この記事でわかること
- マーケティングとWebマーケティングの違いは?
- Webマーケティングとは?
- Webマーケティングにはどんな種類があるの?
- Webマーケティングに関するよくある質問
- マーケティングとWebマーケティングの違い
- Webマーケティングの特徴
- Webマーケティングの種類
この記事の目次
マーケティングとは
「マーケティング協会」によると、マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動であるといわれています(参考:マーケティングの定義|マーケティング協会) 広い意味では、商品の販売活動を通して社会全体を良くしていくのがマーケティングだと定義されています。 しかし、実際は「自然と売れる仕組みをつくる」という少し狭い意味で解説されるのが一般的です。 例えば、マーケティングでは、4Pと呼ばれるフレームワークをよく使用します。- Product(製品)
- Price(価格)
- Place(流通)
- Promotion(販売促進)
Webマーケティングとは?
次に、Webマーケティングについて解説します。 Webマーケティングは、YouTubeやTwitter・InstagramといったSNSやブログ・Web広告をを使用して行うマーケティングのことです。 Webマーケティングでは以下のような施策が講じられます。- フォロワーを伸ばす方法
- クリックされやすいワードを考える
- 最もユーザーが訪れる時間に記事を投稿する
デジハク編集長
そのため、すべての工程がインターネットで完結します。
Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
ときどき、Webマーケティングとデジタルマーケティングが混同して語られていますが、両者の意味は違います。 デジタルマーケティングは、Web上に限らずデジタル技術を使用したマーケティングです。 私たちのスマートフォンにある行動履歴や、ECサイトを利用した際の販売履歴のデータを使用したり、そのデータを元にメールサービスを利用したりして顧客にアプローチします。 一方、WebマーケティングはSNSでの告知や、ブログ・ネット広告といったWeb上の技術を使用した宣伝がメイン。デジハク編集長
つまり、デジタルマーケティングという大きな取り組みの中に、Webマーケティングが存在しているのです。
Webマーケティングの特徴
ここまでは、マーケティングの違いや特徴を解説しました。 ここからは、Webマーケティングの特徴を解説します。 具体的には以下の通りです。- ターゲティングしやすい
- AIが優秀
- 新規参入でも売れやすい
1.ターゲティングしやすい
Webマーケティングは届けたい顧客層にアプローチするのが得意です。 なぜなら、膨大なデータを持っているからです。 例えば、Facebookは実名の他にもあらゆる情報が登録されています。- 年齢
- 性別
- 職業
2.AIが優秀
Webマーケティングの広告は以下のような場所に出稿されます。- YouTube
3.新規参入でも売れやすい
Webマーケティングは、ユーザーのビッグデータを活用するので、ターゲットになりそうな潜在層に広告を届けられます。 そのため、市場に新規参入したばかりの知名度の低い商品やサービスでも売れやすいのです。 もちろん売れやすくなるような目を引くデザイン性の高い広告や、心をうばうライティングが必要になってきます。4.低コストで運用できる
Webマーケティングで利用する広告やツールは低コストで運用できます。- 【ブログ・ホームページを開設する時に必要なもの】 ・サーバー代→年間数万円 ・ドメイン代→年間数千円
Webマーケティングの種類
ここからは、Webマーケティングで使用される主な広告を解説します。 大きく分けて4種類あります。- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
- 動画媒体広告
1.リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告ともいわれていて、GoogleやYahooでキーワードを検索した時に出てくる広告のことです。 あなたが検索したキーワードに紐づいて出現します。 例えば、「動画編集 スクール」と検索すると、検索画面の上や下に表示されます。 広告の数は内容によって変わり、3〜5個の時もあれば、10個ほど出てくることも。 検索すると表示されるため、なじみのある広告ではないでしょうか。2.ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、潜在ニーズによって表示される広告です。 例えば、「動画編集 方法」のような検索をするとします。 するとAIが、「この人は動画編集に興味があるのではないか」と判断して、動画編集スクールの広告が勝手にWebサイトに表示されるのがディスプレイ広告の特徴です。デジハク編集長
