかしを入れることもできます。
ぼかす範囲も選択することが可能です。
ぼかしたい写真を選択すると4つの詳細な設定ができます。
- 虹彩
- チルト
- パスのぼかし
- スピンぼかし
複数のぼかしを組み合わせることも可能です。
使用例としては、「背景にぼかしを入れるて一眼レフで撮ったようなおしゃれな写真にしたい」と思ったら、ぼかし機能で加工すると良いでしょう。
画像を変形させる
元画像をさまざまな形に変形することもPhotoshopにはできます。
ジグザグにしたり球面にしたり波紋のような形にしたりすることが可能です。
遠近法の切り抜きツールを使用すると、斜めから撮影した写真を正面で撮ったようにも変形します。
写真を切り抜きながら、角度の調整までできてしまうので、多少写真の写りが歪んでしまっても安心です。
広角レンズなどで写真を撮ると被写体が歪んでしまうということがありますよね。そんなときには便利な機能です。
画像を描画する
前もって設定されている模様を描画することができます。
- 炎
- ピクチャーフレーム
- 木
- 雲模様
- 逆光
- 照明効果
このような加工ができます。
取り込んだ写真に逆光を当てたような演出をしたり、照明で光を当てたような写真も作れます。
イラストを描ける
Illustratorと同様にペンタブレットを使用すればイラストが描けます。
Illustratorとの違いは、画像を拡大・縮小したときです。
Photoshopはラスター系ソフトといって、小さな点で描画していくので拡大・縮小したときに画像がぼやけてしまいます。
Illustratorは、ベクトル系ソフトなので、図形で描画するのでぼやけません。
この点は使い分けていく方が良いですね。
Illustratorについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【解説】Illustratorって何ができるの?動画編集での具体的な活かし方とは
写真を重ねて合成できる
複数枚の写真を合成して作る「コラージュ画像」もPhotoshopでは可能です。
例えば撮った写真に、Photoshopの中の「墨絵」という加工をすれば、スケッチブックで書いたような写真加工になります。
また、ある程度の技術は必要なのですが、多重露光という写真の合成もできます。
多重露光とは、複数枚の写真を重ねることで幻想的な写真を作れる手法です。
写真の上に文字を載せることもできて、一味違ったロゴのデザインにも役立ちますね。
調整に慣れれば面白い画像も作れてしまいます。
レンズの補正
カメラのレンズごとにある湾曲さやボケ、周辺の光の落ち具合もPhotoshopでは自動で補正してくれます。
プロのフォトグラファーの方でも利用されている理由の一つでしょう。
美しい写真を撮りたい方はPhotoshopで加工すると、一段と綺麗な写真が完成します。
動画編集でPhotoshopをどのように活かすのか
ここまでは、Photoshopができることについて解説してきました。
ここからは、動画編集でPhotoshopをどのように活かしていくかを解説していきます。
目を引くサムネイル作成ができる
Photoshopは画像を加工したり合成したりすることが得意です。
サムネイルに使用したい写真や画像を加工することで、YouTubeにあるようなインパクトのあるサムネイルを作成できます。
また、Photoshopを使えるようになると、動画編集のお仕事を受けたときにも有利です。
編集作業だけではなく、サムネイル作成も巻き取れるので単価アップにもつながっていきます。
Photoshopを使用して動画のファーストインパクトを高めていきましょう
最後にまとめます。
- Photoshopができること
不要なものを消せる
選択した画像を増やせる
選択した画像を移動できる
画像にぼかしを入れる
画像を変形させられる
画像を描画する
写真を重ねて合成ができる
撮影の歪みを補正
レンズの補正 - Photoshopが使えるとYouTubeにあるようなサムネイル作成ができる
サムネイルは動画制作のいわば顔になる部分です。
Photoshopを使用してかっこいいサムネイル作成を目指してみてください。