この記事でわかること
- 動画編集初心者が身につけるスキル
- 動画編集が上手くなる練習方法
- どんなジャンルを練習に選べばいいか
- 動画編集の練習でよくある質問について
動画編集初心者の方は、まず編集スキルを身につけてから本格的に始めたいと考えている方がいるかと思います。
でも何をどのように練習すればいいのかわからないですよね。
そこで本記事では、動画編集初心者の人におすすめのスキルや練習方法を解説します。
動画編集に必要なツールも知れてすぐに始められるだけでなく、案件を受けたい方や稼げる動画編集者になりたいと考えている方は参考にしてみてください。
運営者情報
・動画編集のオンラインスクール「デジハク」を運営
・2021年12月「オンラインスクール比較ナビ-SKILL NAVI」でオススメ動画編集スクール第1位を獲得
・2021年の卒業生アンケートでサポート満足率94%を獲得
初心者が身につけるべき動画編集スキル
これから動画編集を始める方が身につけるべきスキルは以下のとおりです。
- カット編集
- テロップ入力
- BGM・効果音の挿入
- 色調補正
- エフェクト
それぞれの特徴を説明していきます。
カット編集
カット編集とは、動画素材の不要な部分を切ったりつなげたりしていく作業です。
カット編集することで視聴者にとって不要な情報を少なくし、観やすい動画を作ることができます。
シンプルな作業ですがカットのつながりが不自然だと観づらくなってしまうので、重要な工程です。
また、カットするときは動画を始めから確認しなくてはいけないので、時間がかかります。
ショートカットキーを活用して作業効率を高めていきましょう。
ショートカットキーについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
テロップ入力
テロップ入力とは、動画内にタイトルや字幕といった文字情報を入力する作業です。
テロップを入力することで視聴者に内容を理解しやすくしたり、飽きたりしないような演出ができます。
テロップの種類もいくつかあり、フォントの色や大きさを選んで動画の雰囲気に合わせると完成度がグッと上がります。
最近では何かをしながら動画を観ている人が増えているので、テロップ入力は必須スキルです。
BGM・効果音の挿入
BGMや効果音の挿入は、動画のイメージや演出を高めてくれる力があります。
音声が大きかったり小さかったりすると、視聴者にとっては観づらい動画になってしまいます。
とくにナレーションや声を別で収録する際には重ねる音源が増えるので、バランス調整は気をつけましょう。
BGMや効果音は素材サイトからダウンロードして使います。
素材サイトについては、後で解説していきます。
色調補正
色調補正とは動画のイメージに合った色合いに編集する作業のことです。
動画を撮影した場所によっては暗かったり明るすぎたりすることがあるので、彩度や色合いを変更する必要があります。
エフェクト
変化や強調をしたいシーンにはエフェクトを挿入するのが効果的です。
エフェクトはたくさん種類があるので動画編集を始めたばかりの方であれば、トランジションを使用するのがオススメです。
トランジションとは、動画と動画の間で画面が回転したり右から左に流れたりして場面転換をすることを指します。
場面が変化することで、視聴者が飽きずに動画を楽しんでもらえるので効果的です。
トランジションの使い方は以下の記事で解説しています。
動画編集が上手くなる練習方法とは?効果的な方法5選!