メッセージやデザインのインパクトが強いため、思わずクリックしたくなる広告になっています。
3.SNS広告
InstagramやFacebookといったSNSに流れる広告をSNS広告といいます。 SNS広告は、ターゲティング精度が高く低コストなため、多くの企業が導入しています。 掲載する媒体によってユーザー属性が変わるので、競合企業の動きなどをチェックして出稿するのが良いでしょう。4.動画媒体広告
最近流行りである動画媒体広告。 動画市場は今後も増加傾向にあるので、ますます参入する企業が増えるでしょう。 YouTubeやTikTokを再生したときに数秒間表示されています。デジハク編集長
短い再生時間でいかに顧客にメッセージを届けるかが重要です。
ユーザーによって広告は変わる
Webマーケティングで使用される広告の内容を解説しました。 ここからは、広告を届ける顧客を解説します。 顧客は以下3つの層に分けられます。- 顕在層
- 潜在層
- 非認知層
顕在層へアプローチする場合
顕在層とは、商品やサービスに興味関心が高く、知識がある顧客です。 商品知識があるため、比較検討をしている段階。 いわゆる見込み客といわれています。 リスティング広告は顕在層に向いているでしょう。 「動画編集 スクール」で検索した顧客に対して、動画編集スクールの広告を出稿できるからです。デジハク編集長
よって、検索結果に基づいて表示できるリスティング広告は顕在層に向いています。
潜在層へアプローチする場合
特定の商品やサービスのジャンルに関心はありますが、具体的な商品名は知らない人達のことを潜在層といいます。 動画編集スクールがあるのはわかるけど、どんなスクールがあるかはわからない状態です。 潜在層には、リスティング広告以外の広告が有効です。 Web上のビッグデータを活用して、潜在的に求めている顧客に広告を表示できるからです。非認知層へアプローチする場合
非認知層とは、商品やサービスへの関心や知識が薄い人達です。 「動画編集を始めようかな?」「そもそも副業をするには何がいいのかな?」と考えているので、具体的な商品やサービスを提示しても購入してくれる可能性は低いです。 非認知層にメッセージを届けるには、「会社にしばられない自由な生活に憧れませんか?」というような抽象的な発信になっていきます。デジハク編集長
今持っている願望や欲求に気づいてもらい、具体的な商品やサービスを届けるのが重要です。
Webマーケティングに関するよくある質問
Webマーケティングの特徴や種類について、お話してきました。 ここからは、実際にWebマーケティングを始める時に疑問に思うことに対して、お答えしていきます。Webマーケティング初心者におすすめな勉強方法は独学?
Webマーケティングは独学でも学ぶことができます。 Webマーケティングの勉強法として- 独学で体系的に勉強する(書籍や動画)
- Webマーケティングスクールで勉強する
- マーケティング会社に勤めて学ぶ
- ブログやSNSを立ち上げて実践してみる
デジハク編集長
独学では学ぶことの難しい「営業スキル」や「経験者からの助言」を受けられるため、スキルアップもしていけるでしょう。
未経験でもWebマーケティングの営業スキルは身に付く?
未経験でも営業スキルを身に付けることはできます。 Webマーケティングの営業では、クライアントにWebサイトやメディアの立ち上げについて提案をするなどのやり取りが必要になります。 営業スキルは経験することで身に付くため、実践をしていくことが重要になります。 しかし、営業が上手くいかないとなることもあるでしょう。 そんな時に頼れる存在が欲しい方は「サポートしてくれる体制があるスクール」を受講していると安心してサポートしてもらうことができます。Webマーケティングに必要な資格はある?
Webマーケティングに特別必要な資格もありません。 持っておくと便利な資格は下記のものです。- Webアナリスト検定
- ITパスポート検定
- ネットマーケティング検定
- Google広告認定資格
- マーケティング・ビジネス実務検定
- ウェブ解析士認定
- 統計検定
WebデザイナーにWebマーケティングは必須?理由や必要な知識を解説!
マーケティングとWebマーケティングの違いを知り実践していきましょう
マーケティングとWebマーケティングの違いや、実践的な内容を解説しました。 今回のポイントは以下です。- マーケティングとは自然と売れる仕組みをつくること
- Webマーケティングとは、SNSやネット広告を活用して施策を講じ、売れる仕組みを考える
- WebマーケティングはAIやビッグデータを活用できるため、たかい効果が期待できる
- Webマーケティングでは、主に4種類の広告が使用される
- 顕在層・潜在層・非認知層に分けられ、それぞれ広告のアプローチが変わる