動画編集を練習するための効果的な方法を5つ解説します。
- 自己紹介動画を作る
- ポートフォリオ動画を作る
- 素材を使用して練習する
- YouTubeチャンネルを開設
- 動画編集の案件を受ける
それぞれ具体的に説明していきましょう。
自己紹介動画を作る
自己紹介動画とはクライアントに仕事を依頼するときに、動画編集者として「何ができるのか」を解説する動画のことです。
自己紹介動画に掲載する情報は以下のとおりです。
- 名前(本名でなくても可)
- 持っているスキル
- 使用している編集ソフト
- 仕事依頼用の連絡先
自己紹介動画は営業をするうえで必要になるので、練習も含めて始めに作るのをオススメします。
ポートフォリオ動画を作成する
ポートフォリオ動画は、過去に制作した動画を紹介する作品集のようなものです。
今までどのような作品を作ってきたかをクライアントに見せるためにもポートフォリオ動画は必要です。
クライアントが選考の基準にするのは、ポートフォリオのクオリティだからです。
ポートフォリオがあれば実績がない場合でも「こんな作品が作れます」というアピールできます。
練習や営業のためにもポートフォリオ動画を作ることは大切です。
素材を使用して練習する
すでに完成されている素材動画を活用するのもいい練習方法です。
素材とは、イメージ動画や広告といった目的で使用するために撮影された動画のことです。
風景や人物などさまざまな動画があります。
簡単に高画質・高品質な動画が手に入るだけでなく、撮影する手間も省けるので編集を練習したい人にはおすすめです。
YouTubeチャンネルを開設
自分自身でYouTubeチャンネルを開設して、動画編集を練習するのもいいでしょう。
編集スキルだけでなく、撮影方法やサムネイルの作り方なども同時に学ぶことができます。
好きなYouTuberをまねて動画を作ることで、インパクトのあるタイトルやかっこいい編集方法が勉強できます。
編集方法からYouTubeの使用方法も覚えたい方にはオススメです。
動画編集の案件を受ける
一気にスキルを伸ばしたい方は、動画編集の案件を実際に受けてみてください。
案件を受けると今以上の実力が求められ、自分自身で調べながら作業していかなくてはいけません。
大変かもしれませんが、成長スピードは早いでしょう。
しかし仕事である以上、途中で投げ出したり中途半端な動画を提出したりすることは許されません。
クライアントから低評価されてしまうと、今後の受注にも影響するので気をつけましょう。
動画編集の練習に必要なツール2選
動画編集を練習するには、必要なツールがあります。
主に以下の2つです。
- 動画編集ソフト
- 素材サイト
ぜひ以下の2点を準備してから動画編集の練習を始めてみてください。
動画編集ソフト
動画編集ソフトを導入しましょう。
無料か有料かで悩まれる方もいるかもしれませんが、おすすめは有料版のソフトです。
ほとんどの案件では、有料の動画編集ソフトが使われているからです。
「いきなり有料のソフトはちょっと怖い」と考えている方は、無料期間もあるのでご安心してください。
無料期間で練習して、続けられると感じたら契約するのがおすすめです。
仕事ではなくプライベート使用を考えているのであれば、無料の動画編集ソフトでも問題ありません。
動画編集ソフトについては、過去に執筆した以下の記事を参考にしてみてください。
素材サイト
編集に使用する素材サイトも準備してください。
素材サイトには動画や音声が別々になっていることがありますが、ここでは総合的に使用できるサイトを紹介します。
Mikit
MixKitは、動画素材だけでなく音楽や画像も手に入る素材サイト。
映像編集を目的として作られているので、使いやすい素材が多くあります。
カテゴリ分けされており、素材が探しやすくてオススメです。
Adobe Stock
Adobe Stockは、Adobeが提供している写真や素材テンプレートが集まっています。
プロ級の写真や動画素材・3D素材を提供していています。
10点までは無料で使用できますが、それ以上は有料会員登録が必要です。
Motion Elements
Motion Elementsは世界中の動画素材を購入できるサイトです。
映像加工を得意とするAfter Effectsという編集ソフトで使用できる素材もそろえています。
有料ですが、一部無料の素材もあるのでぜひご利用してみてください。
会員登録と年会費が必要です。
envato elements(エンバトエレメンツ)
envato elements(エンバトエレメンツ)は、動画素材だけではなく、BGMも探せる海外の素材サイト。
英語表記で年会費もかかるので、ある程度動画制作に慣れてきたら検討してみるのがオススメです。
動画編集の練習に最適な題材の決め方!
「どんな練習を作って練習すればいいの?」と思われている方がいるでしょう。
初心者の方にはジャンル選びで悩まれる方がいます。
そこで、題材の決め方を解説します。
ポイントは以下です。
- 誰にも負けない趣味や特技
- 過去の経験を発信
- 日常でもやっていること
それぞれ具体的にみていきましょう。
誰にも負けない趣味や特技
誰にも負けない趣味や特技がある方は、その内容をYouTubeに投稿してみましょう。
- バイクが好き→ツーリングをしている動画を投稿
- 筋トレに詳しい→筋トレの方法やダイエットするための食事を紹介
自分自身が愛しているジャンルだからこそ、ネタ切れに困らずに楽しく続けられます。
新しく何かを買ってレビューするような動画はお金もかかるので、練習動画にはあまりおすすめできませんが、趣味であれば後で楽しんで使えるので問題ないでしょう。
過去の経験を発信
以下のような自分の経験談から話せるジャンルもオススメです。
- コンプレックス
- 失敗談
自分自身の辛かったときのことを話すのは大変かもしれませんが、同じような悩みを抱えている人にとっては有益な情報です。
過去の悩みなどを発信することに抵抗がない方は、ぜひ選んでみてください。
日常でもやっていること
普段の生活でも取り組んでいることを動画の練習材料にするのもいいでしょう。
たとえば以下のような内容です。
- 料理をしている動画
- ペットと過ごしている動画
- お酒を飲んでいる動画
あなたが日常で何気なくやっていることを撮影すれば、ネタ探しに困りません。
動画編集の学習方法
動画編集の学習方法を見直すことで、再度スキルを身に付けたり、確認をすることができるでしょう。
動画編集の練習方法として、独学以外にもあります。
- 動画編集スクール
- 独学
一つ一つのメリット、デメリットを見ていきましょう。
動画編集スクール
動画編集スクールでは動画編集のプロがスキルについての学習や実際にアウトプットした際の添削まで行ってくれます。
【メリット】
- 短時間で効率良く知識と技術を身に付けることができる
- 知識だけでなく、同じ志を持った仲間も増える
- サポート体制が充実している
【デメリット】
- お金がかかる
- 自分のペースで行えない場合もある
動画編集スクールも多くありますが、どれも料金がかかるものになっています。
しかし、お金がかかってもメリットが大きいため、動画編集スクールを使用することがおすすめです!
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自分のペースで行えるもの、期間がどの程度設けられているか確認し、自分に合ったものを見つけてみてくださいね!
独学
現代はネットで多くの情報を得ることができるため、独学でスキルを身に付けることも可能です。
【メリット】
- お金がかからない
- 何度も視聴したり、自分のペースで学べる
【デメリット】
- 分からないことをすぐに聞ける環境ではない
- 確実に必要なスキルかどうか区別が難しい
- 思いのほか時間がかかる
YouTube、本などでスキルを身に付けることはできますが、「ここが重要!」という部分も自分で見つけなければいけません。
学習時間が予想以上にかかってしまう場合もあるかもしれません。
動画編集の練習でよくある質問
動画編集に関する質問に答えていきます。
動画編集の初心者にありがちなミスは?
動画編集をする上で初心者が起こしがちなミスを挙げていきます。
- 手ぶれがひど
- カットのバリエーションが少ない
- カメラの設定
- フォントや色の使い方
- 音楽・音声の調節
これらはスキルを身に付けていく中で、注意していく必要がありますね。
詳細に関しては下記からチェックしてみてください!
無料の動画編集の素材サイトはある?
無料の動画編集の素材サイトはあります。
- pixabay
- NHKクリエイティブ・ライブラリー
- Pexels
- Motion Elements
- Distill
無料素材から有料素材まで扱っているものもあります。
また、制限なしでのダウンロード可能サイトが多いですが「毎週決まったダウンロード数なら無料」というサイトもあるため、事前に確認しましょう。
動画編集を練習して副業や独立に生かそう
動画編集ではじめに学ぶスキルや練習方法を解説しました。
今回解説した方法で動画編集を練習すれば、動画編集者として副収入を得たり独立したりできるので、ぜひお試しください。
この記事でわかること
- 動画編集の基礎スキルを磨く
- 自己紹介動画や素材を使用して動画編集の練習をする
- 練習するジャンルを決める
- 無料の動画編集の素材サイトでも事前に確認して使用しよう